タグ「新特産シリーズ」が付けられているもの

農文協の新特産シリーズの一冊で,シソとよく似たエゴマの栽培に特化した本.一部は,『現代農業』に掲載されていた記事っぽい.

 エゴマ
畑に直まきなら一アールあたり50ml等の規模で栽培方法が紹介してあることから,都市部の家庭菜園でほんの少し作ってみたいという人向きではないかもしれない.

しかし,種子を収穫した後,脱穀,搾油,エゴマ料理まで載っており,その辺りに関心がある人にはとても参考になりそう.脱穀車や搾油器の作り方まで載っていた.ちなみに,エゴマは水に浮く種子の方が良いとのこと.

話が脱線するが,p.100のエゴマランプをみて,同じ形のオイルランプを思わず買ってしまった.植物油を燃やすランプは暗いだろうけど,いざというときには役に立ちそうな気もするし.

なお,エゴマはシソと交雑するけど,種子の大きさは全然違って,エゴマの方がかなり大きい.

第1章 エゴマ栽培の魅力
第2章 野育ちの強さ、エゴマの特性
第3章 エゴマ栽培の実際
第4章 油を搾る
第5章 調理・加工の工夫と販売
第6章 各地で広がるエゴマ─栽培実例

|

イチジク
新特産シリーズの一つ.
初版が1996年なので,最近出回っているイチジクの品種については記載がない.桝井ドーフィン,ホワイトゼノア,蓬莱柿,カドタなどは登場する.耐寒性が強いのはホワイトゼノアとか.イチジクなんて果実の大きさに違いがある程度だと思っていたのだけど,品種によって意外に性質が違うようだ.

剪定の仕方,挿し木や接ぎ木の方法,熟期促進処理の方法,病害虫とその対策,施設栽培等については一通り載っている.

この本は栽培農家向けなのだろうけど,イチジク自体はなかなか丈夫で育てやすいし,完熟果実を楽しめるという点でも家庭栽培するのに良いと思う.

ジャムやシロップ漬け,乾燥イチジクの作り方も載っていたが,干しイチジクは一般家庭ではちょっと難しいかもしれない.

|

マンゴー
マンゴーは育てていないけれど,農文協の新特産シリーズを集めているので.
中身は営利栽培をする農家向け.

しかし,マンゴー栽培をしている農家の○○さんみたいな写真を載せられても,一つも嬉しくないのだけど.そんなものを載せるぐらいなら,マンゴーの生育途中の様子や病害虫の写真を一枚でも増やして貰った方がよっぽど役に立つような気がする.

第1章 マンゴーの魅力-食べる愉しみ、つくる楽しみ:
独特の果実のおいしさ,宅配システム使って有利販売,輸入の動向とこれからの栽培

第2章 マンゴーとは?:
栽培の来歴,多彩な特徴をもつ果実,生育の特性と栽培ポイント

第3章 品種の特性と生かし方:
系統と品種,代表的な品種と選び方のポイント

第4章 導入までの準備、園地づくり:
施設の準備,適地の選択と圃場整備

第5章 マンゴー栽培の実際:
苗木の準備,植付けの実際,初結実までの若木の管理,一年間の管理,病害虫の防除と生理障害,品種更新、改植は思い切って早めにやる,ポット栽培の実際,農家の経営事例

第6章 マンゴーの料理、利用法:
おいしい食べ方, マンゴーのいろいろな調理法

|

 ユズ 
新特産シリーズの一つで一冊丸ごとユズ栽培の本.栽培から加工・利用までとも書いてある.

柚子は柑橘類の中では耐寒性があり,岩手県や秋田県でも栽培可能らしい.気温がやや低めの場所で栽培する方がきれいな黄色いユズになるとのこと.

接ぎ木の方法や苗木の植え付け,剪定や枝の誘引,摘花など,成木になるまでの管理,病害虫についての記載がある.

関東地方では庭に植えて放置していてもそれなりに実がなるユズだが,営利栽培をしている農家などでは,相当いろいろな工夫をしている模様だ.

ハウス栽培の方法や,冷房保存の方法,着色促進の方法まで載っている.やはり10月ごろの黄色いユズは着色促進をしたのかな.

最後にユズの利用方法が色々紹介してあった.
たとえば,ユズ味噌,ユズジャム,ゆびしょ,ゆねり,ユズジュース,ゆずでんぶ,ゆべしなど,保存食や飲み物,お菓子などの作り方の他に,ユズを使った美容・健康法,ゆず湯の作り方,野菜などの変色防止,掃除への利用等々が載っていた.

他の作物の本だと,料理の仕方しか載っていないことが多いが,ユズはそれ以外の利用方法まで紹介してあるのが面白い.

|

 ヤマユリ
新特産シリーズのひとつ.球根の増殖と花の楽しみ方、自生地復元とも書いてある.
昔はその辺の山でも見かけたヤマユリだが,最近は全く見ることが出来なくなった.この本は一冊丸ごと,そのヤマユリの栽培と増殖について書いてある.

日差しが強すぎるのは良くないようだ.乾燥も過湿もよくないらしい.確かに,下草が生えている場所や,夏は木陰になるような場所でヤマユリの花を見かけるような気がする.

三分の一強のページを割いて,種子や球根などからヤマユリを増やす方法が説明してある.特に,種子の温度処理法で地上発芽を早める方法は,種子からヤマユリを増やすスピードアップが図れて良いかも.

ほんの数ページだけだが,一応,ヤマユリの食べ方も載っていて,ヤマユリおこわ,ヤマユリきんとん,ヤマユリ羊羹の作り方が説明してあった.もっとも,もったいなくてとても食べる気になれないだろうけど.

園芸店で売られているヤマユリの球根は比較的高いので,暫くの間は観賞用の球根出荷も有用かもしれない.

|

 キンカン
キンカンの栽培方法に関する専門書.
もっとも,金柑は庭に植えたまま放っておいてもそれなりに収穫できるので,自家消費用のキンカン栽培で,この本に書いてあるようなことを実践しようと思うかは微妙なところだ.

ちょっと驚いたのが,摘果剤や着果促進剤などが使われることもあるという点.キンカンは自然栽培に任せた栽培か,せいぜい温室に入れるぐらいだと思っていたのだが,営利栽培をする人達は色々工夫しているらしい.

後ろの方に,キンカンの利用方法ということで,砂糖漬け,シロップ煮(甘露煮),マーマレード,ゼリーなどの作り方が簡単に紹介してある.


楽天内で新特産シリーズを探す

|

タイトルどおり,こんにゃくいもの育て方が載っている.新特産シリーズ を集めているのでついつい買ってしまったけれど,多分実際にはこんにゃく栽培をすることはないだろうけど.

 コンニャク

というのも,一般にこんにゃくいもはあまり売っていないし,仮に収穫したとしても,実際にコンニャクを作る作業は相当大変なのは分かっているので.まあ,もっとも一緒に作ってみませんか?手作り用こんにゃく粉 とかいう具合にコンニャク作りキットも売られているようだけど.

蒟蒻芋は4年ぐらい育てると花がつくらしい.写真で見る限りなかなかインパクトのある花だった.

|

 新特産シリーズダチョウ導入と経営・飼い方・利用
実際にダチョウを飼う人はあまりいないだろうけれど...
条件さえ整えば,ダチョウも飼うことができるのだなぁと感心.
意外に丈夫な鳥らしい.

楽天内で新特産シリーズを探す

|

 アボカド
アボガドではなくてアボカド.それにしても,アボカドのようなあまり栽培する人がいなさそうな植物の本が出るとは...

熱帯果樹というイメージがあるけれど,柑橘類が栽培できる場所ならば,品種を選べば露地栽培が可能とのことだった.
とはいうものの,柑橘類にもいろいろあるのだけれど...ユズが栽培可能な場所だと寒すぎて枯れてしまうかも.レモンが営利栽培可能な気候ならばいけるかも.

一応,鉢植えでも栽培可能とのこと.もっとも本の著者は80リットルサイズの鉢に植えていたけれど.

ちなみにスーパーでよく売られているアボカドはハスという品種で,耐寒性はイマイチとのこと.中の種子を植えても関東地方で路地栽培は厳しい可能性が大きそう.

耐寒性が強い品種はベーコンなどで氷点下4度ぐらいまでは耐えられるらしい.

アボカドを植えたい人のために,種子の入手方法も載っていた(国内で栽培している農家から果実を買えばよい).アボカドの食べ頃などについても若干紹介してあった.

楽天内で新特産シリーズを探す

|
1

最近の読んだ本の紹介はインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。