行動科学で3倍の成果を上げる方法とも書いてあった.確かに学習心理学の授業で習ったことがいろいろ登場.
ただし,書店で現物を見ていたら買わなかったレベル.文字数が少なくてスカスカな本なので1時間もあれば余裕で読み終わる.立ち読みでも十分な気がしたというか立ち読みしなくてもいいかも.
中身は,帯にも書いてあるが要するに,ピンポイント把握(成果に直結しているかどうかに基づいて,重要なことと不要なことを見分ける不要なものは除外する),ビジュアル化・言語化(なすべき行動を明確化,具体化する),ピンポイント行動の計測(成果に直結しているか,頻度は適切か),強化(行動できたら丸印等)の4つのプロセスがポイントらしい.
行動分析学での『行動』とは具体性の原則に4つに基づいて定義される.「測定できる」「観察できる」「信頼性がある」「明確である」らしい(一部書き換えたけど).
机の中が整理された状態をビジュアル化というのは良さそう(どこに何を入れるのかイラストや写真で表現).ゴミ箱の場所にバツ印を書いておくというのも職場が整理されて良さそうかも.特にモノがあっちに移動されたりこっちに移動されたりしがちな場合は.
あとは,時間割を作るとか一定期間使わなかった物は捨てるとか,名刺やファイルの管理のやり方,メールは読んだらすぐに整理等がさらっと載っていたが,この辺は他の整理術系の本にはしばしば書いてあるような内容だった.