2008年8月アーカイブ

マンガウォーレン・バフェット

パンローリング社から出ていたマンガ ウォーレン・バフェットに解説等を加筆したものだと書いてある.どこが加筆された部分か確認はしていないが,漫画の合間に適宜解説が挟まっていて分かりやすくなっている.

この漫画のバフェットのキャラは何だか好感が持てて好きだ(現物は知らないけど,まあ実際に良い人らしい).お金持ちだけれどもお金に執着する感じではないし,あくどいことはしない人みたいだし.

漫画の途中途中にバフェットの成功ルールが書いてあるけど,これも何か,なるほどと納得できる内容.

読後がさわやかな感じだった.

| | 漫画・コミック ,  資産運用

マンガジム・ロジャーズ

真っ黄色なベンツで婚約者と一緒に世界一周をした話を漫画化したものらしい.
最初の方のページに旅行経路を示した世界地図が載っているけど,本当にぐるっと世界一周している.

純粋に旅行ものとしても楽しめる.
それとやはり外国の状況は直接行って確かめてみないと分からないものだなぁという気がした.
官僚主義やら賄賂なんかで駄目っぽい国はあちこちにあるのだなぁとも.

日本でライスを頼んだ話は笑った.

後ろの方に短く,ジム・ロジャーズからみた各国の情勢についてまとめてある.


 FXシステムトレード年率200%儲ける投資術
200%などと書いてあるタイトルも,真っ黄色な表紙もなんだか怪しいけど,よく見るとイラストのお兄さんが肩にインコを乗せているので購入(笑).

中身は想像以上にまとも.

著者が試したモデル(というか,たとえばゴールデンクロス,デッドクロス)を指標にするとどうなるかというものや,Excelの関数の例まで丁寧に載っている.

データを入手してExcelの関数を少し使えれば,結構いろいろなことができるらしい.

FX(外国為替保証金)取引の経験はあるが,システムトレードの経験はない人向けにやさしく書かれた本といったところなので,そういった人にはおおよそお勧めできるように思われる.



| | 資産運用

 トレーディングエッジ入門
副題は利益を増やしてドローダウンを減らす方法.著者は利益を増やしてエッジを最大にする方法を世界中のトレーダーに教えている人らしい.

エッジというのは統計的な優位性のことらしい(有意の変換ミスではない).

システムトレーダー向けか?
あるルールに沿ってトレードしたときの勝率やリスクなども算出できないといけないのだなぁ.とはいっても,トレード戦略の期待利益ってどうやって計算したらよいのかよく分からないし.

あとは適度に運動するとか書いてあった.

ただまぁ,本の厚さと値段の高さの割には,文字が大きくて中がスカスカな印象.わざわざこんなに分厚くする必要は全然ないような.

英語をカタカナに直したものをそのまま訳語として使ってしまっているので,意味が分かりにくいところがある.

「ペイアウトサイクル」「ペイバックサイクル」っていうのは要するに調子の良いときと悪いときがあるということ?


最低利益目標=(100-勝率)/勝率 で,これにリスクを掛ければ,損益がトントンになる利益がいくらなのか分かるようだ(P.70.表現のおかしさはこの際無視).

本の例だと,勝率45%で100ドルのリスクを取るなら,122.2ドルがリスクに見合った利益ということになり,この手前で利食いをするのは良くないということだが,これは他の本にも書いてあったなぁ.


| | 資産運用

副題は「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術.

フォーカス・リーディングというタイトルといい,「1冊10分」というフレーズといい,また怪しい速読術の本が出たかと思ったが,思ったほどは怪しくはなかった.

フォーカス・リーディング

時間を設定し,目的をはっきりさせ,状況認識をせよということらしい.
あとは姿勢を正しくとか,丹田呼吸とか,目の動かし方とかだった.眼の動かし方は実際にやってみると結構大変.力が入っているということなのだろうけど...あと,瞬きの回数が減ってしまうようで,涙が出てしまった.却って目が疲れるかも.

読書の時間を天引きしておこうとか,アウトプットにも投資対効果をとか,複数回読み重ねようとかいうことも書いてあった.

既に比較的まっとうな読書法の本を持っているならば,改めて買う必要はないかもしれないが,
まあ極端に悪くはなさそうといった印象.ただまあ,何回も読み返す価値があるかといえば微妙なところ.

P.53,最近の本がスカスカな気がするのは気のせいではないようだ.1ページあたりの文字数が小学校中学年向けの本と変わらないらしい.うーん,次から次へと本がやたらと出版されるなあと思っていたが,スカスカ本の大洪水か...

理論編
第1講 あなたがはまりがちな"読書のワナ"
「要領のいい読書」と「勘違い系の読書」とは?
本を読むと思考力が衰える?
わかったつもりが成長のジャマをする
たくさん読むから悪くなる
オススメ本には安易に手を出すな!
「がんばって読もう」と思うと本は頭に入らない

第2講 読書に何を求めるのかをはっきりさせる
読書の目的を明確にする
リターンを最大化する読み方を考える
リターンは二系統を意識しよう
TPOを踏まえた読書を目指せ!

鍛錬編
第1講 速読は体育会系のノリで身につける
反復練習なしに速読術は身につかない
目と意識とフォーカスをコントロールする
達人へと至る三つのステージ
体育会系メソッド五つの原則

第2講 「体」を極める
本は立って読め,さもなくば正座だ!
呼吸を感じ続ける
目は前に,心は後ろに
「見る」を極める
フォーカスを変えよう
「読めた」「読めなかった」の間をつかむ
文字はやわらかく包みこめ

第3講 「技」を極める
理解度をシフトしよう
トップダウンでつなごう
擬似的な速読で感覚を磨こう
スキミングとスキャニングを駆使しよう

第4講 「心」を極める
「速さ」の価値を高めよう
2つの△を書いてみよう
TPOで攻略しよう
アンテナと受け皿を育てよう
「1冊10分を完成させよう

実践編 最終講義 フォーカスの力を最大限引き出す読書術

戦略的に"積ん読"しよう
「その先」を見極めよう
重ね読みで「体」を磨こう
無駄なメモは取るな,線と付箋で十分だ
名文の筆者で言葉を磨こう
耳からの読書で言葉をインストールしよう
成長志向で読書を楽しもう

| | 能力開発・自己啓発

マンションのベランダでミツバチを飼う訳にはいかないのは当然だろう(あまり刺さないとはいえやはり蜂だし,ミツバチの糞でその辺が黄色くなるらしい)が,住宅密集地でなければ庭でミツバチが飼えるということらしい.

カラー写真が豊富で,大まかなことを把握するのには良いかもしれない.養蜂ビギナーズセットや養蜂用語がまとめてあるのも良い.

 庭で飼うはじめてのみつばち

養蜂体験が出来る場所,ミツバチやはちみつの博物館,養蜂キットの販売店,養蜂講座,はちみつの直販店などの情報もまとめて載っている.

ただ,
ミツバチ―飼育・生産の実際と蜜源植物 (新特産シリーズ) 角田 公次
日本ミツバチ―在来種養蜂の実際 (新特産シリーズ) 藤原 誠太
ニホンミツバチの飼育法と生態 吉田 忠晴


あたりを読んだ後では,ミツバチの生態や性質,具体的な作業等の情報については,かなり物足りない水準.おそらく,この本の情報だけでは実際にミツバチを飼うことは難しいのではないだろうか?

その意味で,ミツバチやはちみつに興味がある人が読んで,さらに関心を持つきっかけになる一冊ではあるといえるかもしれない.


| | 生物

このアーカイブについて

このページには、2008年8月に書かれた読んだ本の紹介が新しい順に公開されています。

前の読んだ本の紹介は2008年6月です。

次の読んだ本の紹介は2008年9月です。

最近の読んだ本の紹介はインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。