2006年9月アーカイブ

納豆やみそ,ベーコン,かまぼこ,バター,etc.の手作り食品としては定番なものの作り方が載っている.かまぼこはあまり一般的ではないか.

面白いのは,それだけではなく,砂糖,塩,醤油,みりん,ライスペーパー,するめ,鰹節などの作り方も載っている点.さすがに砂糖や塩は手作りしようとはなかなか思わないだろう.

作り方はイラストを添えて簡潔に書いてあるので,やや物足りないと思う人もいるかと思うが,個人的には,こんなものも作れるんだというのが分かったというだけでも買って良かったと思っている.

 とことんおいしい自家製生活。

ちなみに,この著者のWebサイトには,これらの他にも色々な食品の作り方が載っている.

 自家製がうまい

あじの干物,サンマのみりん干し,かまぼこ,さつまあげ,からすみ,ハム,スモークサーモンなどから,みそ,豆腐,そば,うどん,梅干し,キムチなどの作り方が載っている.

比較的詳しく載っているものとそうでないものとがあり,詳しく載っていないものに関してはこの本だけで作れるかちょっと自信がない.

 味噌・漬物・ベーコン作りに挑戦! 自分ブランドの味を極める

定年前から始める男の自由時間シリーズの一つ.

男性達がぬか漬け,イカの塩辛,魚の干物,梅干し,味噌,しょう油,ベーコン,豆腐を作っている(+チーズ).

大部分がカラーで,作っている様子も写真入りで解説してあるので読みやすいし,作成手順もわかりやすいと思う.

各所のうんちく講座も参考になるかも.

 決定版!漬物

一冊丸ごと漬け物についての本なのだけど,これはすごい.タイトルにびっくりマークがついているだけのことはあるかも.

梅干しだけで5種類のレシピが載っていてQ&Aも読み応えがある.

らっきょう漬けやぬか漬けなどその他の漬物についても比較的詳しく載っており,写真も豊富.

このボリュームで1500円というのはかなりお買い得感がある.

干し野菜のすすめ 干し野菜のすすめ

タイトル通り,野菜を干すことと,干し野菜を使った料理について書いてある.個人的には取れすぎた野菜を乾燥させて長期保存させる方法について書いてあるかと思って買ったのだけど,そうではなかった.どちらかといえば,野菜を短時間干して割とすぐに使ってしまうという感じだ.それでも,野菜をこういう風に使うとは考えたことがなかったのでちょっと新鮮だった.

実際に試してみると,冷蔵庫の中で古くなって干からびた野菜と似たようなものができあがる.しかし野菜を少し干すことによって,うまみが濃縮されたり,汁が出過ぎなくなったり,調理時間が短縮されたりというメリットがあるようだ.

野菜を切って干すのは意外に手間がかかるので,自分の場合は結局あまりやらなくなっている.

 「クック膳」の感動レシピ

電子レンジで煮魚などを作れる調理器具のクック膳とセットで買ったのだけど,まあ買って良かったと思っている.

というのも,クック膳付属のクッキングレシピ集は基本的な料理が載ってはいるけれど,物足りなかったので.それに,この本を読んでクック膳の使い方を理解することができたというのもある(付属の説明書では使い方が今ひとつ分からなかった).

ただ,本をぱっと開いたときに「これ,美味しそう.作ってみたい!」と感じる料理はあまりないかも.それと,お菓子類のレシピはあまり載っていないので,お菓子作りにクック膳を使いたい方にはあまり向かないと思われる.

「自家製酵母」のパン教室 「自家製酵母」のパン教室

最初の10ページほどが自家製酵母の作り方の紹介になっている.レーズンを使った酵母エキスの作成と酵母起こし,レーズン以外の材料(イチゴ,ヨーグルト,酒粕,リンゴ,洋なし)での発酵エキスの作り方などがカラー写真で解説してある.ちょっと難しそうだけど試してみたいかもと思った.

残りの100ページほどはパンの作り方の紹介で,レシピや作り方のポイントが載っている.リュスティック,カンパーニュ,パン・ド・ミ(食パンみたいなもの),ポモドーロ,パン・ド・セーグル(ライ麦パン),ベーグル,クロワッサン,バゲットなどの項に分かれている.なかなか美味しそうだ.

ただ,本の形が横長なので,本棚から突き出て結構邪魔になっている.

自然流ハム・ソーセージ・燻製

60数ページほどの薄い本だが,その半分弱を割いて,カラー写真でハムの作り方を解説している.それも,肉の解体や整形から,肉をセロファンでくるむ方法,紐のかけ方まで載っているのだから,ある意味でちょっとすごいと思う.

ちなみに目次が33ページにある.

その後ろは,色々なソーセージや燻製品の作り方が紹介してあるが,ハムの作り方ほどには詳しくはない.むしろさらっと触れている程度といったほうが正確かも.

 新・食べるな、危険!

肉,魚,パン,果物etc.色々な食品の危険性について書いてある.

果物やら小麦粉やら多くのものが農薬等で汚染されているようなので怖いなぁとは思った.

食べてもいいよというものを生産しているメーカーなどの紹介も載っている.

危険なものを作っているとして名前を挙げられた企業等の反論の方も是非聞いてみたいのだが,そういった情報がほとんど出てこないのはどうしたことだろう?

 使うな、危険!

掃除機などの家電,抗菌グッズ,シャンプー,洗剤,除湿剤,太陽光発電etc.色々なものの危険性や環境負荷について書いてある.

確かにその通りだと思われる部分と,(自分の持っている知識と照らし合わせて)ちょっと違うのでは?と思われる部分があるので,全面的に信じることはできないが,まあいろんな危険性があるのだなというぐらいに考えておくのがよさそうだと思った.

危ない食品たべてませんか 危ない食品たべてませんか

副題,カラダへの影響は?安全な「選び方」「食べ方」は?

色々な食品の危険性とその対処方法が書いてある. より具体的には『○○が含まれているから危険』,『○○なら良い○○』,『安心な食べ方』などが載っている.

新・食べるな、危険!と類似の系統といった感じかな.おすすめ商品などは載っていないという点では,より商売臭さがないけれど.

確かに,食品添加物や残留農薬などには不安を感じるし,対処方法は知りたい所ではある.しかし,素人なのでよく分からないが,納得いきかねる部分が多いような印象だった.『○○なのは良い土壌で育った野菜』などと書いてあるが,野菜をほぼ無農薬で育てている経験からすると,良い土壌ってなに?という疑問も湧いてくる.

また,○○が危険な理由と,対処方法の適切さの理由の説明がされていないか,不十分であるように感じる.『どういう理由で』という部分が抜け落ちている,もしくは納得出来ないように思われるのだ.というわけで,本当に内容をそのまま信じて良いのかどうか判断がつかなかった.

なお,輸入小麦で作ったパンの残留農薬に関しては心配しなくて良いという立場とのことだ.計測した上で検出されなかったからまあ安心しても良さそうだということではない.農薬は『小麦の中身にまではしみこんでいません』とのこと.(浸透性の農薬をかけたとしても,小麦の中身にまではしみこまないのだろうか?)

そもそも,しみこんでいないとか,『残留農薬』では無かったとしても,小麦に『農薬』が添加(若しくは混入)しているようであれば,やはり安心できないしイヤなんだけど...


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