心理学の最近のブログ記事

アルコール・タバコ・火器および爆発物取締局(ATF)に勤め,FBIの講師をしている捜査官が紹介する,ボディランゲージ読解法(「心の読み方」と「操り方」)という感じ.
相手の心を読むのに要する時間はたった7秒,マスターすべきステップはたった7つだそうだ.そして,上司や恋人の行動を自分の思う方向へ誘導できるとのこと.

小学生の頃に読んだ,多湖輝の読心術系かな?(新しい方は知らないが)

面白いとは思ったけど,中途半端に使うとかえって相手の怒りを買いそうな気もする.あと,日本人のボディランゲージとアメリカ人のボディランゲージは若干違うような気もした.試しにフッキングしていたら,おなかが痛いのか心配されたし(姿勢が悪かったのかもしれないが,少なくともこの本に書いてあるようには見えないみたいだ).

FBI式人の心を操る技術

FBI式人の心を操る技術

価格:777円(税込、送料別)

章立てと,簡単な中身はこんな感じ.

イントロダクション FBIのノウハウが、あなたを劇的に変える!
準備編 まずは「仕草の効果」を知ろう
1 相手の「素」の状態を知る
 普段と違った行動に注目
 頭,肩,膝,つま先
 信頼関係を築く7つのこつ
2 ヘソの心理的効果をマスター
 へその向き
 クリントンの握手
3 下半身を意識しよう
 イチジクの葉
 ポケットと手
4 好きな側から攻める
 右側と左側のどちらに人がいるのが好きか
5 支配的な仕草を使いこなす
 自分の体に触る
 手を腰に
 指先をくっつけて顔の前
 手のひらを下向き
 中指を見せる
6 「真実の表情」を読み取る
 危険な微表情(犯罪者の歓喜,電光石火の怒り,見つけづらい嫌悪,殺人者の軽蔑)
 顔を触る
 無表情
7 「質問と沈黙」で支配する
 何故?ではなく,何?どう?
 質問-待機-質問(QWQ)
ステップのまとめ 新しい自分へ
おわりに ガルシアを探して


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けいざい心理学! けいざい心理学!

人間の経済活動と心理面での要因の関連性などの軽い読み物.TverskyやKahneman(ノーベル経済学賞をもらった人ね)あたりを読んだことがある人や,社会心理学をちょっと囓ったことがある人には珍しくもなんともないお話が多いと思われる.はっきり言って内容が薄いと感じた.

ハードカバーで1200円だったのだけど,本文はすかすかで,一ページ丸ごと使った挿絵も多く,新書で十分だったのでは?という感じ.

それでも,商品などに対する嗜好に関する日本と外国との差異,関東と関西での差異,厚生労働省官僚からの電話(シンクタンクが出した結果に対するものp.91),意思疎通のための螺旋階段などは面白いかもしれない(ただし,内容が薄いのはここも同じ).

用語解説の部分は軽妙な書き方だったりする(良いかどうかは話が別).

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