2011年11月アーカイブ

これもアフガン編みの基礎本.残念ながら新品はもう売っておらず,自分もアマゾンのマーケットプレイスで入手をした.


タイトル通り,マフラーとベストの編み方が紹介してある.作品数は少なく,プレーン編み,裏編み,鹿の子編み,透かし編みのマフラーとベストが4種類というか3種類(プレーンアフガン編みのV衿とラウンドネック,ストライプと長編み引き上げ編みのもの)だけ.

作品数は少なくても,作品を作るプロセスが順を追って比較的細かく解説してあるのがとても良い.ベストの場合は左右の減目,左右の増し目,肩下がり,さらに前身頃の裾の中央部分が尖ったデザインの場合の編み方から,肩や脇のはぎ,縁編みの方法,ボタンの付け方までちゃんと載っている.

なので,この本一冊でアフガン編みの基本的なベストの作り方は何とかマスターできそうな気がする.基礎を押さえて自信をつけたら,広瀬光治氏の大人のニット アフガン編みに進むというのが良さそうな気がした.

タイトル通り,アフガン編みのいろいろなパターンが紹介してある本.基本的に,見開きに4種類ずつ,アフガン編みの編み地とその編み図がひたすら載っている.配色模様は編み図の方も色が変えてあるので見やすいと思う.

詳細な編み方は載っていないので,編み図を見て何とか出来る人向けだとは思う(編み図の段ごとにどちらから編むのか矢印で表記してあるが,同じ方向の矢印が連続しているものなどはダブルフックアフガン針で編むということなのだろうか?).

それでも,スワッチはカラフルだし,アフガン編みでこんなにいろいろなパターンが編めるのかと思いながら眺めるだけで結構楽しい.

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編み目記号とその編み方のうち,基本的なものは一応p.60~65に載っている(大きなイラストで説明してあるのでわかりやすいとは思う).ただし,くさり編みの仕方は載っているけど,最初の拾い目の仕方は載っていないという感じなので,アフガン編みが全く初めての人は別の入門書を買った方が良いと思う.あとは,作品の編み図が欲しいという人も,別の本の方が良いと思う.

間違った裏編みのやり方はp.61に載っている.

内容:
配色模様
透かし模様
地模様
立体的な模様
リバーシブル模様
編み目記号とその編み方

広瀬光治氏のアフガン編みの本.ジャケットやベストなど,(自分にとっては大物と感じられる)作品の作り方が紹介してある.デザインは全体としてミセス向きのような気がするが,アフガン編みで小物を作るのに飽きたら挑戦してみたいけど,バッグ,帽子,ストール以外はベストやジャケットなど編むのが大変そうな印象のものが多い.

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針の持ち方や糸を手にかけるやり方などはイラストで解説してある.編み目記号と編み方も基本的なもの(鎖編み,表編み,戻り編み,裏編み,メリヤス編み,掛け目,ねじり編み,長編み,中長編み,玉編み,すべり目,交差編み,目通し編み,チェーンペトゥール編み,3目の編み出し増し目,2目一度,戻り2目一度,3目一度,戻り3目一度,引き抜き編み,戻り編みの目から拾う)は後ろの方に載っている.

作品を仕上げる上で必要になる,左右の減目,肩下がり,袖ぐり,肩はぎ,すくいとじのやり方は『花とボッブルのカーディガン』を例に説明してある.これ以外にも各作品を作る際のポイントは比較的たくさんの写真を使って説明してあるけど,全体の手順が細かく載っているわけではないので,編み図を見てセーターを編んだことがない人には結構大変そうな気がする.

アフガン編みはボッテリとした厚手の編み地のものが出来るという印象があるけど,模様編みのやり方によってはずいぶん繊細な作品ができるんだなぁと感心した.一続きの説明が後ろではなく前のページにあったりするのでちょっと戸惑った.

内容:
新鮮!アフガン編み(シェル模様のフレア・ニット、マニッシュ感覚のプルオーバー、軽やかロングベスト、ロマンティック・ジャケット)
アフガン編みは楽しい(フェミニンなプルオーバー、切り替えが新鮮!Uネックベスト、ストレートライン・ボレロ、Yネックのシンプルジャケット、花とボッブルのカーディガン、ヘアリーなシンプル・プル、シャネル風定番ジャケット、タックスリーブのブラウス、大人のストール、エレガント・ハット、モコモコバッグ)

基本的なアフガン編みの方法の他に、ルームシューズ、ベレー帽、マット&バスケット、鍋つかみ、ネックウォーマー、靴下、ハンドウォーマー、バッグ、チェアカバーとチェアマット、などの小物の作り方を中心に紹介してある。ただ、個人的には作ってみたいと思える作品は取りあえずなかった。

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正直に言うと図も説明文もあまり分かりやすい感じがしないので、初めて買う一冊としては別の本を薦めたい。しかし、2冊目に買う本としてオススメかというと微妙。日本語の他に英語でも説明文が書いてあるので、日本語はあまり分からない人向けなのだろうか?

それと、どうもこの人の表記の仕方にはなかなか慣れることができない。戻り目(戻り編み)のことをまとめ編みと表記している(個人的にはやはり違和感.用語は業界内で統一して欲しいものだ)。鹿の子編みとか長編みは普通だけど。というわけで、書店で現物を見ていたら多分買わなかった一冊。

その他の編み方としては一目ゴム編み、すじ編み、ツイル編み、クロス編み(交差編み)など。

内容:
シングルフックの基本編み
ダブルフックの基本編み(輪編み)
両面編み
1目ゴム編み、かのこ編み
長編み、すじ編み
ツイル編み、クロス編み
How to Make


アフガン編みの表編み、戻り編み、裏編み、メリヤス編み、ねじり編み、二目一度などの基本的な編み方は紹介してある(戻り編み目の鎖をそっくり拾う編み方はむしろ編みと表記している)。分かりやすさはまずまずだと思うけど、個人的にはアフガン編み(ヴォーグ基礎シリーズ)の方が好みだ。

作品も若干紹介してあるが、コースター、箱と巾着、帽子、リストウォーマー、針刺し、ルームシューズ、あずま袋のような形の袋などの小物ばかり。

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扱っているのが小物ばかりなので、増し目、とじ、はぎ等は載っているが、ボタンホールや棒針を使った縁編みなどセーターやカーディガンを編むときに使いそうな技法は載っていなかったと思う。

あと、ダブルフックアフガン針(両端がかぎ針になっていて、リストウォーマーのような輪状の作品が簡単にできる)を使った編み方も紹介してある。これはアフガン編み(ヴォーグ基礎シリーズ)には載っていなかったと思う。

アフガン針と糸の組み合わせに関しては、アフガン編み(ヴォーグ基礎シリーズ)とほとんど同じ内容のことがp.45に載っている。

内容:
アフガン編みってなに?
アフガン編みの基礎知識
編み地ちがいのコースター4種
アフガン編みをマスターしよう!プレーンアフガンのコースターをつくる
いろいろな編み目を楽しもう!裏編み、かのこ編み、メリヤス編みのコースター
色替えのマジックいろいろな鍋つかみ
ZIGZAG BOX
8角形のピンクッション
こびとの靴
四角×3のBAG


アフガン編み(チュニジアン・クロッシェ)の基礎本。アフガン編みの記号、増し目、減目、引き返し技法、とじ、はぎの仕上げ、縁編み、ボタンホールやポケットの付け方まで一通りのやり方が載っている。

縁編みは、プレーン編み、鹿の子編みの直線部分や、Vネック、ラウンドネック、裾のカーブのやり方などいろいろ載っている(かぎ針を使う場合と棒針を使う場合)。

ボタンホールも掛け目、引き抜き止め、巻き止め、縦穴のやり方が載っているし、ポケットも貼り付けポケット、フラップをつける方法、切りポケット、斜め切りポケットまで載っている。

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というわけで、発行年は比較的古いけど、図も写真も比較的大きめで見やすいし、カバーしている範囲も広いので、アフガン編みの基礎本を一冊買うのなら個人的にはオススメできる内容だと思う。ただし、作品の作り方は紹介していないので編み図が欲しいのであれば別の本もあった方が良い(クロバー株式会社のダブルフックアフガン針で編む作品などからダウンロードさせてもらうのでも良いかも)。

針の太さと糸の目安はp.57に載っている。5号は中細や極細2本、6号で中細や合細、8号で並太、10号は極太や中細2本、12号では極太や極太変わり糸、15号は超極太や並太2本となっていた。どのアフガン針を使ったらよいのかいつも悩むので参考になった。(しかし、この基準だとフェリシモのアフガン編みサンプラーの会はちょっと太めの編み針を使っているような気がした。)

あと、間違った裏目の編み方の例2つはp.54に載っている。

目次:
1 アフガン編みの基礎の基礎(針の持ち方と糸のかけ方/作り目数の決め方、一段目の編み方、二段目の編み方、配色)
2 形をつくる(減らし目/増し目/引返し編み)
3 まとめ(止め/はぎ/とじ)
4 仕上げ(縁編み/ボタンホール/ポケット)


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