健康の最近のブログ記事

農文協の新特産シリーズの一冊で,シソとよく似たエゴマの栽培に特化した本.一部は,『現代農業』に掲載されていた記事っぽい.

 エゴマ
畑に直まきなら一アールあたり50ml等の規模で栽培方法が紹介してあることから,都市部の家庭菜園でほんの少し作ってみたいという人向きではないかもしれない.

しかし,種子を収穫した後,脱穀,搾油,エゴマ料理まで載っており,その辺りに関心がある人にはとても参考になりそう.脱穀車や搾油器の作り方まで載っていた.ちなみに,エゴマは水に浮く種子の方が良いとのこと.

話が脱線するが,p.100のエゴマランプをみて,同じ形のオイルランプを思わず買ってしまった.植物油を燃やすランプは暗いだろうけど,いざというときには役に立ちそうな気もするし.

なお,エゴマはシソと交雑するけど,種子の大きさは全然違って,エゴマの方がかなり大きい.

第1章 エゴマ栽培の魅力
第2章 野育ちの強さ、エゴマの特性
第3章 エゴマ栽培の実際
第4章 油を搾る
第5章 調理・加工の工夫と販売
第6章 各地で広がるエゴマ─栽培実例

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 家庭でできる食品添加物・農薬を落とす方法

簡単に言えば,昔から行われている料理の下ごしらえをきちんと行えば,食品添加物や農薬などをけっこう落とすことができるという主張.

食品添加物や農薬がどの程度危険であるかは別の話としても,油揚げに湯をかけるとか,ゴボウをささがきにして水にさらすとか,ごく普通のことが気になる物質を減らすのに良いらしい.こういうことならやってみようかなとも思える内容.

ほうれん草などは切ってから茹でた方が硝酸塩が減るらしい(p.61).昔の家庭科の時間にそういうことをやったら注意されただろうけど,今はどうなのかな?

イチゴを塩で洗うとダイオキシンや農薬が果肉に浸透する(p.156)とのことだが,その他の食材で塩を使ったときにはどうしてダイオキシンや農薬が浸透しないのか?ちょっと気になったりもした.

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 若年性健忘症を治す

この本の著者は,いわゆる認知症になる年齢層ではない20~30代の人(10代にも)に見られる,物忘れなどの症状をまとめて若年性健忘症と呼んでいる(器質性の障害は含まない).


その若年性健忘症の症例が紹介されている.たとえば,記憶力が低下する,言葉が出にくくなる,人の話が理解しにくくなる,あれ・それといった言葉が増える,行動したこと自体を忘れてしまう,行動の仕方を忘れてしまうなどの傾向がみられるようだ.

インターネットを使っているからといって頭を使ったことにはならない等,身につまされる話も...

最後の章にチェックシートがついており,5つのタイプ(外部入力遮断タイプ,やる気障害タイプ,感覚偏向タイプ,前頭葉他者依存タイプ,反射行動タイプ)に当てはまるかどうかについての自己チェックが出来るようになっている(でも,p.165のYes,Noでの分岐は正しいのかな?)

そして,そのタイプに合わせた対策も書いてある.単に恐怖心をあおったりするだけではないところは良いと思う.ただしちょっと物足りなかったけど.

 大人にもできる脳細胞の増やし方
最近の脳科学に関する知見は,昔,生理学の授業で習ったことだいぶん違うようだ.勉強になった.

脳細胞が一日10万個死ぬというのはあまり根拠がないらしい.p.45.

GABAは脳によいと言われていて,発芽玄米にはGABAがたくさん含まれているとかでブームになったことがあるが,GABAを食べても脳血液関門が通過できないから脳には関係なし.p.86.

脳細胞は再生しないとされていたが,海馬ではニューロンが新しく生まれている.海馬の歯状回以外では,脳室の周囲,大脳新皮質でも神経幹細胞が見つかっているが,健康な状態ではニューロンにはならないらしい.p.59前後.

第四章は新生ニューロンの増やし方というタイトル.
『集中して学習すれば新生ニューロンが増える』p.121ということらしい.

第五章は要するに頭を使って,幹細胞貯金をしようということらしい.

第六章は脳細胞を増やす生き方と日常生活ということでいろいろ勧めている.
要するに規則正しい生活とちょっとした刺激,ウォーキングなどの有酸素運動,プチ・ダイエット,睡眠,感動,少し難しめの目標あたりが脳細胞に良いらしい.と書くと俗っぽい健康番組みたいになってしまうが,まあ大筋はそんなところだ.脳細胞に良いかどうかはともかく健康的ではあるような気が.

 アロマテラピー図鑑

アロマテラピーバイブルを読んで,もうちょっと別の精油についても知りたいという方向け.

1ページに一つの精油が紹介されているという形式.精油の元になる植物のイラストがカラーで載っている(イラストは今ひとつ).精油の色も写真で分かるし,相性がよい他の精油も紹介してある.

ベースオイルが25種も紹介してある点も評価できる.一応,マッサージの仕方や芳香浴などの基本的な方法の紹介もしてある.

ただ,レシピの類が精油を紹介している途中に挟まれる形になっているので,ちょっと読みにくいかもしれない(一カ所にまとめてある方が便利だと思う).

 アロマテラピー検定試験1級・2級に一回で合格するための問題集

なかなか良い本だと思う(実際,この本を中心に一週間足らずの勉強でアロマテラピー一級に一発合格した).

参考書と問題集が一体化した感じで,2級を受験する方はパート1を,1級を受験する方はパート1,パート2の両方を勉強すればよい.

大切なところは赤く色が変えてあるし,チェック用の赤いシートも付いている.章末にまとめの問題が付いているし,模擬試験も1級用,2級用それぞれ二回分が載っている.

本書の中に登場する問題を全部すらすら解けるようになれば,1級合格はいただきかも?
使いやすいので,自分はアロマテラピー検定テキスト2級(改訂版)アロマテラピー検定テキスト1級(改訂版) よりもこの本で勉強をした.

 アロマテラピー・バイブル

アロマテラピーを始めたばかりの方へ是非オススメしたい一冊(似たタイトルの ではない).

精油の選び方や扱い方,香りの系統などの基本的な情報から,メジャーな精油の紹介,いろいろなアロマテラピーの方法,アロママッサージのやり方(ベビーマッサージやペットマッサージも),トラブル別のアロマテラピーの処方箋,手作りコスメ,ナチュラルハウスキーピングなどが載っている.

どんな症状にどの精油が向いているのかなどは比較的詳しく載っている.紹介してある精油の種類は43種類で少ないという意見もあるが,十分だと思う.精油を使ったコスメの作り方も分かりやすい.

これだけの内容が載っていてカラーなのだから,相当お買い得な感じ.満足.

 アロマセラピーとマッサージのためのキャリアオイル事典


タイトル通り,キャリアオイルに特化した本で,40種以上のキャリアオイルが紹介してある(アロマテラピーとマッサージにはほとんど使われないオイルまで載っている).ハードカバー.

内容は,キャリアオイルの元になる植物(とそのイラスト),その学名,名前の由来,植物が生育する環境,油の特徴,抽出方法,主な成分特性,物理的特性(色,比重,融点,沸点,引火点など),治療特性,使用上の注意などが,植物ごとに載っている感じ.

ただし,全てのオイルについて全ての項目が記載してあるわけではない.付録としてキャリアオイルの特性と適応症の表が載っている.

キャリアオイルについて全体的な特徴を把握したいなら良いかもしれないが,読んでいてそんなに楽しくはないかも知れない.白黒だし.

 アロマ組み合わせ手帖

入手した時点では,黄緑色の表紙の上に,カラーの(中途半端な大きさの)カバーが付いていた.

色々なレシピが載っているし,レシピ中に持っていない精油が登場したとしても,代用できる精油の紹介もしてあるのが便利だと思う.

アロマテラピーの基本的な本を既に一冊持っている方が,もう一冊応用的な本を探しているというときに良いかもしれない.最初に買う一冊ではないと思う.


 新・食べるな、危険!

肉,魚,パン,果物etc.色々な食品の危険性について書いてある.

果物やら小麦粉やら多くのものが農薬等で汚染されているようなので怖いなぁとは思った.

食べてもいいよというものを生産しているメーカーなどの紹介も載っている.

危険なものを作っているとして名前を挙げられた企業等の反論の方も是非聞いてみたいのだが,そういった情報がほとんど出てこないのはどうしたことだろう?

 使うな、危険!

掃除機などの家電,抗菌グッズ,シャンプー,洗剤,除湿剤,太陽光発電etc.色々なものの危険性や環境負荷について書いてある.

確かにその通りだと思われる部分と,(自分の持っている知識と照らし合わせて)ちょっと違うのでは?と思われる部分があるので,全面的に信じることはできないが,まあいろんな危険性があるのだなというぐらいに考えておくのがよさそうだと思った.

危ない食品たべてませんか 危ない食品たべてませんか

副題,カラダへの影響は?安全な「選び方」「食べ方」は?

色々な食品の危険性とその対処方法が書いてある. より具体的には『○○が含まれているから危険』,『○○なら良い○○』,『安心な食べ方』などが載っている.

新・食べるな、危険!と類似の系統といった感じかな.おすすめ商品などは載っていないという点では,より商売臭さがないけれど.

確かに,食品添加物や残留農薬などには不安を感じるし,対処方法は知りたい所ではある.しかし,素人なのでよく分からないが,納得いきかねる部分が多いような印象だった.『○○なのは良い土壌で育った野菜』などと書いてあるが,野菜をほぼ無農薬で育てている経験からすると,良い土壌ってなに?という疑問も湧いてくる.

また,○○が危険な理由と,対処方法の適切さの理由の説明がされていないか,不十分であるように感じる.『どういう理由で』という部分が抜け落ちている,もしくは納得出来ないように思われるのだ.というわけで,本当に内容をそのまま信じて良いのかどうか判断がつかなかった.

なお,輸入小麦で作ったパンの残留農薬に関しては心配しなくて良いという立場とのことだ.計測した上で検出されなかったからまあ安心しても良さそうだということではない.農薬は『小麦の中身にまではしみこんでいません』とのこと.(浸透性の農薬をかけたとしても,小麦の中身にまではしみこまないのだろうか?)

そもそも,しみこんでいないとか,『残留農薬』では無かったとしても,小麦に『農薬』が添加(若しくは混入)しているようであれば,やはり安心できないしイヤなんだけど...


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