その数学が戦略を決める
タイトルからは何となくもうちょっとソフトな統計的意志決定の本かなと思ったのだけど,データを使ってバリバリという感じ.
そろそろデータマイニングという言葉が古くさくなってきたところで,今度は絶対計算といったところか.
ちなみに『やばい経済学』の著者の一人と同僚らしい.それと,p.244ジョン・ロット(メアリー・ロシュ)に難癖つけられたようだ.
p.37付近のガルトンって書いてあるのは心理学の分野ではゴルトンと表記されることが多いかな.
回帰分析の類を使って専門家をなぎ倒すって感じを出したかったのだろうか?それはともかくとして,回帰分析ってそんなに良いかな?自分が使った経験からは,当たり前だけど式に突っ込む変数が適切でないと大して上手く予測できないような気が...
もちろん,適切なデータが存在し,適切な変数を使用した場合には予測の類も上手くできるわけだけど,結局それ以外の何物でもない.その難しさが問題になるわけだが,その解決策が示されているわけでもない.例えば,ワインの値段(品質?)を予測する変数は一体どのように決めたのだろうか?
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