これならわかるタティングレースの本

タイトルから類推されるとおり,初心者向けのタティングレースの本.同一著者の『優雅なタティングレース』よりもこちらの方が明らかに入門的な部分の説明が詳しい.

基本的な所(リング編み,リングとブリッジ編み,シャトル2個を使った編み方)はカラー写真で手順を追って紹介してあるので,比較的分かりやすいと思う.

大きな物を除けば初心者にも編めそうな作品が多いと思う(スミレ,アネモネ,バラといったお花のモチーフとそれを繋いで出来るドイリー,ミニマフラー,ブレードなど).ただし,逆に言えばある程度タティングレースを編んだことのある人には物足りないのではないかと思われる.

使用糸はオリムパスのエミーグランデ(レース糸としてはかなり太い)で,角ありのシャトルを使っている.エミーグランデのハーブスを使ったシックな色合いの作品が多い(全体的に表紙の写真のイメージ通り).

ちなみに,p.12の小花モチーフはそのまま編んだだけでは形が整わない(リングの結び目に近い側にもピコを入れて連結すれば形が安定するが.もっともピコに連結するというところで躓く人もいるかもしれないので,一番最初は連結なしの方がいいのかもしれない).


このブログ記事について

このページは、2011年5月25日 00:00に投稿した読んだ本の紹介です。

ひとつ前の読んだ本の紹介は「優雅なタティングレース」です。

次の読んだ本の紹介は「タティングレースの小さなアクセサリー」です。

最近の読んだ本の紹介はインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。