暮らしの中の布箱づくり―広岡ちはるのカルトナージュ

白っぽい背景に茶色っぽい四角い箱の写真の表紙.カルトナージュの本の中では比較的古いものの一つだが,基本的な作り方は蓋の形状別(シャポースタイル,ボックススタイル,ブックスタイル,オルゴールスタイル,シェルスタイル,トランクスタイル,宝箱スタイル )にカラー写真で一応それなりの手順を追って説明してある.

つまみを取り付けた時,裏側で出っ張る分は厚紙を削って調節するらしい(p.46).確かに削らないと裏側が出っ張って不格好かも.

派手なものや華美な作品は少なく,カジュアルで日常的な印象の作品が多いかな.なので,豪華絢爛なジュエリーボックスなどが好みの人には今ひとつかも.

p.48のボックススタイルの蓋の布端は,外に出たままで良いのかな(紙ならば良いかもしれないけど)?他の本だと,末端も折り返して貼り付けている事が多いように思うが.

中身は,ふたのスタイル別バリエーション(シャポースタイル-大小2枚の台紙を合わせたふたをのせた箱,ボックススタイル-本体より大きい箱形のふたをかぶせる箱,ブックスタイル ふた、背、外底が一枚の布でつながっている箱,オルゴールスタイル-平らなふたが本体につながっている箱 他),暮らしのスタイルに合わせた布箱(重ね整理箱&ジャーナルラック,ギフトボックス,ジュエリーボックス,レターラック 他),布箱作りのテクニック,各作品の製図とポイント

このブログ記事について

このページは、2012年2月 8日 00:00に投稿した読んだ本の紹介です。

ひとつ前の読んだ本の紹介は「インテリア茶箱」です。

次の読んだ本の紹介は「ちいさな布箱」です。

最近の読んだ本の紹介はインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。