白っぽい背景に茶色っぽい四角い箱の写真の表紙.カルトナージュの本の中では比較的古いものの一つだが,基本的な作り方は蓋の形状別(シャポースタイル,ボックススタイル,ブックスタイル,オルゴールスタイル,シェルスタイル,トランクスタイル,宝箱スタイル )にカラー写真で一応それなりの手順を追って説明してある.
つまみを取り付けた時,裏側で出っ張る分は厚紙を削って調節するらしい(p.46).確かに削らないと裏側が出っ張って不格好かも.
派手なものや華美な作品は少なく,カジュアルで日常的な印象の作品が多いかな.なので,豪華絢爛なジュエリーボックスなどが好みの人には今ひとつかも.
p.48のボックススタイルの蓋の布端は,外に出たままで良いのかな(紙ならば良いかもしれないけど)?他の本だと,末端も折り返して貼り付けている事が多いように思うが.
中身は,ふたのスタイル別バリエーション(シャポースタイル-大小2枚の台紙を合わせたふたをのせた箱,ボックススタイル-本体より大きい箱形のふたをかぶせる箱,ブックスタイル ふた、背、外底が一枚の布でつながっている箱,オルゴールスタイル-平らなふたが本体につながっている箱 他),暮らしのスタイルに合わせた布箱(重ね整理箱&ジャーナルラック,ギフトボックス,ジュエリーボックス,レターラック 他),布箱作りのテクニック,各作品の製図とポイント