ニットであったか冬じたく―北欧etc.のおもしろテクニック

ちょっと変わった編み方が英語と日本語が併記してある.ぱっと見てどうやって編んだのか不思議に思うものもある.たとえば,フィッシャーマンリブ編みというものは編み地の表と裏でゴム編みの表目の色が違っている.モザイク編みはガーター編みとすべり目らしい.林 ことみさんの本.文化出版局.

靴下のことは期待した以上に詳しく載っていた.

つま先の形状は,
ワイドトゥ(一番ありがちな形?つま先を輪に編む.平らにするとつま先が台形),
フラットトゥ(短辺を合わせた2つの台形がくっついたような平らに編み,後でとじ合わせるつま先),
フレンチトゥ(3本棒で減目.丸みのあるつま先),
ラウンドトゥ(3本棒で緩やかに減目),
ポイントトゥ(4本棒で残り4目になるまで減目し絞る)の5種類.

踵の形状は,
ボックスヒール(踵の底が四角い)
フラットヒール(踵の部分を小鼓のような形に平らに編み,最後にとじ合わせる),
ショートロウヒール(総模様に向く,引き返し編みで作る踵),
フレンチヒール(台形の踵),
スイスヒール(足首の2/3ぐらいまである大きな踵)の5種類

これらの編み方はp.66,67にまとめて載っている.

かかとの後付タイプ(農婦の踵と呼ばれる物?くつした本体の途中に別糸を入れて全体を編んでしまってから,別糸を解いてかかとを編み足す感じ.ちょうどミトンの親指を編むときみたいな)は載っていない.

あと,p.41に英語で書かれた編み物本を読む時に出てくる単語とその略記の一覧がある.これは結構便利かもしれない.

中身は,
編み地を楽しむ
リバーシブル編み,リバーシブル編みマフラーセット,フィッシャーマンリブ編みマフラー,モザイク編み,モザイク編みマフラー,スカラップレース編み,ロバニエミの伝統編込み模様(菱形の連続模様)など

靴下いろいろ
靴下設計図,靴下の基本の編み方,かかととつま先のいろいろ,エストニアの編み込み靴下,エストニアスパイラルカフスの靴下,レースカフスの靴下,フェルティング靴下(編み上げた靴下を洗濯してフェルト化する),ピアスになった靴下(小さな靴下をピアスにして耳にぶら下げている)

糸を楽しむ
シャツ編みマフラー,かのこ編みマフラー,テープマフラー,金ラメフリルドットマフラー

How to Make
基本の編み方

このブログ記事について

このページは、2012年3月 5日 00:00に投稿した読んだ本の紹介です。

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