ハンドニットのソックス

日本ヴォーグ社から出ている,表紙がものすごく地味な本.22種類の靴下が載っている.うち少なくとも4つはかぎ針編みの作品(S,T,U,V).

踵やつま先の編み方のバリエーションは結構豊富に載っている方だと思う.踵にマチ(という表現で良いのか?)が入っているもの,つま先にマチが入っているものもある.

一部の作品は,編み方が写真入りで解説してある(D.ボックス型の踵.C.踵と底だけ編み進みの引き返し編み.M.編み残しと編み進みを続けて編む引き返し編み辺り).

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靴下の形状による分類が分からないので説明に困るが,つま先側からはき口側へ向かって編む(タイプH.つま先の細くなり始める部分からつま先まで編み,そこからまた増し目をして足の甲と底を編み,踵を編み,足首を編む)タイプのものや,つま先側から編むのだけど,足の甲と底から踵,足首に向かって編み,つま先側の減目をする部分は後から編むタイプ(Q.ふくらはぎも増し目している)などもある.

段数マーカーがやたらとぶら下がっていて,何が何だかさっぱり分からない写真もあるが(タイプM),掛け目の代わりに段数マーカーを使ったということらしい.

踵の予定位置には別糸を入れて編んでしまい,最後に踵を後付けするタイプ(F)もある(多分,農婦のかかととか呼ばれるタイプ).

ただし,この本では履き口がわではなく,つま先側から編んでいる.またつま先の減目部分は後から別に編んでいる).

糸は全部アヴリルらしい.うちの近所では入手しにくいので,編む時には適当な別糸を使おうかな?


このブログ記事について

このページは、2012年3月 4日 00:00に投稿した読んだ本の紹介です。

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