マッチ箱の脳 使える人工知能のお話

マッチ箱の脳

現時点では品切れらしい.
文系の人にも分かるように人工知能の説明をしている本.大部分のページは遺伝的アルゴリズムとニューラルネットワークについてだ.

著者は『アストロノーカ』や『頑張れ森川君2号』といったゲームの開発に携わっていたとのこと.それらのゲームを例としつつΣ�‚„expを出さずに説明しており,挿絵も多く分かりやすい内容になっていると思う.特にマッチ箱とマッチを使った例はとてもわかりやすかった.

しかし,分かりやすいけれども,それ以上のものではない.考え方をざっくり理解するだけならば用は足りるが,ある程度既に知識を持っている人には全然もの足りないと思われる.

ホップフィールドモデルの章などは,考え方は載っているけれど具体的な学習方法は省略されてしまっているし...

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このページは、2007年6月11日 01:11に投稿した読んだ本の紹介です。

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