育てて楽しむはじめてのオリーブ

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オリーブの育て方の本の一つ.『まるごとわかるオリーブの本』の姉妹本という感じだろうか?本のサイズが小さいのでこちらの方が本棚への収まりがよい. まるごとわかるオリーブの本 と同じ著者?が書いたせいか,内容や写真が同じものも結構ある.というか使い回しが多い.たとえば,オリーブの成熟度カラースケールで登場するオリーブの写真は多少加工してあるにせよ同じに見えるし.


 はじめてのオリーブ
オリーブってどんな木?:
オリーブの成熟度カラースケール(0~7までの8段階)はp.8に載っている.

オリーブを植えよう:
植え付けの仕方.といってもコンテナ植えか地植えぐらいしか選択肢はないのだけど.

オリーブのじょうずな育て方:
剪定の仕方は『まるごとわかるオリーブの本』よりもこちらのほうがわかりやすいかもしれない.『一月に10度以下になる日が20日以上ないと花がつかない場合がある』とのこと(この部分,20度となっていたらそれは間違い).

オリーブと病害虫:
オリーブアナアキゾウムシ,テッポウムシ,ハマキムシ,スズメガの幼虫,コガネムシなど.病気は炭疽病など.

オリーブの収穫祭:
オリーブオイルのしぼり方,苛性ソーダを使ったオリーブの新漬けの作り方,黒く熟したオリーブの塩漬け,メープルシロップ漬け,オリーブを使った料理のレシピなど.苛性ソーダを使わずにオリーブのピクルスを作る方法も載っていた.

ちなみにオリーブの渋はカキの渋とはちがって,ドライアイスやアルコールでは抜けないらしい.

オリーブの品種図鑑 :
品種図鑑というほどたくさんの品種が載っているわけではない.載っているのは,アザパ,カラマタ,コレッジョラ,コロネイキ,サウス・オーストラリア・ベルダル,ジャンボカラマタ,セビラノ,ネバディロ・ブランコ,バロウニ,ハーディズ・マンモス,フラントイオ,マンザニロ,ミッション,ルッカ,ワッガ・ベルダル.実がついた枝の写真と短い説明文が載っている.樹形の特徴や早生か晩生かなどの情報は必ずしも載ってはいない.

その他,オリーブに実がつかない,天候が荒れている,オリーブの元気がない,トラブルが発生したときの対処が簡単に載っている.オリーブを用いた雑貨の写真も.


このブログ記事について

このページは、2008年9月20日 00:00に投稿した読んだ本の紹介です。

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