「消すな」というか「いちいち消さなくても良いようにしないと,コスト削減にはなかなか繋がらない」ということのようだ.
派遣切りや従業員の解雇などが新聞を賑わすご時世のせいか,人員の整理等によるコスト削減をすすめているわけではない旨が何度か書いてあった.
ただ,やはりアウトソーシングやカイゼンで不要になった人の人件費を変動費化することは,経営する側にとっては(少なくとも短期的には)効果的で魅力的に見えると思う...
変動費をまかなえる額まではディスカウントして仕事を受けても,というのは女子大生会計士の事件簿シリーズに,同じくホテルを題材にしたのがあったなぁ.
会社の電気はいちいち消すな
3章は会社の節約術が項目として100個載っていた.しかし,こういったものもケースバイケースなのは確か.
「ホームページ作成や更新は自分たちで」っていうのは,それを出来る人の仕事が増えるだけで面白くないし(デザインに一々文句をつける奴は出るし,内容の責任は問われるし,そのくせ給料は増えないのでは誰もやりたがらないのは当然.まあ会社側の仕組みに問題があると言えるのかもしれないが).
「社内ウェブでシェア」と言っても,仕組みを作ったところで,覚える気皆無の年配者は総務係を煩わしているし(こういう連中を減給する仕組みが欲しいなあと思ったり.私たちよりも高い給料をもらっているんだからしっかりしてよね).
1章 「効率化すれば利益はあがる」のウソ
アウトソーシングでは、利益はあがらない
作業のカイゼン・効率化では、利益はあがらない
決算書知識は役に立たない
薄利多売には意味がある
2章 なぜ節約・コスト削減が必要なのか?
これからの時代は売上が伸びない
「前年同期比○○%アップ」「前年同期比○○%削減」という幻想
節約・コスト削減とはエコロジーである
節約・コスト削減と企業の社会的責任(CSR)はつながっている
3章 節約術100連発(節約術100のアイディア・観点)
4章 仕入品を見直す(仕入れ品を見直す、取引業者を見直す、価格を交渉する
仕入れ量を見直す
仕入れ品の詳細管理・長期的な価格低減を徹底する
5章 節約が会社を変える