新特産シリーズダチョウ導入と経営・飼い方・利用
実際にダチョウを飼う人はあまりいないだろうけれど...
条件さえ整えば,ダチョウも飼うことができるのだなぁと感心.
意外に丈夫な鳥らしい.
アボカド
アボガドではなくてアボカド.それにしても,アボカドのようなあまり栽培する人がいなさそうな植物の本が出るとは...
熱帯果樹というイメージがあるけれど,柑橘類が栽培できる場所ならば,品種を選べば露地栽培が可能とのことだった.
とはいうものの,柑橘類にもいろいろあるのだけれど...ユズが栽培可能な場所だと寒すぎて枯れてしまうかも.レモンが営利栽培可能な気候ならばいけるかも.
一応,鉢植えでも栽培可能とのこと.もっとも本の著者は80リットルサイズの鉢に植えていたけれど.
ちなみにスーパーでよく売られているアボカドはハスという品種で,耐寒性はイマイチとのこと.中の種子を植えても関東地方で路地栽培は厳しい可能性が大きそう.
耐寒性が強い品種はベーコンなどで氷点下4度ぐらいまでは耐えられるらしい.
アボカドを植えたい人のために,種子の入手方法も載っていた(国内で栽培している農家から果実を買えばよい).アボカドの食べ頃などについても若干紹介してあった.
水耕栽培とは書いてあるけれども,バーミキュライトを結構使っているようなので,典型的な水耕というようりは礫耕に近い水耕とでも言ってもらった方が個人的にはすっきりするような気がする.
『超かんたん』とは書いてあるけれども,うちでやっているごく普通の水耕と比較して,かえって手間が多くなっているようにも思えるので,試してみたいとはあまり思わなかった.夏場の溶液補給なんかどうするんだろう?
カラー写真が多く,厚手の紙を使っているからやむを得ないのかもしれないが,小さくて薄い本なのに1500円+税なのはちょっと高いような気もする.
このボリューム,この内容で1300円はお買い得.
家の北側では植物は育たないと思っていたが,植える植物を適切に選べば立派なお庭になることがよく分かる.確かに,林の中にも背の低い植物は生えているしなぁ.
写真もとても美しく眺めるだけでも価値有り.後半は日陰で使える植物の図鑑になっているのもよい.
どこかで読んだことがあるなあと思う箇所があったのだけれど,執筆者を見て納得した.要するに苔生産・販売業の方がWebサイトでも公開しているということらしい.
コケなんて,じめじめしたところに勝手に生えてくると思っていたのだけれど,そんなことはないというのがよく分かった.実際,道路の縁に生えているようなギンゴケでも,ちゃんと育てようと思えばそれなりに大変だし.
個人的にはとくに「おすすめの苔の品種と特徴」が参考になった.この本を読まなかったら,ハイキングに出かけたときに見かける苔にも全く無関心のままだっただろう.
苔玉や苔盆景,苔庭の作り方まで解説してあります.苔の本の中ではおすすめできる内容だと思う.
確かに,最初にぱっと見たときには写真もきれいな上に,値段もお手頃なので魅力的に思えたし,口コミ情報では推薦する声が多いので,思わず買ってしまった.
しかし,ミニ盆栽などの写真をじっくり見ていると,なんだかとても貧相な作品ばかりのような感じがしてくる.
盆栽のことは全然分からないが,目の保養になるどころか不快感を覚えるぐらい,自分のセンスにはあわない作品が多い本だった.
美味しいラーメンを食べたいときに,安物カップ麺を渡された気持ちになったかも.
セールス文章実践ドリル
ネットで稼げるコピーが3日で書ける! と書いてあった.
練習問題が載っているのは面白い.
『なるほど』と思える部分もあるし,くだらないものをウソをつかずに立派そうに表現する方法なんかも興味深い(なるほど,こうやって作っているのね.だまされないように気をつけねば).
ただし,『こんなメルマガが届いたら,開いたとたんに削除するなぁ』『サブジェクトだけで捨てそう』という表現もあるので全体としては微妙.
今では珍しくもないし興味も感じないどころか,山ほど送りつけられる広告メールの中でみかける食傷気味な表現もあって,正直に言って読んでいてウンザリしたところもある.
それに,大して良いとは思わない商品を他の人に売りつけたいとも思わないし.
まあ,自分の感覚がずれているのだろうけど.
デジカメの使い方入門の本.500円程度で売られている類書の中では比較的分かりやすいように見えたので選んだ.
2章に書いてある露出とホワイトバランス,絞りなどの話は全然知らなかったので,とても参考になった.
後半,特に4章は基本的にPicasa2というソフトの使い方が中心になっている.デジカメ初心者にとっては,値段の割には役に立ったという印象.
Web屋のためのRSSガイド
先日,これからはネットラジオで放送局、DJ、ネットアナを目指せ!を読んだ際に,RSSについても勉強した方が良いだろうと思って買ってきた本.
RSSの書き方も少しは書いてあるが,体系的という感じでもない.むしろ,RSSの導入について,考え方等の説明が主のように思える.だから『Web屋のための』なのか...ちなみに,第三部はRSSを導入しているサイトの例.
というわけで,初学者がこの本だけでRSSがかけるようになるとは思えないが,まあ普通はブログのシステムがはき出してくれるので問題がないといえばない.ただ,自分が期待した内容ではなかった.
略語や言葉の意味を初出の時点で説明せずに,後の方になって説明しているのでわかりにくい.シンディケーションとかASPとかって業界では当たり前の言葉なのかもしれないが,真っ先に思いついたのはそれぞれ別の意味の方だった.
Movable Typeで挑戦!かんたんビジネスブログ作成術
本屋で手に取ったMovable Typeの本の中では比較的取っつきやすいと思った.後ろの方に,アフィリエイトの導入やデータベースとしての利用の実例が載っていて,そのソースはCD-ROMの中に入っている.
ただし,本に書いてあるソース中の行番号は最新のMovable Typeでの実際のものとマッチしていないことが多々ある点には注意が必要かと思われる.
まず,インターネット電話とは何かという説明から始まって,必要な機材の紹介がある.無料で楽しむとは言ってもやはり最低限の機材は必要だ(もっともパソコンに付いていることも多いけど).
次に各種インターネット電話のためのソフト(スカイプ,Windows Live メッセンジャー,Yahoo! メッセンジャー)の導入について解説してある.この中ではスカイプについて一番ページ数を割いて説明している.
ちなみに,スカイプ3.0では会議通話が可能なのは10人になっているようだ.
最後に,Macユーザーがインターネット電話をしたいときにはどうしたら良いかの解説もある.
要するにスカイプ,Windows Live メッセンジャー,Yahoo! メッセンジャーにはMac版があるが,この本が出た時点ではスカイプが一番良いらしい.
表紙は微妙な雰囲気を漂わせているが,中身はまあ普通だと思う.
Skype(スカイプ)を全く使ったことがない人向け.これから始める人にはオススメできるかも.
スカイプとは何かからダウンロード,インストールの方法,ビデオ機能,会議通話,有料サービスについて一通りの説明がある.
フルカラーで画面のキャプチャーも豊富なので分かりやすい.ヘッドセットやWebカメラなどが実売価格例と共に載っているので,どんなものを買えばいいのかもイメージしやすい.
ただし,どれを選ぶとどんなメリット・デメリットがあるのか等の情報はないので,具体的な選択の参考にはあまりならないかも.
対応しているバージョンは2.5.それと,大部分の情報はWebサイトを見て回れば入手可能.
スカイプを導入するとバラ色の世界が広がりますと言わんばかりに,スカイプの良さはいろいろ書いてあるが,まずいところや危険性についての説明はないようだ.その点はちょっと気になる.