Daibouchou式サイクル投資法

著者が行った投資法についての本.帯に書いてある通りだとすると,すごいとは思う.

ただし個人的には,著者が行ったという信用取引を使ったレバレッジはかけ過ぎだと思うし,追い証が発生したときに消費者金融から借りて,というのは一般には危険すぎるのではないかと思う.

銘柄の選択がうまくいって儲かったのだから良いのかもしれないが...

結論としては,著者とは投資スタイルが全く違うこともあり,参考になったのは全体の数ページもなかった.自分は相場変動がどっちに転んでも討ち死にはしないようなスタンスで投資をしているので...

レバレッジをかけて大もうけをしようと考える人ならば,楽しめるかもしれない.



 いちばんやさしい株主優待deトクトクスタートbook

株主優待を主眼に置いた株式への投資に関する入門書.

お勧めの株や購入タイミング等が載っていて,確かにやさしい内容だった.もっともオススメの株を書いてしまうのが良いのかどうかは微妙なところだが,ちゃんと様子を見て買いに行けるのならば良いかもしれない.

全くの初心者の方がこれから株式投資をするのなら,こういう本を参考にするのも良いかもしれない.

ただし,ある程度,株の売買経験がある方には物足りないのではないかと思う.



 株主優待でコツコツ儲けた私の方法

平易な内容なので,全くの初心者の方には良いかもしれないが,ちょっと経験のある方には物足りないかもしれない.

著者が10万円を3年で1000万円にしたと聞くと,自分にも出来そうと思ってしまうかもしれないが,株価がガンガン下がって含み損があるようなときにも,長期保有と決めた株を本当に落ち着いて持っていられるだろうか?



低位株より儲かる3点チャージ・ワラント投資法

底値シグナル(3つの条件)や天井シグナルがついた株のカバードワラントを買う投資方法を紹介している.

前半はカバードワラントを買う前に知っておいた方が良い内容.もっとも,カバードワラントの発行会社のホームページでも見ることが出来ると思うが.

後半は,銘柄検索,売買の例などが載っている.多少,三点チャージ投資法の本などを売らんかなというところも見えるが,検証内容が適切かつ正確だとすれば投資方法としては悪くはないようにも感じた.



 外貨投資

外貨投資に関する予備知識として知っておいて良い事柄が,おおむね見開き(2ページ)に簡潔にまとめてある.

章のタイトルは例えば,『外貨預金で得する数字』『外国株売買で得する数字』などだが,外貨投資で儲けることに直接役立つ話と言うよりは雑学的話題が多いかな?という印象.

外貨投資をガンガンやりたいという方向きではない.もっと基礎力を養いたい方向けだと思う.



 「eワラント」必勝テクニック

カバードワラントに関する基本的な事柄から,エクセルでRSIを計算する方法,窓・ひげ理論の概略などまで載っている.

売買戦略等は個人的な経験からも納得がいく内容でではあった.ただし,索引が付いていないのでちょっと不便かもしれない.



 一番やさしい資産設計入門

本当に,『はじめて資産運用について考えてみたい』という方向けかなと思う.

図も多く,対談形式の部分もあり,初めての方にも読みやすいだろう.

ただし,既に株式投資などを経験されている方の中には,物足りないと感じる方も多いのではないかと思う.



 稼ぐアフィリエイターはブログが違う!

基本的には,seesaaブログを使ってアフィリエイトを始める方向けかな?

第一章は基本的な事柄としてアフィリエイトのタイプ,商材の使い方,ブログ実験(コンテンツマッチ広告の位置はどこが良いか,量と質など)の結果,マーケティング戦略,アフィリエイト・ツールの紹介などが載っている.

第二章は儲けた後に,ということで会計,税金,確定申告について書いてある (借方,簿記,青色申告などの言葉が).

第三章はseesaaブログを使ったアフィリエイト・サイト作成の方法が具体的に載っている.



 こんな土地はマイホームを台無しにする!

公簿売買で損をした話,水道管が引かれていない話,都市計画道路のための制限,建て替えが出来ない土地など,知らないと痛い目に合いそうな話が載っている.
逆に言えば,マイホーム購入を考える人なら知っておいた方が絶対よさそうな内容だと思う.



けいざい心理学! けいざい心理学!

人間の経済活動と心理面での要因の関連性などの軽い読み物.TverskyやKahneman(ノーベル経済学賞をもらった人ね)あたりを読んだことがある人や,社会心理学をちょっと囓ったことがある人には珍しくもなんともないお話が多いと思われる.はっきり言って内容が薄いと感じた.

ハードカバーで1200円だったのだけど,本文はすかすかで,一ページ丸ごと使った挿絵も多く,新書で十分だったのでは?という感じ.

それでも,商品などに対する嗜好に関する日本と外国との差異,関東と関西での差異,厚生労働省官僚からの電話(シンクタンクが出した結果に対するものp.91),意思疎通のための螺旋階段などは面白いかもしれない(ただし,内容が薄いのはここも同じ).

用語解説の部分は軽妙な書き方だったりする(良いかどうかは話が別).



 為替がわかれば世界がわかる

著者の名前に見覚えがあるなぁと思ったら『ミスター円』だった.

なんとなく,為替相場の予測方法について書いてあるのではないかと思って買ったのだが,そういった内容ではない.そういった方向の参考書を希望する方は別の本をあたるべき.

著者の体験を中心としたエッセイといった感じ.

キーワードは『情報』かな.文庫版あり.



 図解入門よくわかる多変量解析の基本と仕組み
副題として巨大データベースの分析手法入門とも書いてある.

幅広く載ってはいるのだけど,個々の手法についての説明がとにかく薄すぎる.数量化I類とII類を合わせて2ページ.数量化III類が2ページ.潜在クラス分析が6ページ.サポートベクターマシンも図を入れて6ページといった調子.

以前から知っている事柄が半分以上だったけれど,この本を読んで『よくわかる』かと言われるとちょっとどうかと思う.

本文中に入っているべき記号がボコボコ抜けていて訳がわからない状態になっているページもある(いや,内容が分かる人には何が入るか分かるだろうけど,そういう人は普通読まないだろう).

多変量解析について全く知らない人にはちょっと取っつきにくいだろうし,ある程度知っている人には全然物足りないだろうしといった感じ.

まったくの期待はずれ.これで1800円ではコストパフォーマンスが悪すぎる.

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