原色野菜の要素欠乏・過剰症

野菜などを育てていて,どうも調子が悪いときに参考になる本.

植物を栽培する上で必要なチッ素,リンサン,カリ,カルシウム,マグネシウム,鉄,ホウ素,マンガン,亜鉛,銅,ニッケル,モリブデンなどの要素が欠乏した場合,過剰だった場合の症状が写真入りで解説してある.

さらに,欠乏症,過剰症と似た症状の病気などの写真も載っているのが良い.タイトルは『野菜の』となっているが,バラ,ハイドランジア,プリムラ,スイートピー等の花での症状も載っている.

これだけの内容が一冊に分かりやすくまとまっている類書は見たことがないので,オススメできると思う.

ちなみに,似たタイトルで1990年に出たものには新版とついている.また,2002年に出たものの方が安いようだ.



 ここまでできる週末菜園 -周年栽培に挑戦する-

最初に読んだときは,「ここまできっちりやったら息が詰まりそう.家庭菜園が楽しくなくなりそう」という印象を持った(著者の経歴を見て,徹底ぶりの理由が分かった気がした).

しかし,小面積をめいっぱい使いこなすという姿勢は大切だと思うし,考えようによっては極限まで使い倒してみるというのは面白いかもしれない.

巻末についている野菜別作型表は,後作として適切と思われる野菜が紹介してあるので便利.



 ぼかし肥と緩効性被覆肥料で30坪の自給菜園

大まじめに家庭菜園に取り組みたい人にはお薦めの本.育てている野菜自体には特段目新しいものはない.しかし,プラグトレーや被覆資材,ぼかし肥などの話は参考になった.

プラグトレー(セルトレー)の存在はこの本で知った.確かに,畑の作物はそのままにしておいて,セルトレイで苗を育てておけば,畑の利用効率が良くて良いと思う.

もっとも,手抜き栽培をするには,あまり小さい(穴の個数が200個等多い)セルトレーは向かないと思う.毎日水やりをしないと,すぐに土が乾いて苗がだめになるので.

被覆資材の活用はなるほど思った.虫除けにも,日よけにも,寒さよけにも,風よけにもなると考えれば是非活用すべきだなぁ.

ぼかし肥の作り方が載っている.ニオイがしそうだけど大丈夫なのだろうか?



 野菜のバスケット栽培 -タネから育てる63種-

要するにスーパーなどの買い物カゴに寒冷紗を敷いて土を入れ,野菜を栽培するという方法について紹介している.容器が変わっているという点以外は取り立てて言うこともないような気が...

買い物カゴにを栽培容器にすると,側面からも水分が気化するので高温多湿による失敗が起こりにくいとのこと.確かに,多湿による害は防げそうだけど,夏場の水やりは相当大変ではないだろうか?

土の量も稼げるけれど,買い物かご一杯に土が詰まったものを移動するのは大変そう...



 かんたん!プランター菜園コツのコツ

タキイ種苗が発行しているカタログに連載されているものをまとめたもののようだ.見覚えのある写真がちらほらと...

手入れの仕方によっては,プランターでも信じられないほど立派な野菜が育つことが分かる.カブやタマネギなどはとても見事.自分もがんばって良い野菜を作ってみようという気持ちになるかも.

カラーの写真も多く,初心者の方にもわかりやすいのではないかと思う.



 折り紙帖

サブタイトル通り,日本語と英語の併記で,24種類の作品の折り方が載っている.

外国の方に折り紙の紹介するのに良いかと思い,購入した.実際,日本にやや関心を持っているらしい欧米人は喜んで読んでいた様子.

冊子の半分ほどは伝統的な柄の千代紙で,切り離して使うことができる.その千代紙自体についても,柄の名前や由来などが日本語と英語で説明してある.ごく普通に目にする和風の柄の名前や由来など意外に知らないことが多かった.



 暮らしの折り紙雑貨

タイトル通り、日常生活の中で使うことができるような折り紙の折り方がいろいろ載っている.

ギフトボックスや手提げバック、キッチン雑貨として紹介してある折り紙は,シンプルな包装代わりに使い出がありそうな気がする.見栄えがするものは作るのが多少面倒そうに見えるものが多いけれど.

実用的かどうかはやや微妙ではあるが,装飾用ということで,バラやマーガレットの折り方も紹介してあった.




 なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣

是非真似をしたいと思える箇所と,導入はちょっと向かないかなと思った部分とがあるが,基本的にはまあオススメできる本かな.特に机の上に未処理の書類の山を作っている方には.

たとえば,一章の『書類,メールはすぐ処理をする』という箇所をちょっと採用しただけで結構能率が上がるように感じられる.

処理しなければいけない事務書類は最初に見たときに処理してしまう.これだけでも十分に実践する価値があると思う(とはいうものの意識していないとやはり忘れてしまいがちだが).

『保留事項』の考え方も納得(後回しにするという意味ではなく今すぐに処理ができないものという意味.打ち合わせの相手がいないとか.銀行が閉まっていて処理できないとか).

2章のすぐ整理するについても,たとえば,とっておいても目を通さないであろう雑誌は思い切って処分したら部屋がすっきりした.



 「量子論」を楽しむ本
タイトル通りに量子論を楽しめるかどうかは微妙.

この手の本としては比較的読みやすいという印象(少なくとも文章は理解できる).図が多すぎず少なすぎず挿入されている点も好感が持てる.

ただし,読み終わっても「やっぱり量子論ってよく分からないなあ」というのが正直な感想.もっとも,著者はそれで良いと考えているようだ.



 「1日30分」を続けなさい!
個人的には買って損をした本.筆者の言う,『本自体に有益な情報がない(p.37)』の状態だった.毎日少しずつでも良いから勉強しなさい,というのはまぁ良いとしても...これから買おうと思っている方には,買う前に同種の書と見比べることを是非オススメしたい.

この本がビジネス系のベストセラーって,日本はいったいどうしちゃったんだろう?

MBAを取っているという割には,主張したいことをモデル化して表現することができていないのも引っかかる(p.47の式).これではプログラミングも満足にできないのでは?とちょっと心配.

また,一章などで条件(ex. のべの勉強時間数)が異なるものを比較して一方が他方より良い主張している.おかしな話だ.

自分の主催する英語学校の売り込みとかもあって,何か読んでいてイヤになった.

著者が取得したと書いている主な資格(p.8)の中で,まあいいなぁと思えるのはTOEIC980点ぐらい.

P.S. 理科の時間に胃液って酸性だと習ったけど,炭水化物を消化するためにアルカリ性(p.190)になったりするの???肉とご飯を両方食べると胃液が中性になるの???簡単に説明をするためにしても何だかすごいような...



 恐怖の病原体図鑑

ウィルス,細菌,真菌,原虫ごとに,病原体の電子顕微鏡写真,臨床像,治療方法,予防方法が記載してある.ただし,電子顕微鏡写真は妙にカラフルに着色してあり,はっきり言ってけばけばしすぎるものも多い.感染したりすると危険な病原体のページは背景が黒くしてある.

各病原体に関しては 1ページ,または2ページにまとめられているので,かなりコンパクト.ただし,病原体の名前には学名を併記していない点は今ひとつ.



 もやしもん(5)
沢木君たちの初めての収穫祭(いわゆる大学祭)&フランス旅行?のお話。漫画の中身を書いてしまうのもまずいと思うので、とりあえず伏せておくが、表紙はてっきり、ゴスロリの人かと思ったら、学園祭に呼ばれたアイドルらしい。

A.オリゼーのストラップがついた版と、とくになにもついていない版がある。おまけ付きといっても、その分値段が高くなっているので、特に嬉しくはない。

それと、お話自体が最初の頃ほどはおもしろくなくなってきたような気がする。

前の12件 9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19

リンク

楽天トラベル
ネットで買えば断然お得!お買い物なら楽天市場

楽天ブックストップページ 

2012年3月

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

最近の読んだ本の紹介はインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

楽天で探す
楽天市場