FXシステムトレード年率200%儲ける投資術
200%などと書いてあるタイトルも,真っ黄色な表紙もなんだか怪しいけど,よく見るとイラストのお兄さんが肩にインコを乗せているので購入(笑).

中身は想像以上にまとも.

著者が試したモデル(というか,たとえばゴールデンクロス,デッドクロス)を指標にするとどうなるかというものや,Excelの関数の例まで丁寧に載っている.

データを入手してExcelの関数を少し使えれば,結構いろいろなことができるらしい.

FX(外国為替保証金)取引の経験はあるが,システムトレードの経験はない人向けにやさしく書かれた本といったところなので,そういった人にはおおよそお勧めできるように思われる.



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 トレーディングエッジ入門
副題は利益を増やしてドローダウンを減らす方法.著者は利益を増やしてエッジを最大にする方法を世界中のトレーダーに教えている人らしい.

エッジというのは統計的な優位性のことらしい(有意の変換ミスではない).

システムトレーダー向けか?
あるルールに沿ってトレードしたときの勝率やリスクなども算出できないといけないのだなぁ.とはいっても,トレード戦略の期待利益ってどうやって計算したらよいのかよく分からないし.

あとは適度に運動するとか書いてあった.

ただまぁ,本の厚さと値段の高さの割には,文字が大きくて中がスカスカな印象.わざわざこんなに分厚くする必要は全然ないような.

英語をカタカナに直したものをそのまま訳語として使ってしまっているので,意味が分かりにくいところがある.

「ペイアウトサイクル」「ペイバックサイクル」っていうのは要するに調子の良いときと悪いときがあるということ?


最低利益目標=(100-勝率)/勝率 で,これにリスクを掛ければ,損益がトントンになる利益がいくらなのか分かるようだ(P.70.表現のおかしさはこの際無視).

本の例だと,勝率45%で100ドルのリスクを取るなら,122.2ドルがリスクに見合った利益ということになり,この手前で利食いをするのは良くないということだが,これは他の本にも書いてあったなぁ.


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副題は「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術.

フォーカス・リーディングというタイトルといい,「1冊10分」というフレーズといい,また怪しい速読術の本が出たかと思ったが,思ったほどは怪しくはなかった.

フォーカス・リーディング

時間を設定し,目的をはっきりさせ,状況認識をせよということらしい.
あとは姿勢を正しくとか,丹田呼吸とか,目の動かし方とかだった.眼の動かし方は実際にやってみると結構大変.力が入っているということなのだろうけど...あと,瞬きの回数が減ってしまうようで,涙が出てしまった.却って目が疲れるかも.

読書の時間を天引きしておこうとか,アウトプットにも投資対効果をとか,複数回読み重ねようとかいうことも書いてあった.

既に比較的まっとうな読書法の本を持っているならば,改めて買う必要はないかもしれないが,
まあ極端に悪くはなさそうといった印象.ただまあ,何回も読み返す価値があるかといえば微妙なところ.

P.53,最近の本がスカスカな気がするのは気のせいではないようだ.1ページあたりの文字数が小学校中学年向けの本と変わらないらしい.うーん,次から次へと本がやたらと出版されるなあと思っていたが,スカスカ本の大洪水か...

理論編
第1講 あなたがはまりがちな"読書のワナ"
「要領のいい読書」と「勘違い系の読書」とは?
本を読むと思考力が衰える?
わかったつもりが成長のジャマをする
たくさん読むから悪くなる
オススメ本には安易に手を出すな!
「がんばって読もう」と思うと本は頭に入らない

第2講 読書に何を求めるのかをはっきりさせる
読書の目的を明確にする
リターンを最大化する読み方を考える
リターンは二系統を意識しよう
TPOを踏まえた読書を目指せ!

鍛錬編
第1講 速読は体育会系のノリで身につける
反復練習なしに速読術は身につかない
目と意識とフォーカスをコントロールする
達人へと至る三つのステージ
体育会系メソッド五つの原則

第2講 「体」を極める
本は立って読め,さもなくば正座だ!
呼吸を感じ続ける
目は前に,心は後ろに
「見る」を極める
フォーカスを変えよう
「読めた」「読めなかった」の間をつかむ
文字はやわらかく包みこめ

第3講 「技」を極める
理解度をシフトしよう
トップダウンでつなごう
擬似的な速読で感覚を磨こう
スキミングとスキャニングを駆使しよう

第4講 「心」を極める
「速さ」の価値を高めよう
2つの△を書いてみよう
TPOで攻略しよう
アンテナと受け皿を育てよう
「1冊10分を完成させよう

実践編 最終講義 フォーカスの力を最大限引き出す読書術

戦略的に"積ん読"しよう
「その先」を見極めよう
重ね読みで「体」を磨こう
無駄なメモは取るな,線と付箋で十分だ
名文の筆者で言葉を磨こう
耳からの読書で言葉をインストールしよう
成長志向で読書を楽しもう

| | 能力開発・自己啓発


マンションのベランダでミツバチを飼う訳にはいかないのは当然だろう(あまり刺さないとはいえやはり蜂だし,ミツバチの糞でその辺が黄色くなるらしい)が,住宅密集地でなければ庭でミツバチが飼えるということらしい.

カラー写真が豊富で,大まかなことを把握するのには良いかもしれない.養蜂ビギナーズセットや養蜂用語がまとめてあるのも良い.

 庭で飼うはじめてのみつばち

養蜂体験が出来る場所,ミツバチやはちみつの博物館,養蜂キットの販売店,養蜂講座,はちみつの直販店などの情報もまとめて載っている.

ただ,
ミツバチ―飼育・生産の実際と蜜源植物 (新特産シリーズ) 角田 公次
日本ミツバチ―在来種養蜂の実際 (新特産シリーズ) 藤原 誠太
ニホンミツバチの飼育法と生態 吉田 忠晴


あたりを読んだ後では,ミツバチの生態や性質,具体的な作業等の情報については,かなり物足りない水準.おそらく,この本の情報だけでは実際にミツバチを飼うことは難しいのではないだろうか?

その意味で,ミツバチやはちみつに興味がある人が読んで,さらに関心を持つきっかけになる一冊ではあるといえるかもしれない.


| | 生物


トケイソウの仲間の育て方が比較的コンパクトにまとまって載っている.カラー写真も比較的多いので意外に楽しめるかも.ただし,クダモノトケイ(Passiflora edulis)等,いわゆるパッションフルーツに特化した本ではないので,パッションフルーツの栽培方法を知りたいという目的には必ずしもそぐわないかもしれない.

もっとも一般的なトケイソウ(Passiflora caerulea)の実が食べられると書いてあったが,その点についてはちょっと疑問(美味しくないというのがもっぱらの評判なので).


 トケイソウ
NHK 趣味の園芸 よくわかる栽培12か月シリーズの一つ.

ただまあ,関東地方だと一般的なトケイソウ(Passiflora caerulea)のように耐寒性が強いものは屋外放置で適当に剪定すれば十分だし,ブラジルトケイソウ(Passiflora alata,アラタ)などやや耐寒性が弱いものは少し刈り込んで室内に取り込めば何とかなるし,夏の暑さに弱い品種は涼しいところに置くか栽培をあきらめるしかないといえるかもしれない.

あとは,耐暑性がない品種以外は基本的に日が良く当たる方が調子がよさそうというぐらいかな.


| | 園芸・ガーデニング


 アブラムシ入門図鑑

名前の通り,ひたすらアブラムシのカラー写真が掲載してある.アブラムシといっても本当にカラフルで,色んな種類のものがあるのだなあと思える.

ただし,色々なアブラムシを何科の植物につくかによって分類してあるものの,とても使いにくいと感じた.

たとえば,ネギに付いている黒いアブラムシの名前を知りたいとか,金色の丸々したアブラムシ(実はアブラムシの天敵アブラバチが寄生したもの)は何なのかとか,サニーレタスについたワインレッドのアブラムシの名前を知りたいというときに,簡単に検索する方法がないので役に立たない.

黄色地に大きな黒丸が付いているとか,目立つ横縞があるとかでないと一般人にはアブラムシなんて見分けが付かないのが普通だろうし,まして,何族なんて知っているはずがないような気がする.

また,ネギアブラムシの写真はどこを見ればいいのか(載ってなかった?),ヒゲナガアブラムシの仲間らしいが詳細な種類は不明といったときにはどうしたらいいのかといったことも分からなかった.

さらに天敵は何かとか,どんな病気を媒介するかとか,防除方法を知りたいという目的には全く役に立たない.

まあ,これだけ多くの種類のアブラムシを掲載した手頃な価格の本も滅多にないだろうから,
その点では価値があるかもしれない.

| | 園芸・ガーデニング ,  生物


Movable Type 4でつくる!最強のブログサイト

Movable Type のほぼデフォルト状態でブログ的なページを作って,若干手を加えている程度の初級ユーザーとしては,買わなくても良かったと思っている.前半部分は適当に試行錯誤して出来てしまったことが多い.

自動保存機能を停止する方法などが分かったという点では役に立った.携帯電話でブログというのは自分は試していないから分からない.

手元に参考書があると確かに便利だとは思う.ただ,趣味で使う分には当面オンライン・ドキュメントでしのいで,Movable Type 4.2 対応の本がでてからで良いのではという気がしている.

たとえば,4.1と4.2ではテンプレートの置いてあるページの様子が違ったりするので,初心者なら混乱するのではないだろうか?



| | 科学・技術・工学


Movable Typeテンプレートタグ虎の巻


タイトル通り,Movable Typeで使うタグの解説がしてある.

タグは訳も分からずに適当に切り貼りをして使っていたのだが,ざっと目を通してみたら,その後テンプレートの編集等が若干やりやすくなった気がする.

MTでブログを作っているけど,タグのことは全然という方にはおすすめできるかもしれない.



アニメにもなったらしい菌マンガの第六巻.ネタバレはちょっと下の方に書いた.

あまりネタバレでない部分を書いておくと,フランスワインのことがぐちゃぐちゃ書いてあって読むのが面倒,というか,そこは読み飛ばした.フランスワインは高い割にあまり美味しくないものによくあたる気がするので,あまり興味がないし.

ぬか漬けなどがシンナー臭くなるのはP.アノマラのせいなのか...と全然関係ないところに感心.

 もやしもん(6)

もやしもん6巻の内容は,前巻で長谷川さんを連れ戻しにフランスに出かけた沢木君と(停学になってチーズを買いに行かされた)美里君,川浜君の三人が結城君に似たマリーさん(日本語を話せる)のところで長谷川さんと再会して,帰国するところまで.

龍太君は長谷川さんの酒癖を思い知らされたらしい上,食中毒でえらい目にあっていたが,全体としてはみんな丸く収まった感じ.それにしても,龍太君は子どもの頃からああいう体型でああいうキャラだったのか...

5巻よりかは面白かったかな.亜矢さんの働くお店での長谷川さんの笑顔が良い.



イチジク
新特産シリーズの一つ.
初版が1996年なので,最近出回っているイチジクの品種については記載がない.桝井ドーフィン,ホワイトゼノア,蓬莱柿,カドタなどは登場する.耐寒性が強いのはホワイトゼノアとか.イチジクなんて果実の大きさに違いがある程度だと思っていたのだけど,品種によって意外に性質が違うようだ.

剪定の仕方,挿し木や接ぎ木の方法,熟期促進処理の方法,病害虫とその対策,施設栽培等については一通り載っている.

この本は栽培農家向けなのだろうけど,イチジク自体はなかなか丈夫で育てやすいし,完熟果実を楽しめるという点でも家庭栽培するのに良いと思う.

ジャムやシロップ漬け,乾燥イチジクの作り方も載っていたが,干しイチジクは一般家庭ではちょっと難しいかもしれない.

| | 園芸・ガーデニング


マンゴー
マンゴーは育てていないけれど,農文協の新特産シリーズを集めているので.
中身は営利栽培をする農家向け.

しかし,マンゴー栽培をしている農家の○○さんみたいな写真を載せられても,一つも嬉しくないのだけど.そんなものを載せるぐらいなら,マンゴーの生育途中の様子や病害虫の写真を一枚でも増やして貰った方がよっぽど役に立つような気がする.

第1章 マンゴーの魅力-食べる愉しみ、つくる楽しみ:
独特の果実のおいしさ,宅配システム使って有利販売,輸入の動向とこれからの栽培

第2章 マンゴーとは?:
栽培の来歴,多彩な特徴をもつ果実,生育の特性と栽培ポイント

第3章 品種の特性と生かし方:
系統と品種,代表的な品種と選び方のポイント

第4章 導入までの準備、園地づくり:
施設の準備,適地の選択と圃場整備

第5章 マンゴー栽培の実際:
苗木の準備,植付けの実際,初結実までの若木の管理,一年間の管理,病害虫の防除と生理障害,品種更新、改植は思い切って早めにやる,ポット栽培の実際,農家の経営事例

第6章 マンゴーの料理、利用法:
おいしい食べ方, マンゴーのいろいろな調理法



 ブドウの早仕立て新短梢栽培

基本的に,ブドウの営利栽培をしている人向け.
一般家庭で鉢植えのブドウを育てている人にはあまり関係ないかもという気もするが,剪定の仕方,接ぎ木の仕方,苗作りの方法,花穂の調整,摘粒などの作業も紹介してあるので,葡萄農家ではない人でも参考になる点は多そう.
鉢植えでブドウの栽培をするときには基本的に枝を短く刈ってしまうことになるけど.

あと,ぶどう園に計画的に草を生えさせるというのもポイントらしい.

カラー写真はない.白黒写真だと作業の様子がややわかりにくいかも.


写真でみるブドウの新短梢栽培
第1章 初心者からベテラン農家までピッタリの新短梢栽培
第2章 新短梢栽培での樹のとらえ方と技術の特徴
第3章 新短梢栽培の実際
第4章 草生栽培の実際
第5章 品種更新と苗つくり
第6章 新短梢栽培での防除
付録 種なしピオーネの生育ステージと管理作業一覧~ブドウのジベレリン処理方法一覧


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