2007年10月アーカイブ

トチノキの実(栃の実)
10/27, トチノキ科 トチノキ属.
土の上に転がしておいたトチの実が発根していました.
何となく栗のようで,一応食べられますが,あく抜き等に相当の手間がかかります.

ツルアリドオシの実(蔓蟻通しの実)
10/14, アカネ科 ツルアリドオシ属.
対生した葉っぱの間に赤い実がなっていました.
この写真では分かりにくいのですが,実のおへそが二つあります.
初夏の頃,白い花を二つずつつけるのですが,この二つの花の子房がくっついて一つの実となるようです.
このため,一つの実におへそが二つある状態になります.

蔓性のアリドオシということのようですが,アリドオシとは違ってトゲがありません.

マユミの実(檀の実)
10/14, ニシキギ科 ニシキギ属.
雨飾山の登山道に入ってすぐのところに生えていました.
四角っぽい赤っぽい実が鈴なりになっています.遠目には紅い花が咲いているように見えました.実が割れると,中から朱色の実が顔を出します.

白っぽい四枚の花びらがある花をつけます.

ヤマホタルブクロ(山蛍袋)
10/13, キキョウ科 ホタルブクロ属.
花はほとんど無かったのですが,日だまりになるような場所にホタルブクロが残っていました.

ナナカマド(七竈)
10/13, バラ科 ナナカマド属.
国師ヶ岳周辺のナナカマドはちょうど紅葉の時期だったのですが,風が直接当たるような場所に生えているナナカマドは紅葉せずに葉っぱが枯れて,赤い実が目立っていました.

スノキ属の植物?
10/13, ツツジ科 スノキ属?
赤く紅葉した葉っぱの雰囲気はいかにもスノキの仲間という感じでした.
葉っぱには葉柄がほとんど無く,つやのある黒っぽい実がなっていました.

ニョイスミレ(如意菫)
10/7, スミレ科 スミレ属.別名:ツボスミレ.
ぱっと見たときにはごく薄いピンク色に見えました.下側の花びらは紫色の筋がやや目立ちます.

池の近くのいかにも湿り気のありそうな場所に生えていました.

ニョイスミレ(如意菫)は春に咲くのが普通かと思いますが,返り咲きでしょう.

アキグミ(秋茱萸)
10/7, グミ科 グミ属.
名前の通り,秋に赤くなるグミで,食べることが出来ます.果実の柄は短めで,実も丸っこい感じです.
花の色はくすんだ白で,5月ごろに咲きます.葉っぱの裏側は白っぽいです.

似た植物にナツグミ(夏茱萸)やその変種のトウグミ(唐茱萸),ナワシログミ(苗代茱萸)があります.
ナツグミ(夏茱萸)の実の柄はアキグミのものよりももっと長くて垂れ下がる感じで,6月ごろに赤くなります.アキグミよりはやや大きめで長細い実です.

ナワシログミ(苗代茱萸)は秋に白っぽい花が咲き,春に実が赤くなります.

磐梯山,アケビ(木通)

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アケビ(木通)
10/7, アケビ科 アケビ属.
小さな丸っこい葉っぱが五枚まとまってついています.山などでは意外によく見かけるかと思います.蔓はかごなどを作るのに利用します.

薄い紫色の実がなっていました.この中身は種だらけですが,甘くて食べられます.熟していたので割れていました.ちょっと似ているムベは常緑で実が熟しても割れません.

ゴヨウアケビ(五葉木通)も小さな葉っぱが5枚まとまってついていますが,葉っぱの縁がすこし波々になっています.ミツバアケビは葉っぱの縁が波状で小さな葉っぱは三枚まとまってつきます.

磐梯山,アシ(葦)

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アシ(葦)
10/7, イネ科 ヨシ属.別名:ヨシ.
中瀬沼,レンゲ沼周辺を散策したときに見つけました.
川沿いや池の周りに良く生えています.休耕田などに生えていることもあります.
2m位に伸びていることも珍しくありません.穂でフクロウなどの民芸品を作ることもあります.

アシだと悪しに通じるということで,ヨシと呼ばれるとも言われています.

マムシグサの実(蝮草の実)
10/7, サトイモ科 テンナンショウ属 .
朱色のつぶつぶな実がついていました.マムシグサの実だと思うのですが,確信はもてません.
しかし,テンナンショウの仲間であることは間違いないと思います.

ツルツゲ(蔓柘植)
10/6, モチノキ科 モチノキ属.
最初,少し変な葉っぱのアカミノイヌツゲがいやに低い場所にあるなあと思ったのですが,ツルツゲでした.
赤い実はかなりよく目立ちます.
初夏に白くて小さな花をつけます.

マイヅルソウの実(舞鶴草の実)
10/6, ユリ科(スズラン科) マイヅルソウ属.
葉っぱは枯れつつありました.
赤い実は何となく美味しそうに見えますが,毒があります.

ヤマソテツ(山蘇鉄)
10/6, キジノオシダ科 キジノオシダ属.
何か微妙にしわしわというかフリル付きの葉っぱと,上に立ち上がった細い葉っぱがあります.
細い方の葉っぱが胞子葉です.シダの仲間なのでお花は咲きません.

テングノコヅチ(天狗の小槌)
10/6, リンドウ科 ツルリンドウ属.
ツルリンドウかもしれませんが,近くの植物によじ登らずに地面を這っていたのでテングノコヅチではないかと思いました.
赤い実がなっていました.

アスヒカズラ(明日檜蔓)
10/6, ヒカゲノカズラ科 ヒカゲノカズラ属.
小さなヒノキのような雰囲気です.
細長いツクシのような棒状のものは胞子が付く場所の残骸です.

クロマメノキの実(黒豆の木)
10/6, ツツジ科 スノキ属.別名:アサマブドウ(浅間葡萄)
同じく鎌池の近くのクロマメノキです.こちらも赤紫色に紅葉していました.実も若干残っていました.
クロマメノキの下にある細かな葉っぱの植物はガンコウランです.

チングルマ(稚児車)
10/6, バラ科 ダイコンソウ属(チングルマ属?).別名:イワグルマ.
鎌池の近くではチングルマの葉っぱがこのように真っ赤に紅葉していました.

シラタマノキ(白玉の木)
10/6, ツツジ科 シラタマノキ属.
浄土平ビジターセンターから鎌池,姥ヶ原方面へ上っていく途中にシラタマノキがありました.
名前の通りの白い実がなっていました.

オオカメノキ(大亀の木)
10/6, スイカズラ科 ガマズミ属.別名:ムシカリ.
浄土平ビジターセンターからの登山道の途中に生えていました.
赤い実がたくさんなっていました.このあと,黒っぽく色が変わります.

ヤマノイモのムカゴ(山の芋の零余子)
10/4, ヤマノイモ科 ヤマノイモ属.別名:ジネンジョ(自然薯),ヤマイモ(山芋)
蔓にできたヤマイモのムカゴを集めてみました.
これを植えれば,またヤマイモができますが,イモが食べられるサイズまで育つには数年かかるでしょう.

ツルレイシの実(苦瓜の実)
10/3,ウリ科 ツルレイシ属.別名:ゴーヤ,ニガウリ(苦瓜).
オレンジ色に熟した後,そのままにしておくと,何かの拍子でこのように破裂してしまいます.
赤いぬるぬるしたものの中に種子があります.

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