2/24, ドクダミ科 ドクダミ属.
とにかくニオイが凄い草ですが,薬草として利用されることもあります.日陰でも勢いよく増えていき,
白い四枚の花びらがあるように見える花を咲かせます(正確には白い花びらに見えるものは苞).
ハート型というか,見方によってはサツマイモの葉っぱと似た形の葉っぱです.
写真のものは斑入りの園芸種なのですが,やっと芽が動き始めたところです.
2/24, ドクダミ科 ドクダミ属.
とにかくニオイが凄い草ですが,薬草として利用されることもあります.日陰でも勢いよく増えていき,
白い四枚の花びらがあるように見える花を咲かせます(正確には白い花びらに見えるものは苞).
ハート型というか,見方によってはサツマイモの葉っぱと似た形の葉っぱです.
写真のものは斑入りの園芸種なのですが,やっと芽が動き始めたところです.
2/24, ユリ科 ワスレグサ属(ヘメロカリス属).別名:オニカンゾウ,アキノワスレグサ.
川沿いなど湿り気がある場所で見かけることがあります.春の若芽や花は山菜として利用します.三倍体なので,花は咲いても実はなりません.
オレンジ色の花はニッコウキスゲ(ゼンテイカ)などとやや似ている気もしますが,八重咲きで,上を向いて咲きます.同じような植物で一重咲きのものはノカンゾウです.ノカンゾウはニッコウキスゲに結構似ているかも.
ヘメロカリスという名前でカラフルな花が売られていますが,属名そのままという話もあります.
2/24, ユリ科 ユキザサ属.別名:アズキナ(小豆菜).
白い雪の結晶のような花が穂状に咲く,笹のような葉の植物ということでつけられた名前のようです.
春の若芽は山菜として利用しますが,茹でるときのニオイが小豆に似ているということで,アズキナと呼ぶ地方もあるようです.
園芸店ではむしろ『アズキ菜(別名ユキザサ)』として売られていました.
花が咲いた後は,赤い実がなります.
2/24, ユリ科 ナルコユリ属(アマドコロ属?).
斑入りの園芸種ですが,『斑入り鳴子百合(アマドコロ)』として売られてました.現時点ではどちらなのかはっきりしません.
アマドコロとナルコユリの見分け方ですが,茎が角張っているのがアマドコロ(甘野老),茎が丸いのがナルコユリ(鳴子百合)です.
言い換えると,稜があって茎の断面が多角形になりそうなのがアマドコロ(甘野老)で,茎の断面が丸そうなものがナルコユリ(鳴子百合)です.
いずれにしても,初夏に白っぽい長めの釣鐘型の花をつけます.ただし,アマドコロ(甘野老)とナルコユリ(鳴子百合)は花の付き方もちょっと違っていて,花は茎に着いている部分からすぐに二手に分かれているのがアマドコロ,茎から途中までは一本なのに途中で二手に分かれて咲くのがナルコユリです.
花の後はナルコユリもアマドコロも黒っぽい実がなります.
2/24, ナス科 クコ属.
川沿いなどでよく見かける小さな木ですが,うどんこ病で真っ白になっていることも多いように思います.
写真のものは日だまりにあったために芽が開いてしまっていますが,この時期は青黒い芽がややふくらみ始めた程度なのが普通でしょう.
枝には結構トゲがあります.
夏から秋にかけて紫色の小さな花が咲きます.その後,赤い長楕円の実がなります.
葉っぱはお茶に,果実はクコ酒に,根っこは解熱にといった具合に使われる薬草です.
2/23, キク科 ヤグルマギク属.別名:ヤグルマソウ(矢車草),セントレア,コーンフラワー.
秋に種を蒔いたものはこのような状態で越冬します.もともとは麦畑などの雑草だったようです.茎などには白っぽい綿毛があり,白っぽく見えます.
春から初夏にかけて青紫,ピンク,白などの花が咲きますが,その花の形が,鯉のぼりの竿の先端につける矢車に似ているので矢車菊という名前になったようです.
花はハーブティやサラダの彩りなどに利用されることがあります.
園芸店等ではヤグルマソウ(矢車草)として売られている場合がありますが,本来のヤグルマソウ(矢車草)はユキノシタ科の全く別の植物です.
2/23, ツツジ科 スノキ属.
シャシャンボ(小小ん坊)という名前は小さな丸い実に由来するようですが,葉っぱに病気に罹っているような模様がでることに由来するという説もあるようです.
葉っぱはサザンカやサカキのように厚手で,縁には小さくて細かなギザギザがあります.
初夏から夏にかけて,ある種のブルーベリーの花とそっくりな壺形の白い小さな花が下向きにたくさん咲きます.
その後に,黒っぽい実がなるのですが,その実は食べることが出来ます.
2/23, キク科 ツワブキ属.
葉っぱの形はフキと似ているのですが,葉っぱに艶があります.この艶のある葉の蕗というのが名前の由来のようです.
フキと同じように食用にされることもあります.
日陰でも育つのでシェードガーデンや木の下の植え込みなどに利用されます.園芸店などでは斑入りの品種も売られています.
秋にはいかにもキクの仲間といった雰囲気の黄色い花をたくさんつけます.その後,写真のような綿毛が出来ます.
2/22, ユズリハ科 ユズリハ属.
新しい葉っぱが出た後で古い葉っぱが落ちることに由来する名前のようです.この世代交代する感じが縁起がよいということでお正月の飾りに使ったりします.
艶のある葉は互生して,縁はなめらかです(全縁).葉っぱの裏裏側はやや白っぽいです.葉っぱの大きさと比較して小さな花が咲きます.雌雄異株で,黒っぽい実がなります.
似たものにヒメユズリハ,エゾユズリハがありますが,どちらもユズリハよりは小型です
2/22, モクセイ科 モクセイ属.
10月ごろにオレンジ色の,強い香りがする小さな花をたくさんつけます.花びらは4枚あるように見えます.雌雄異株で,日本には基本的に雄株しかないために実がならないようです.
キンモクセイの花を集めて,焼酎などのお酒に漬け込んでキンモクセイ酒を作ります.花を集めるときは,カサを開いて木の枝にぶら下げてから枝を揺すると簡単かもしれません.
以前は金木犀の香りはトイレの芳香剤として良く用いられたのですが,最近はあまり使われなくなっているようです.
2/22, ツバキ科 モッコク属.
常緑性で庭木としてよく植えられています.
厚手で縁がなめらかな深緑色の葉っぱです.
夏に白い花が咲いた後,秋には赤っぽい実がなります.
2/22, ウコギ科 ヤツデ属.別名:テングノハウチワ(天狗の葉団扇)
白い花が咲いた後は,このような丸い実がたくさん集まってつきます.
ウコギの仲間にはウコギの他にウドやタラノキ,コシアブラなど山菜として食べられるものが多いような印象がありますが,ヤツデは食べられません.
2/22, ウコギ科 ヤツデ属.別名:テングノハウチワ(天狗の羽団扇).
艶がある葉っぱは手を広げたような形に大きな切れ込みが入っています.さらに,葉っぱの縁には細かなギザギザがあります.
別名のテングノハウチワは天狗が持っているとされる羽を組み合わせて作ったウチワに似ているからのようです.
湿り気のある,やや薄暗い林の中などでよく見かけます.写真ものものはまだ背が低いのですが,成長すれば2,3m位の高さにはなります.
秋の終わりごろから冬にかけて白い花をつけるのですが,蜂やハエがかなり良く集まっています.
2/22, ミズキ科 アオキ属.
やや薄暗い林にも生えます.春に赤茶紫色というか小豆色というか,説明の難しい色の小さな花をつけます.
雌雄異株で,雌株には赤い実がなります.この時期はちょうど実が赤くなりつつあるところです.
若芽は食べられるという話も聞きますが,試したことがないので分かりません.
2/22, ツバキ科 ツバキ属.
冬場の花が少ない時期に赤や白の花をつけます.たくさんの品種があります.
艶のある葉っぱは椿と同様に縁に細かなギザギザがあります.常緑で垣根としてもよく用いられますが,チャドクガが発生すると大変なことになります.
ツバキとやや似た花ですが,ツバキは散るときに花が丸ごと落ちるのに対して,サザンカは花びらがパラパラと分かれて落ちます.
2/22, バラ科 ビワ属.
光沢のある深緑色で筋状の凹凸がある葉っぱです.冬に白い花が咲きます.
この時期はもう花は散っていて,茶色い毛の生えたガクなどが残っている状態です.毛むくじゃらの動物みたいな感じも.
初夏におなじみのオレンジ色の枇杷の実が収穫できます.
2/22, ブナ科 マテバシイ属.
発芽したマテバシイを引き抜いてみました.
秋に実ったドングリのとがった部分から先に根っこが出て,次に幹が出てきます.
ドングリから木を育てたい場合には,水につけて沈むものを選びます.ドングリ類は乾燥させると発芽しなくなるので,秋に拾ったらすぐに種まきをするか,湿った状態にして保存します.
2/22, ブナ科 マテバシイ属.
マテバシイの葉っぱです.厚手で艶があります.常緑.
ドングリは削って笛にしたり小舟を作ったり,コマを作ったりして遊ぶこともできます.
2/22, ブナ科 マテバシイ属.
街路樹として使われることも多いので町中でもよく見かけるドングリの木です.艶のある厚手の葉っぱで,先端部はややとがった感じですが縁にギザギザはありません.
初夏に毛羽立った毛糸のような花が咲きますが,それは雄花です.雌花は棒に点々と付いていてあまり目立ちません.
ドングリは花が咲いた翌年に熟します.写真の棒状に突き出たものには小さなドングリがついています.目立って大きくなるのは初夏以降になるでしょう.
熟したドングリは渋が少ないので食べられます.