2007年7月アーカイブ

ニワゼキショウ(庭石菖)
7/7, アヤメ科 ニワゼキショウ属.
葉っぱは何となく超小型のアヤメの仲間といった雰囲気です.
うす青タイプのニワゼキショウの花です.かなり白色に近いものもあります.
ニワゼキショウ(庭石菖) には紫色の花の写真があります.

ヤブカラシ(藪枯らし)
7/7, ブドウ科 ヤブカラシ属.別名ビンボウカズラ,ヤブガラシ.

ヤブガラシだと思っていたのですが,ヤブカラシが正しいようです.

草木の上を這うように広がり,下になった植物を枯らしてしまいそうということでヤブカラシ(藪枯らし)という名前になったようです.芥子に由来する名前なのかと思っていたのですが,藪辛子ではないのですね.

オレンジと黄緑の粒々の花が花火のように咲くという印象です.
蜜が豊富らしく,蝶や蜂がたくさん寄ってきます.バタフライガーデンを目指すならばあえて植えても良いかも?

ヤマノイモ(山の芋)
7/7, ヤマノイモ科 ヤマノイモ属.別名:ヤマイモ(山芋),ジネンジョ(自然薯).
芋はすり下ろしたり,煮物にしたりして食べます.ムカゴもむかご飯にして食べます.
畑で栽培され,市販されているものの多くはナガイモ(長芋)で,ヤマノイモ(山の芋)とは別種です.

また,似た植物にオニドコロがありますが,オニドコロは食べられません.
ヤマノイモの葉っぱは対生することが多い(若いときは互生)のですが,オニドコロの葉っぱは対生します.

ネジバナ(捩花)
7/7, ラン科 ネジバナ属.別名:モジズリ(捩摺).
茎に螺旋階段のようにピンク色の小さな花がたくさん付きます.
花茎の高さは大体10数センチです.偶に20cmを越えるものもあります.

群生していましたが,半分ぐらいは踏みつぶされていました.芝生などに生える植物の宿命といえるかもしれません.

ユウゲショウの花(夕化粧)
7/7, アカバナ科 マツヨイグサ属.別名:アカバナユウゲショウ.
ぱっと見たときには花の柄が短いアカバナ?と思ったのですが,ユウゲショウのようです.
めしべの先端が4つに分かれています.

名前から想像するに夕方に咲く花かと思ったのですが,実際には昼間から咲いているような気がします.

単にユウゲショウと言った場合にオシロイバナをさす場合もありますので区別するためにアカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)と言う場合もあるようです.

ユウゲショウ(夕化粧)
7/7, アカバナ科 マツヨイグサ属.別名:アカバナユウゲショウ.
最近よく見かける雑草です.道路脇などに生えていることもあります.花の色が濃ピンクというか薄赤紫で意外にきれいです.
ユウゲショウは南アメリカ原産ですが,明治時代に観賞用として導入され野生化したようです.花の大きさがもう少し大きければ現在でも園芸植物として十分通用しそうです...

カラスウリの花(烏瓜)
7/7, ウリ科 カラスウリ属.
19:12に撮影しました.完全に開花しています.
カラスウリの開花の様子を追ってみるつもりだったのですが,途中の写真が全然取れませんでした.というわけで,カラスウリの花は開き始めると早いということがよく分かるかと思います.

花は白い糸くずをたくさん集めて絡めたような繊細そうな感じです.真っ白なので,薄暗くてもよく目立ちます.そのせいか,蛾などが蜜を吸いに寄ってきます.

カラスウリが咲くと夏の夜なんだなぁという気持ちになります.

カラスウリ(烏瓜)
7/7, ウリ科 カラスウリ属.
カラスウリは夕方になると開花します.この写真は17:45頃に撮影しました.つぼみの先端が開きかけています.ちなみに一日花なので,明日にはしおれてしまいます.

そういえば子どもの頃,地元ではカラスウリを脚に塗るとかけっこが早くなるいわれていましたっけ.

カラスウリのつぼみ(烏瓜)
7/7, ウリ科 カラスウリ属.
12:40頃に撮影したカラスウリのつぼみです.今晩開花する予定なのでしょう.
秋に鶏の卵を少しスリムにしたような実がなります.熟すとオレンジ色になります.冬枯れの時期になってもきれいなオレンジ色のまま残っている事も多いでしょう.

カラスウリとキカラスウリの違いですが,まず実の色が違います.カラスウリはオレンジ色に熟しますが,キカラスウリは黄色く熟します.
また,開いてから時間が経った葉っぱに毛がないのがキカラスウリです.カラスウリは葉っぱに短い毛が生えています.

ヘクソカズラの花(屁糞葛)
7/7, アカネ科 ヘクソカズラ属.別名ヤイトバナ.
ヘクソカズラの花を正面から見てみました.
正面から見ると,ある種のカイガラムシを裏側からみたのとよく似ているような気も...

ちなみに,葉っぱは細長いハート型で対生します.

ヘクソカズラ(屁糞葛)
7/7, アカネ科 ヘクソカズラ属.別名ヤイトバナ.
遠目には白と濃桃色のかわいらしい花です.なんとなく練乳イチゴバーを連想させる配色かも.
しかし,触るとはっきり言ってかなり臭いです.この悪臭からヘクソカズラ(屁糞葛)という名前になったとのことです.
まあ気の毒といえば気の毒ですが...

花の後に丸っこい実がなるのですが,鳥も食べないらしく冬になっても残っていることが多いです.

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