8/23, キンポウゲ科 サラシナショウマ属.
茎の上の方に白い花が穂状につきます.試験管を洗うブラシのような形です.
新芽は茹でて水にさらせば食べられるということで晒菜という名前が付いたようです(本当に食べられるのかな?).
根茎は漢方薬として利用されるようです.
ちなみに○○ショウマという名前の植物はキンポウゲ科の他にユキノシタ科やバラ科にもあります.
8/23, キンポウゲ科 サラシナショウマ属.
茎の上の方に白い花が穂状につきます.試験管を洗うブラシのような形です.
新芽は茹でて水にさらせば食べられるということで晒菜という名前が付いたようです(本当に食べられるのかな?).
根茎は漢方薬として利用されるようです.
ちなみに○○ショウマという名前の植物はキンポウゲ科の他にユキノシタ科やバラ科にもあります.
8/23, キク科 ノコギリソウ属.
ノコギリソウの花を真上からみたところです.
葉っぱのギザギザをノコギリの歯にたとえて付けられた名前のようです.
セイヨウノコギリソウとは葉っぱの形で見分けます(葉っぱが羽根っぽいものがセイヨウノコギリソウのはず).
8/23, キク科 シオン属.
いかにもキクの仲間という感じの,薄く紫がかったような白っぽい花が咲きます.
葉っぱが胡麻に似ているから付けられた名前のようです.ついでに若葉は食べられるそうです.
8/23, アカバナ科 アカバナ属.
アカバナという名前ですが,花の色はどちらかといえばピンク色です.
湿り気の多いところでよく見かける花です.
8/23, タデ科 イヌタデ属.別名ウシノヒタイ.
湿り気のある場所によく生えています.田んぼの雑草という印象です.
8/23, キク科 キオン属.別名ヒゴオミナエシ.
いかにも菊の仲間といった感じの黄色い花が咲きます.
8/23, アジサイ科 アジサイ属.
アジサイに似た白い花が咲きます.
湿原の中に入り込んでいるのをよく見かけるように思います.
8/23, キク科 ヤマハハコ属.
本当にどの山に出かけても生えている印象があります.
8/23, リンドウ科 センブリ属.
白い花の花びらの先に青っぽい点々が付いています.
近づいてよく見るとなかなかきれいな花ですが,目立たないので意外に気がつきません.
8/17, モウセンゴケ科 モウセンゴケ属.
大阿原湿原は樹木が入り込むなど乾燥が進んでいる印象を受けたのですが,モウセンゴケなどはまだ生えていました.
赤い部分がネバネバで,トンボなどがくっついているのを見かけるかもしれません.この時期,花は咲いていませんでしたが,細い花茎の先に小さな白い花を付けます.
8/17, キク科 ノコギリソウ属.
茎の先端部分に白い花がまとまって咲きます.葉っぱはギザギザです.
葉っぱがもっと羽っぽいものはセイヨウノコギリソウです.
薬草として利用されます.
8/17, キク科 キオン属.別名ヒゴオミナエシ.
入笠湿原から少し離れたところに大阿原湿原があります.標高1810m.
その大阿原湿原にキオンが咲いていました.これもキクの仲間といった雰囲気の花が茎の上の方に集まって咲きます.
ハンゴンソウとは違って,葉っぱに大きな切れ込みはありません.
8/17, ツリフネソウ科 ツリフネソウ属.別名:ムラサキツリフネ(紫釣船).
川沿いなどの湿気の多い場所でよく見かける花です.
ホウセンカの仲間です.黄色い花が咲くものはキツリフネと呼ばれます.
8/17, キク科 アキノキリンソウ属.
いかにもキクの仲間といった雰囲気の黄色い小さな花が茎の上から下の方までたくさんついています.
草丈は人の膝上ぐらいの高さでした.
8/17, リンドウ科 ハナイカリ属.
花の後ろ側が写っているのでちょっとわかりにくいのですがハナイカリです.
花の後ろに突き出たもの(距)があり,それを錨に見立てて付けられた名前のようです.
8/17, ユリ科 ユリ属.
オレンジ色のユリです.この写真には下の方の葉っぱが写っていませんが,互い違いについていました(互生)のでコオニユリです.クルマユリは葉っぱが輪生します.
8/17,サクラソウ科 オカトラノオ属.
湿原内にやさしい雰囲気の黄色い花を付けた植物が群生していました.クサレダマです.
初めて名前を聞いたときは,腐れ玉という名前がつくとはどれほど変なニオイがするのだろう?と思ったのですが,レダマ(連玉)という植物に似ているのでクサレダマと呼ばれるそうです.
8/17, ユキノシタ科 チダケサシ属.
園芸店ではこの仲間がアスチルベという名前で売られています.
ピンク色の小さな花がたくさん付きます.この茎に乳茸を刺して持ち帰ったのでチダケサシという名前になったようです.ということはきっと茎は硬くて頑丈なのでしょう.
8/17, シソ科 イヌゴマ属.別名:チョロギダマシ.
クルマバナと似ているように思いますが,イヌゴマは花が茎の先の方に穂状につくのに対して,
クルマバナは葉っぱの付け根を囲むように花が付き,それが何段にもなっているのが普通です.
8/17, キンポウゲ科 トリカブト属.
トリカブトの仲間であることは間違いないのですが,ホソバトリカブトかどうかちょっと自信がありません.
花はきれいなのですが,これも有毒です.
8/17, キク科 シオン属.
胡麻とついていますが,ゴマの仲間ではありません.
こちらもキクの仲間らしい花が茎の上部にまとまってつきます.
外側の花びらはきちんと並ばずにガタガタの不揃いです.
若い芽は食べられるそうです.
8/17, キク科 キオン属.
いかにもキクの仲間といった雰囲気の小振りな花が茎の先にまとまってつきます.葉っぱは不快切れ込みが入った羽状です.
8/17, キキョウ科 ミゾカクシ属.
紫色の花をつけるサワギキョウは湿原でよく見かける植物の一つです.湿原内に生えている,花が咲く植物の中では比較的背が高めで目立ちます.毒があります.
8/17, アカバナ科 ヤナギラン属.
ハイキングに出かけるとよく見かける花の一つです.
紅色の花はよく目立ちます.群生しているととてもきれいです.
8/17, シソ科 トウバナ属.
倒れていて分かりにくいのですが,小さな赤紫色の花が葉っぱの側にぐるっと並んで咲いています.
最初,イヌゴマかと思ったのですが,花が段々になってついているのでクルマバナではないかと思います.属名になっているトウバナというのは塔花で,花の様子を塔に見立てて付けられたようです.
8/17, バラ科 シモツケソウ属.
かなり濃い目のピンク色の小さな花がたくさん付いていました.
8/17, マツムシソウ科 マツムシソウ属.
夏の終わりの山でよく見かける薄紫色の花です.
8/17, アカネ科 ヤエムグラ属.
白くて小さな花が沢山つきます.
8/17, バラ科 キイチゴ属.
キイチゴの実がなっていました.自信がないのですが,ニガイチゴのような気がします.
花の色は白です.
8/17, キキョウ科 ツリガネニンジン属.別名トトキ.
釣り鐘のような形の薄い青紫色の花が下向きに咲きます.山菜として利用されます.
8/17, アカバナ科 マツヨイグサ属.
登山道脇に生えていました.萎れた花が黄色いままなので,オオマツヨイグサ(大待宵草)だと思います.
ツキミソウ(月見草)と呼ばれることもありますが,これは誤称で,本来のツキミソウは花びらが4枚の白い花です.
8/17, キク科 ヒヨドリバナ属(フジバカマ属?).
入笠山は花の百名山の一つで標高は1995mです.
すぐ近くにある入笠湿原とともにお花を沢山見ることができます.
平地ではまだ暑い時期ですが,この辺りは秋の花が咲いていました.
写真はヨツバヒヨドリ(四葉鵯)で,ハイキングに出かけるとよく見かける花の一つです.
茎の先端に小さな花がたくさん集まって咲きます.
8/16, マツ科 マツ属.
高山帯によく生えている背のあまり高くない松の木です.
葉っぱは五本まとまってつきます(五葉松).
赤い実のようなものは雄花です.
8/16, キク科 ウサギギク属.
ウサギギクも比較的あちこちで見かけました.
8/16, ユキノシタ科 ウメバチソウ属.
すっとのびた茎の先端に白い花がつきます.湿原などでよく見かけます.
家紋の梅鉢紋に似ているところから名付けられたそうです.
8/16, アカバナ科 アカバナ属.
普通のアカバナよりはかなり背が低いです.
アカバナという名前ですが,花は赤ではなくピンク色です.
一説によると,葉っぱが赤くなることにちなんで付けられた名前だとか.
8/16, オトギリソウ科 オトギリソウ属.別名:ミヤマオトギリ
シナノオトギリかイワオトギリのどちらかだと思うのですが,写真からははっきりしません.
葉っぱの表面に黒い点々が付いているのがイワオトギリで,縁に黒点があるのがシナノオトギリだそうです.
8/16, キキョウ科 ホタルブクロ属.
この写真では分かりにくいのですが,花びらに白っぽい毛が生えています.
イワギキョウには毛が生えていません.
また,チシマギキョウはイワギキョウよりは下向きに咲く感じがします.
下の三つ葉は別の植物の葉っぱです.
8/16, キキョウ科 ホタルブクロ属.
岩の隙間によく咲いています.
8/16, ツツジ科 スノキ属.
赤い実がなっていますが,よく見ると薄いピンク色の釣り鐘型をした花も咲いています.
8/16, キク科 アキノキリンソウ属.別名:コガネギク.
アキノキリンソウと比較して花の穂が短くてずんぐりした印象です.
8/16, ナデシコ科 ハコベ属.
葉っぱの感じは平地に生えるツメクサ(ナデシコ科ツメクサ属)を巨大化したものと似ているかもしれません.
花はハコベに似ているかも.花びらの真ん中が深く裂けているので,花びらは10枚あるように見えます.
ちなみにシロツメクサ(白詰草)はいわゆるクローバーです.
8/16, ケマンソウ科 コマクサ属.
ピンク色の馬の顔.
よく見るとあちこちに咲いていますが,植栽されたものかも知れません.
昔はケシ科に分類されていたと思いますが,最近はケマンソウ科に分類されるようです.
8/16, ケマンソウ科 コマクサ属.
高山植物の女王と称されるコマクサです.岩の隙間に生えていました.
8/16, リンドウ科 リンドウ属.
白っぽい花が咲くリンドウです.花びらには青っぽい点々が付いています.
昔は薬として利用したので当薬竜胆という名前になったそうです.
8/16, キンポウゲ科 キンポウゲ属.
黄色いキラキラした印象の花が咲きます.少し湿り気があるような場所に生えていることが多いようです.
ウマノアシガタの高山型とのことです.
8/16, キンポウゲ科 イチリンソウ属.
なんだか変な黒いものが付いているなぁと思ってよく見たら,ハクサンイチゲの種でした.
8/16, キンポウゲ科 イチリンソウ属.
畳平付近では大群落を見ることが出来ます.
8/16, キンポウゲ科 イチリンソウ属.
白い花びらが5,6枚ついています.もっとも,白いのは花びらではなくてガク片なのですが.
葉っぱは細かな切れ込みが入っています.
8/16, バラ科 キジムシロ属.
高山の黄色い花はなかなか見分けにくいのですが,これはミヤマキンバイだと思います.
黄色いヘビイチゴのような花で,葉っぱもヘビイチゴと同じように三つ葉です.もっとも苺は出来ませんが.
ぱっと見た感じではミヤマダイコンソウと似ているのですが,葉っぱが違います.
8/16, ツツジ科 ツガザクラ属.
名前にサクラとついていますが,ツツジの仲間です.
少しクリーム色がかった白い壷形の花です.葉っぱは細かくて細いです.全体的に小さいのであまり目立たないかも.
ツガザクラ はガクが赤っぽくて,花の形も壷形というよりは釣り鐘形です.
8/16, キク科 ウサギギク属.
いかにもキクの仲間といった雰囲気の黄色い花が咲きます.
ウサギちゃんにぴったりなキクという感じがして,名前を知ったときにちょっと感心してしまいましたが,実は葉っぱの形がウサギの耳に似ているからつけられた名前だとか.
一緒に写っている赤紫色の植物はヨツバシオガマです.
8/16, イワウメ科 イワカガミ属.
イワギキョウに混じって生えていました.イワカガミなのかコイワカガミなのかよく分かりませんが,おそらくコイワカガミでしょう.
そもそもコイワカガミとイワカガミは同じものだという説もあるようです.
春に花びらの先が裂けて房のようになったピンク色の花をつけます.
花は終わって実がなっているところですが,赤い茎だけでも十分目立ちます.
8/16, イワウメ科 イワカガミ属.
ちょっと写りが良くないのですが,開花中の株も若干ありました.
赤い茎の先端にピンク色の花が数輪つきます.
8/16, キキョウ科 ホタルブクロ属.
岩の隙間や砂礫の辺りに生えています.青っぽい花がやや上向きに咲きます.
似た植物にチシマギキョウがありますが,花に毛が生えているのがチシマギキョウです.
イワギキョウは毛が生えていません.
8/16, ゴマノハグサ科 シオガマギク属.
クリーム色の花が咲くシオガマです.
葉っぱが互い違いにつく(互生する)のが特徴です.
8/16, ゴマノハグサ科 シオガマギク属.
ピンク色の花が咲くシオガマですが,ぱっと見たときには赤紫色の花に見えるかも知れません.
羽根のような繊細な印象の葉っぱが四枚輪生しています.なるほど,葉まで美しいかも.
シオガマという名前の由来は,『葉まで美しい』と『浜で美しいのは塩竃』ということらしい.ギャク?
8/16, バラ科 ダイコンソウ属.
黄色い花が咲いていました.
ダイコンソウというのは葉っぱが大根に似ているからつけられた名前のようです.花が似ている訳ではありません.
とはいうものの,葉っぱを見ても大根に似ているとは全然思えないのですが...
8/16, バラ科 ダイコンソウ属.別名:イワグルマ.
お花が咲いていました.花を見るといかにもバラの仲間という感じがします.黄色がかったノバラみたいに見えるかも.
ぱっと見た感じでは真ん中が濃い黄色で,花びらの外側はクリーム色といった印象です.
8/16, バラ科 ダイコンソウ属.別名:イワグルマ.
実が出来ていました.このフサフサを子どもが遊ぶ風車に見立てたとか.
この近くにはちょうど開花中の株もありました.
8/3, キク科 アザミ属.
ちょっと自信がないのですがノアザミだと思います.ちなみに,左側の白っぽい花はヨツバヒヨドリです.
ノハラアザミとの見分け方は花の時期(ノアザミは5月~8月頃,ノハラアザミは秋),総苞(そうほう)がベタベタするかしないか(ノアザミはベタベタする)だそうですが,総苞を触っていないので...
その他,『花薫る八島高原』のp.31によると,ノハラアザミは中部地方のみに見られる,花が茎の先に2,3個集まってつくという特徴もあるようです.
8/3, アジサイ科 アジサイ属((旧ユキノシタ科).
白いガクアジサイのような花です.
8/3, アジサイ科 アジサイ属.
野地平湿原の中に生えていました.アジサイの仲間はユキノシタ科からアジサイ科に移動したみたいですね.ここでは一応,ユキノシタ科からでもアジサイ科からでも見ることが出来るようにしてあります.
8/3, ユリ科 ユリ属.
野地平湿原に生えていました.オニユリの小さいものといったところでしょうか.市販の百合根の多くはこのコオニユリです.
クルマユリと似ていますが,葉っぱが輪生しません.
8/3, ユリ科 ギボウシ属.
野地平湿原に生えていました.葉っぱが写っていませんが,コバギボウシだと思います.オオバギボウシよりは花の色が濃いようです.
8/3, モウセンゴケ科 モウセンゴケ属 .
野地平湿原は乾燥が進んでいましたが,モウセンゴケが生えている場所もありました.
詳細な種類は不明です.食虫植物.葉っぱに付いている毛のようなものから粘液を出します.虫がくっつくと消化します.白い花が咲きます.
8/3, キク科 ニガナ属.
ニガナの仲間であることは多分間違いないと思うのですが,詳細な種類は分かりません.ハナニガナかなぁ?クモマニガナかなぁ?タカネニガナにしては大きすぎるし.
8/3, ツツジ科 スノキ属.
コケモモの実が赤く色づいていました.
8/3,
妙に葉っぱの表面がテカテカなのですが,ヤマハハコだと思います.
8/3, ケマンソウ科 コマクサ属.
パルコール嬬恋リゾートからパルキャビンというゴンドラリフトが出ているのですが,その山頂駅の乗り場付近に咲いていました.栽培しているものと思われます.ここのコマクサは色が濃いのですが,ピンク色のものや白色のものを見かけることもあります.
8/2, マメ科 シャジクソウ属.
一瞬,ちょっと変なレンゲに見えたのですがシャジクソウでした.シロツメクサ(クローバー)と同属です.
茎の先の方に赤紫色の小さな花が集まって咲きますが,クローバーの花のように球形に集まるのではなく,茎を中心に円形に集まる感じです.
たまに白い花が咲くものもあります.
8/2, キク科 メタカラコウ属 .
花の茎だけがびょーんと伸びて立っていることが多いので,結構目立ちます.後ろの葉っぱは関係ないです.
8/2, キク科 メタカラコウ属.
今度は花茎があまり長くなかったので,葉っぱまで写りました.
8/2, キンポウゲ科 オダマキ属.
ヤマオダマキの花は,外側の花びら(がく)や距(花の後ろ側に突き出ている細長い管状のもの)が赤紫色がかっています.
この株の花は距にも赤紫色が残っていませんので,キバナノヤマオダマキでしょう.
8/2, キンポウゲ科 オダマキ属.
最初は,ヤマオダマキの紫系色素が抜けたキバナノヤマオダマキ(黄花山苧環)かと思ったのですが,距(きょ,花の後ろに突き出ている角みたいなもの)に赤紫色が少し残っていることから,ヤマオダマキが正しいようです.清楚な感じです.
糸を紡ぐときにつかう苧環(オダマキ)に似ているから付けられた名前という話ですが,苧環なるものを見たことがないもので,何とも言いようがないです.
8/2, キンポウゲ科 オダマキ属.
比較的黄色みが強い花と,白っぽく見える花があります.距も白っぽい花が付いていた株もあったのですが,そちらはキバナノヤマオダマキでしょう.
8/2, ユリ科 シュロソウ属.
一瞬,ユキノシタ科のクロクモソウかとも思いましたが,葉っぱが全然違います.
何となくランの仲間かと思っていたのですが,そうではないようです.茶紫色というか紫褐色というかちょっと変わった色の花です.
シュロソウだとすると,アオヤギソウの変種とのことです.
8/2, ユリ科 シュロソウ属.
花の部分を拡大してみました.花びらは六枚あるようです.
8/2, シソ科 ウツボグサ属.別名カコソウ(夏枯草,カゴソウ?).
日当たりの良い場所に群生していました.
タテヤマウツボグサは葉柄がほとんど無いそうです.写真の植物には葉柄があるように見えるので,ウツボグサだと思います.
8/2, シソ科 ウツボグサ属.別名カコソウ(夏枯草,カゴソウ?).
ウツボグサの花を拡大してみました.
花穂が妙に太いのですが,これが矢を入れる靫(うつぼ,ゆぎ)に似ているからつけられた名前だそうです.そういえば,ウツボカズラのウツボも靫でした.魚のウツボではなかったのですね.
8/2, セリ科 シシウド属.
大きいのでよく目立ちます.白いレースというか,花火のような印象の花です.
花が咲いて実がなると枯れてしまいます.
8/2, バラ科 シモツケ属.別名キシモツケ.
背の低い木に小さなピンク色の花が集まって咲いています.何となくコデマリに似ていると思ったら同属でした.
名前の由来には下野の国(栃木県)に多かったとか,下野国で見つかったとかいう説があるようです.シモツケソウはこのシモツケに似ているということのようです.
8/2, シソ科 イブキジャコウソウ属 .
ハーブのタイムの仲間.小さいながらも群生しているとなかなか見事です.ミツバチなどが蜜を吸いに良く集まってきます.たまに白い花を見かけることもあります.
8/2, オトギリソウ科 オトギリソウ属.
詳細な種類は分かりませんが,オトギリソウの仲間であることには間違いないでしょう.葉っぱなどに点々が付いているものもありますが,これは薬の秘密をしゃべった弟のことを,兄が切ったときの血だという話もあります.
8/2, オミナエシ科 オミナエシ属.
三方ヶ峰のコマクサが生えているあたりに咲いていました.コキンレイカ(小金鈴花)とも呼ばれます.
8/2, キンポウゲ科 カラマツソウ属.
『高山植物ポケット図鑑』によると,カラマツソウとミヤマカラマツの見分け方は,茎に託葉が付いているかないか(託葉があるのがカラマツソウ,ないのがミヤマカラマツ)ですが,たまたま写真に写っていないので,詳細は不明です.
それでも,カラマツソウの仲間であることは間違いないでしょう.モミジカラマツではないことは確かです.
線香花火のような印象の花ですが,白い花のように見える部分は実際にはおしべで,花びらはないそうです.
8/2, キク科 ウスユキソウ属.
白っぽい花のように見える部分は葉っぱ(苞葉)です.頭花に柄があるのでウスユキソウでしょう.
8/2, キク科 ウスユキソウ属.
いわゆるエーデルワイスの仲間ですが,あまり標高が高くない場所でも見かけます.
花びらのように見える白っぽい部分は,葉っぱです.本当の花は真ん中の丸っこい部分です.この部分をじっくり見ると,キクの仲間に分類されることが納得できるかも.
8/2, ナデシコ科 ナデシコ属.
カワラナデシコ(河原撫子)よりは花びらの切れ込みが深いように思われるので,タカネナデシコかな?
『高山植物ポケット図鑑』によるとタカネナデシコとカワラナデシコは苞の数で見分けられるようです(タカネナデシコは苞が2対,カワラナデシコは3,4対).
8/2, アカバナ科 ヤナギラン属.
葉っぱがヤナギのようで,花がランに似ているから付けられた名前のようですが,どちらの仲間でもありません.
山で時々大きな群落を作っているのを見かけます.秋が深まって綿毛がはじけ出るとまた違った印象です.
8/2, ツツジ科 ツツジ属.
ハクサンシャクナゲなのか,アズマシャクナゲなのか自信がありません.ハクサンシャクナゲの花は白っぽいものも多いのですが,必ずしもアズマシャクナゲよりも淡色であるとは限らないようなので...
葉っぱが付け根部分から丸っこい印象のものがハクサンシャクナゲ,なだらかな感じなのがアズマシャクナゲらしいです.また,お花に緑色のソバカスが目立つのがハクサンシャクナゲ,目立たないのがアズマシャクナゲらしいです.
8/2, アヤメ科 アヤメ属.
アヤメと見分けが付きにくいですが,外側の大きく垂れた花びら(外花被.がくにあたるらしい)の付け根に黄色がはいっていて,網目模様が付いていないのがノハナショウブでしょう.
同じ部分がアヤメは網目模様(文目,あやめ)だったはず.カキツバタはよく分からないです.
8/2, アヤメ科 アヤメ属.
外側に垂れ下がった大きな花びら(外花被)の付け根に網目模様が付いています.
普通,『あやめ』と入力して漢字に変換をすると『菖蒲』となると思いますが,ややこしいので『文目』と書いておきました.
8/2, ケマンソウ科 コマクサ属.
高山植物の女王と呼ばれるコマクサです.ここでは,コマクサ保護のためにつくられた柵の外側から観察をします.
コマクサは以前,ケシ科だったような気がするのですが,最近はケマンソウ科に分類されているようです.
近くの湯ノ丸山,烏帽子岳で撮影した コマクサ(駒草) の写真もあります.
8/2, イワウメ科 イワカガミ属.
ほんのわずかにイワカガミの花が付いています.ほとんど終わっていますが,それでも花の色が桃色だったことが分かります.コマクサの柵の外側で見つけました.
8/2, ユリ科 ユリ属.
あえてクルマユリの葉っぱだけ載せてみました.こういう具合に輪生しています.ちなみに,この上には3輪ほど花が付いていました.
8/2, バラ科 ワレモコウ属.
高原の秋の花というイメージがありますが,田舎の田んぼの畦なんかに生えていたような気もします.良く赤とんぼがとまっていたりもします.根っこは止血剤になります.
ちなみに,ハーブとして利用するサラダバーネットは同属のオランダワレモコウです.
8/2, キキョウ科 ホタルブクロ属.
蛍を入れたからホタルブクロだという話がありますが,実際に蛍を入れようと思ったら結構大変でした(^_^;;.蛍はすぐに出てきてしまうし.花の口を指で押さえているのではあまり意味がないし...
というわけで,提灯かなにか別のものに由来した名前の方に一票.
ヤマホタルブクロとホタルブクロはがくの部分で見分けることが出来るそうです.萼片のところに茎側に向かって何か反っくり返ったものが付いているのがホタルブクロ(萼が隙間だらけに見える),付いていないのがヤマホタルブクロです.
8/2, バラ科 シモツケソウ属.
写真に写っている葉っぱの形が典型的なシモツケソウとちょっと違うか?とも思ったのですが,多分シモツケソウだと思います.もしかするとアカバナシモツケかもしれません.
低木のシモツケに似ている草ということのようです.シモツケはシモツケ属なので別属ですが.
8/2, ゴマノハグサ科 クガイソウ属.(オオバコ科へ移動?)
輪生した葉っぱが何段にも積み重なっています.
ちょっと似た感じの植物に,ヤマトラノオ(ヤマトラノオ?ルリトラノオ?ヤマルリトラノオ?どれがどれだか全然分からないけど)がありますが,葉っぱが対生しているので見分けが付くと思います.
8/2, ユキノシタ科 チダケサシ属.
園芸店で売っているアスチルベに似た感じです.ヤマブキショウマ,トリアシショウマなどと見分ける自信はないのですがハナチダケサシではないかと思います.チダケサシはもうちょっと花が寂しくてピンク色がかっているような気が...
チダケサシというのは,チチタケを刺して持ち歩くのに使ったことに由来する名前だそうです.
8/2, ゴマノハグサ科 シオガマギク属.
湯の丸高原の池ノ平方面にて.花がねじれて巴状になっていたので,トモエシオガマだと思ったのですがちょっと自信がありません.シオガマの仲間には違いないと思うのですが...
8/2, バラ科 ヤマブキショウマ属.
これも自信がないのですが,葉っぱが山吹の葉に似ているような気もするので,ヤマブキショウマかなぁ?雌雄異株です.
似た植物にユキノシタ科のトリアシショウマがあります.
めしべが三本でおしべがたくさんあるのがヤマブキショウマ,めしべが二本でおしべが10本ぐらいなのがトリアシショウマとのことです.