4/22, ユリ科 カタクリ属.
早春に,他の植物が葉っぱを広げる前にやや紫がかった濃ピンクの花を咲かせます.何気なく咲いているように見えますが,種から花が咲くまでに何年もかかります.
昔は球根からデンプンを採取したようですが,最近の片栗粉はみんな馬鈴薯デンプンです.
写真の撮影場所は箱根湿生花園内です.
4/22, ユリ科 カタクリ属.
早春に,他の植物が葉っぱを広げる前にやや紫がかった濃ピンクの花を咲かせます.何気なく咲いているように見えますが,種から花が咲くまでに何年もかかります.
昔は球根からデンプンを採取したようですが,最近の片栗粉はみんな馬鈴薯デンプンです.
写真の撮影場所は箱根湿生花園内です.
サトイモ科 テンナンショウ属.
すぐに推測がつくとおり,マムシグサやウラシマソウの仲間です.
茶紫色の苞の中に,真っ白くて丸っこいお餅のようなものがちょこんとあります.
天然物を見つけるのはかなり困難かもしれません.
4/22, ケシ科 ヤマブキソウ属.
花が山吹に似た草ということでヤマブキソウ(山吹草)という名前になりました.
確かに黄色い花はヤマブキに似ているように見えますし大きさも似ていますが,花びらが4枚しかありません.
ヤマブキだと一重咲きでも5枚あります.
4/22, メギ科 イカリソウ属.別名:オオイカリソウ.
本来は日本海側に生える植物です.写真のものは白花タイプですが,場所によってはピンク色のものも生えているそうです.
太平洋側の山に生えるイカリソウ(錨草)はもう少し小さいような気がします.
蛾ヶ岳のイカリソウ(錨草)の写真はこちらにあります.ピンク色の花です.
4/22, キンポウゲ科 イチリンソウ属.
群生するニリンソウです.やや小さめな白い花ですが,群生しているとなかなかきれいです.
花は二輪セットになっているようですが,同時に二つ咲くわけでもないようですし,一輪しか花が付いていないものもあります.
葉っぱは少しゲンノショウコなどのフウロソウの仲間と似ているような気もします.新芽は食べられるとのことですが,トリカブトと間違いやすいので,無理に採取しない方が良いと思います.
4/22, バラ科 サクラ属.
花びらが5枚あるごく普通の桜にしか見えません.
チシマザクラ(千島桜)と書かれた名札が付いていました.
4/22, シラネアオイ科 シラネアオイ属.
1科1属1種の植物で,日本特産種とのことです.
キンポウゲ科からシラネアオイ科として独立したのですが,やはりキンポウゲ科という意見もあるようです.
四枚の薄いピンク色の花びらがある,繊細な印象の花です.
もっとも,ピンク色の花びらに見える部分はどうやらがく片のようです.
4/22, サトイモ科 ザゼンソウ属.別名:ダルマソウ(達磨草)
ぱっと見た感じでは,ずんぐりとした赤黒いミズバショウといった雰囲気です.
ザゼンソウという名前は,小豆色というか茶紫色の花びら(本当は苞)の形を,坐禅を組むお坊さんに見立ててつけられました.
ザゼンソウは発熱システムを持っているので雪の中でも開花できるとのことです(何年か前の新聞に,ザゼンソウの発熱システムが解明されたという記事が載っていたような気が).
花が終わりかけなので,葉っぱが展開しつつあります.
4/22, サトイモ科 ミズバショウ属.
湿原などの湿った場所に群生しています.花が終わり,葉っぱが開き始めました.
もっとも,白い花のように見える部分は花ではありませんが.
4/22, キンポウゲ科 リュウキンカ属.
リュウキンカ(立金花)としましたが,もしかしたらエゾノリュウキンカ(蝦夷立金花)かもしれません.
湿ったところに生える植物で,黄色い花がとてもよく目立ちます.
とは言っても,外側のいかにも黄色い花びらに見える部分はがく片です.キンポウゲの仲間にはありがちなパターンですが.
4/22, ユリ科 バイモ属.別名:バイモ(貝母)
なんとなく薄汚れた色の,釣り鐘型の花が複数下向きに咲きます.
花の内側をのぞき込むと,茶色っぽい網目模様が付いています.なるほど編み笠だなと納得です.
4/22, ハナシノブ科 クサキョウチクトウ属.別名:モスフロックス.
春に一面を染めるようにたくさんの花が付きます.庭などにもよく植えてあります.名前のとおり,芝生のように横に広がる草で,桜と同じように5枚の花びらがあるように見えます.もっとも,名前に桜と付いていますが,バラ科ではなくハナシノブ科です.
ピンク色の他に,濃ピンク色,薄紫色,白色,薄青色などの花もあります.東藻琴の芝桜公園のシバザクラなどはとても有名です.
園芸店でモスフロックスという名札が付いていることもあります.
4/22, モクセイ科 レンギョウ属.
庭木としてもよく植えられています.春先に枝全体に黄色い花が咲きます.
花の時期には葉っぱはほとんど開いておらず,明るい黄緑色の葉っぱが枝先に数枚が出ている程度のことが多いようです.
4/22, スミレ科 スミレ属.
多分,スミレ類の中では山野で一番たくさん見かけるのではないでしょうか.薄い紫色の花で,ハート型というかスペード型というかよく分かりませんが,そういった形の葉っぱです.
大きな群落を作っていることもあります.
4/22, スミレ科 スミレ属.
葉っぱに大きな切れ込みが入っています.葉っぱだけ見るとスミレの仲間かどうか確信が持てないかもしれません.
花の色は白っぽいものと薄いピンク色のものを見かけました.
4/22, ツツジ科 アセビ属.
白い壷形の小さな花が並んで咲きます.
有毒.馬が食べたら酔っぱらったようになるという話です.シダンゴ山の山頂にもたくさんありました(植えたものと思われます.鹿が食べないだけかもしれませんが).
葉っぱを煮た汁をウジ虫退治などに使ったそうです.
4/22, バラ科 サクラ属.
箱根あたりに多いのでフジザクラと呼ばれるようです.
たくさん咲いていたので立ち止まって見ていたら,通りがっかった方が『マメザクラ(豆桜)ですよ』と教えてくれました.花は小さめで,白っぽいものが多いです.
金時山ハイキングの記録はこちらにあります.
4/9, ツツジ科 スノキ属.
サザンハイブッシュ系のサンシャインブルーの花です.
ブルーベリーの花は白いものが多く,蕾の時にピンク色がかって見えても開花すると白くなるのがほとんどです.
しかし,このサンシャインブルーは開花後も花にピンク色が残ります.
4/6, ツツジ科 スノキ属.
サザンハイブッシュ系のサンシャインブルーの蕾です.色はピンク色です.
サンシャインブルーは葉っぱも小さく,背丈が高くならないので,鉢植えにちょうど良い感じの品種です.
ただ,冬に中途半端に葉っぱが残り,紅葉も今ひとつな気がしています.