2006年5月アーカイブ

ユリノキの樹皮(百合の木)
5/25, モクレン科 ユリノキ属.別名:チューリップの木,チューリップツリー,ハンテンボク.
ユリノキの樹皮です.かなりでこぼこしています.

ユリノキの花(百合の木)
5/25, モクレン科 ユリノキ属.別名:チューリップの木,チューリップツリー,ハンテンボク(半纏木).
ユリノキという名前ですが,ユリというよりは黄緑色っぽいチューリップのような花が咲いていました.
北米原産の落葉高木で,当然のように花がつく場所も高く,花の内側を写すことはできませんでした.
ハンテンボクという名前は,葉っぱの形が半纏に似ているからのようです.

ノウゼンハレンの種子(凌霄葉蓮)
5/22, ノウゼンハレン科 ノウゼンハレン属.別名:ナスタチウム,キンレンカ(金蓮花).
ノウゼンハレンに種子ができていました.まだ青みが残っているのですが,触ったら採れてしまいました.

マルバウツギ(丸葉空木)
5/21,アジサイ科 ウツギ属.
トテ馬車を降りた場所のすぐ近くに生えていました.白い花の真ん中に黄色い丸があるように見えます.

ユキノシタ科とアジサイ科の両方から検索できるようにしてあります.

ジャケツイバラ(蛇結茨)
5/21,ジャケツイバラ科(マメ科) ジャケツイバラ属.別名カワラフジ.
ハリエンジュ(ニセアカシア)にちょっと似ていますが葉っぱが違います.ニセアカシアは奇数羽状複葉(一番先端部分の小葉が1枚),ジャケツイバラは偶数羽状複葉(一番先端部分に小葉が二枚付いている)です.
幹などには,絶対に触りたくないようなものすごい棘があります.

マメ科からも検索できるようにしてあります.

ジャケツイバラ(蛇結茨)の花
5/21,ジャケツイバラ科(マメ科) ジャケツイバラ属.別名カワラフジ.
タクシーの運転手さんは『上に向かって咲く珍しい登り藤』なんて言っていましたが,近づいてみたらジャケツイバラでした.そもそもノボリフジはルピナスのたぐいを指すことが多いと思うし.
なかなかきれいな黄色い花です.

葉っぱの感じからマメ科だと思っていたのですが,ジャケツイバラ科として独立したようです.一応マメ科からも引けるようにしてあります.

ラショウモンカズラの花(羅生門蔓)
5/21, シソ科 ラショウモンカズラ属.
花をよく見ると,確かにシソの仲間という気がしてきます.

羅生門で発見されたからラショウモンカズラと名付けられた訳ではなく,羅生門に出没した鬼の,切り落とされた腕に見立てて付けられた名前だそうです.

マイヅルソウの蕾(舞鶴草)
5/21, ユリ科(スズラン科) マイヅルソウ属.
これはまだ蕾です.これから白い花が咲きます.

スズラン科に分類するという話もあるので両方から検索できるようにしてあります.

オオカメノキの花(大亀の木)
5/21, スイカズラ科 ガマズミ属.
標高1500m程度以上の山で見られるそうです.名前は,葉っぱの形が亀の甲羅に似ていることに由来するようです.虫が好んで食べるので「ムシカリ」とも呼ばれます.

花はアジサイに似ていますが,アジサイの仲間という訳ではないようです.秋には赤い実がなります.美味しそうに見えますが,酸っぱいとの事です.

ハシリドコロ(走野老)
5/21, ナス科ハシリドコロ属.
根がオニドコロに似ていて,アトロピンやヒヨスチンアミン等の毒があり食べると幻覚を生じて走り回ると言われています.汁が目に入っても大変な事になります.

茶色味のある赤紫色の花は疎らにしかつかない印象です.

ツルキンバイ(蔓金梅)?
5/21, バラ科 キジムシロ属.
これも当初,ミツバツチグリ(三葉土栗)だと思っていたのですが,群生している様子を見ると葉っぱの縁がギザギザしていてツルキンバイ(蔓金梅)のように思われました.

いずれにしてもキジムシロ(雉蓆)の仲間であることには間違いないようです.キジムシロの仲間だと,いわゆるヘビイチゴのようなイチゴは出来ません.

ミヤマキンバイ(深山金梅)かとも思ったのですが,ミヤマキンバイならば葉っぱがもっと光沢があって毛もあるとのことです(そもそもここは高山というほど高山ではないですし).

ヤマブキ(山吹)
5/21, バラ科 ヤマブキ属.
山吹色の花が咲きます.
一重ではありますが,まとまって咲いているとなかなかきれいです.

ニリンソウの花(二輪草)
5/21, キンポウゲ科 イチリンソウ属.
ニリンソウという名前の通り,花は二輪ずつついていることが多いのですが,必ず二輪という訳でもないようです.ちなみに,イチリンソウ(一輪草),サンリンソウ(三輪草)というのもあります.

ニリンソウの葉は食べることが出来るのですが,間違えてトリカブトの葉っぱを食べてしまい中毒を起こすことがあるようです.個人的には,キンポウゲ科の植物に食べられるものがあったことの方がちょっと意外でした.

ニリンソウの群落(二輪草)
5/21, キンポウゲ科 イチリンソウ属.
朝は閉じていたのですが,昼間になるとこのように花が開いています.

ムラサキケマン(紫華鬘)
5/21, ケシ科(or ケマンソウ科) キケマン属.
最近はケシ科ではなくケマンソウ科に分類するのでしょうか? 平地でも竹藪や林の中で普通に見かけるような気が...毒があります.

ケマンは仏殿の飾りかなにかのようです.

ミズバショウ(水芭蕉)
5/4, サトイモ科 ミズバショウ属.
蛇峠山に登る途中の別荘地にある池に咲いていました.花の色は一応白にも分類してみましたが,花のように見える白っぽい部分は苞(ほう)で,本当の花は真ん中の棒状の部分にたくさん付いています.

ショウジョウバカマ(猩々袴)
5/4, ユリ科 ショウジョウバカマ属.
蛇峠山に向かう登山道や,車道脇に点々と咲いていました.

ショウジョウバカマ(猩々袴)
5/4,ユリ科 ショウジョウバカマ属.
葉っぱはほとんど落ち葉に埋もれているのに良く育つなぁというのが正直な感想.

ヤドリギ(寄生木)
5/4, ヤドリギ科 ヤドリギ属.
治部坂高原の駐車場そばに生えている木に付いていました.一応,葉っぱの色は緑色で葉緑素は持っているのですが,ほかの植物に寄生して育ちます.花の色は黄色いとのことです.

ヤマブキの花(山吹)
5/3, バラ科 ヤマブキ属.
蛾ヶ岳の登山道に沿ってかなりたくさん生えています.一重咲きで花びらは5枚です.

ワダソウ(和田草)
5/3,ナデシコ科 ワチガイソウ属.
蛾ヶ岳の登山道の片隅に咲いています.赤っぽい雄しべが目立ちます.桜の花をデザインしたような小さな白い花です.ワチガイソウと似ています.
最初,和田さんが発見したから和田草なのかと思っていたら,どうやら和田峠に由来する名前のようです.
草丈は低めです.

カタクリ(片栗)
5/3,ユリ科 カタクリ属.
発芽してから花が咲くまで何年もかかります.白花もあります.鱗茎から片栗粉が取れますが,お店で売っている片栗粉は普通,馬鈴薯デンプンです.

チゴユリ(稚児百合)
5/3,ユリ科 チゴユリ属.
文学碑から四尾連湖に向かう途中の斜面に咲いていました.白っぽくて小さな花はうつむき加減に咲いているので,気をつけてみていないと気づかないかもしれません.

ヒトリシズカ(一人静)
5/3, センリョウ科 チャラン属(センリョウ属?).
これも蛾ヶ岳の登山道に入って比較的最初の辺りに咲いていました.白い花のように見える部分は本当は花ではなくておしべです.

イカリソウ(碇草,錨草)
5/3,メギ科 イカリソウ属.
蛾ヶ岳(ひるがたけ)の登山道に入ってから比較的最初のほうに咲いていました.
ピンク色の花が下向きに咲いています.蛾ヶ岳では見かけませんでしたが,花が白いものもあるようです.

花の形が錨に似ているということで,イカリソウという名前になったそうです.

シロバナエンレイソウ(白花延齢草)
5/3, ユリ科 エンレイソウ属.
エンレイソウは何色といって良いのか分からない色の花が咲きますが,シロバナエンレイソウの花は白色です.もちろん白い花ばかりではなくうすピンクのものもあります.
以前,ミヤマエンレイソウ(深山延齢草)と呼ばれていたものがシロバナエンレイソウに統一されたようです.


蛾ヶ岳ハイキング(山梨県) の記録はこちらにあります.

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