2007年5月アーカイブ

サラサドウダン(更紗灯台,更紗満天星)
5/26, ツツジ科 ドウダンツツジ属.
植栽されたものでしょう.高さは膝ぐらいでした.

サラサドウダン(更紗灯台)の花は釣り鐘型で赤と白の縞模様です.集まって下向きに咲きます.
咲き始めは白っぽいのですが,開花してから時間が経つと全体的に赤みが強くなります.

三頭山ハイキング(東京都) の記録はこちらにあります.

ネコノメの仲間(猫の目の仲間)
5/26, ユキノシタ科 ネコノメソウ属.
これもネコノメ草の仲間だと思われますが,葉っぱの切れ込みが浅くてたくさんあります.
葉っぱは対生しています.

ネコノメの仲間(猫の目の仲間)の全体像
5/26, ユキノシタ科 ネコノメソウ属.
ネコノメの仲間(猫の目の仲間)の全体像です.

ネコノメの仲間(猫の目の仲間)
5/26, ユキノシタ科 ネコノメソウ属.
お猪口の中に種子が入っている状態です.
ネコノメソウの仲間なのは間違いないと思うのですが,種類は不明です.

クマイチゴ(熊苺)
5/26, バラ科 キイチゴ属.
熊が出そうな場所に生えるからクマイチゴという名前になったそうです.そういえば,確か三頭山にも熊がでるという話です.

いかにも木イチゴの仲間といった感じの白い花です.
モミジイチゴとは違って,枝先に数輪がまとまってつきます.

花の後には赤い実がなり,食べられます.

モミジイチゴ(紅葉苺)?
5/26, バラ科 キイチゴ属.
花が終わって実がついたところです.
まだ青いのですが,これから黄色く熟します.
モミジイチゴだと思ったのですが,葉っぱがあまり裂けていないような気も.

西日本側に生えて,もう少し葉っぱが長いのはナガバモミジイチゴ(たまにナガバノモミジイチゴという表記も見かけます)という種類だそうです.

モミジイチゴ(紅葉苺)
5/26, バラ科 キイチゴ属.
代表的な木イチゴと言えるでしょう.平地でもよく見かける木イチゴです.

葉っぱが紅葉に似ていることにちなんだ名前だそうです.
下向きの白い花が点々と並んで咲きます.
花の後には黄色い実がなって食べられます.美味しいキイチゴです.

アカソ(赤麻)
5/26, イラクサ科 カラムシ属.
多分アカソではないかと思います.
いかにもイラクサの仲間といった雰囲気の植物ですが,痛いトゲはありません.
ぱっと見たときにはシソのように見えるかもしれません.
葉っぱの先端が割れていて,中央が長いのがアカソ(赤麻)の特徴です.

カラムシの仲間は繊維を取るのに使われていました.
ちなみにカラムシは葉っぱが互生します.

マムシグサ(蝮草)
5/26, サトイモ科 テンナンショウ属.
毒があります.マムシグサの花びらのようなもの(仏炎苞)は,この写真のように淡緑色で白い線が入った縞々模様なことが多いですが,
茶紫色などの花もあります.
雌雄異株ですが,途中で性転換するとか.雌株には花後に赤いトウモロコシのような粒々の実がなります.実の写真は大菩薩嶺,マムシグサの実(蝮草) にあります.

ウツギ(空木)
5/26, アジサイ科(ユキノシタ科) ウツギ属.別名ウノハナ(卯の花).

5月頃に白い花をたくさんつけます.
卯月(4月)は卯の花が咲く頃(卯の花月)に由来するという話もあります(旧暦で考えれば整合性があります).

茎が中空なので,ウツギ(空木)という名前になったそうです.
何となく花が上向きで,真ん中が黄色いのはマルバウツギです.

チゴユリ(稚児百合)
5/26, ユリ科 チゴユリ属.
少しくすんだ白色の花です.
草丈も小さく,花も地味なので,咲いていても気がつかないことが多いように思います.
また,登山道に背を向けて咲いていることが多いような気も(花は斜面の下側に向いていることが多い)します.


5/26, ユリ科 チゴユリ属.
ナルコユリやアマドコロと似た感じの,白い下向きの花が咲きます.
花びらの縁は緑色がかっているのが普通です.

草丈が小さめですが,茎が枝分かれしているのでホウチャクソウ(宝鐸草)かなと思いました.

(男ヨウゾメ)
5/26, スイカズラ科 ガマズミ属.
白い花が枝先に集まって咲きます.
ガマズミの花と比べて,おしべが短めです.
名前の由来ですが,ヨウゾメはガマズミの方言という説と,葉っぱが色づくからという説があるようです.

花の後は少し縦長の赤い実がなります.

ヒメレンゲ(姫蓮華)
5/26, ベンケイソウ科 マンネングサ属.別名コマンネンソウ.
群生して,苔のように広がることが多いように思います.
花は黄色でお星様のような五枚の花びらがあります.

メノマンネングサ(雌万年草)とよく似ていますが,メノマンネングサの葉っぱは円柱っぽいです.
ヒメレンゲ(姫蓮華)の葉っぱは少し平たい感じです.

ヤグルマソウ(矢車草)
5/26, ユキノシタ科 ヤグルマソウ属.

ヤグルマソウ(矢車草)の葉っぱとつぼみです.
湿り気があるところによく生えている植物ですが,今回のコースのあちこちで見ることが出来ました.
これは葉っぱが銅色ですが,若葉なのでしょうか?普通は緑色の方が多いように思います.

ヤグルマギクではないです.

コヨウラクツツジ(小瓔珞躑躅)
5/26, ツツジ科 ヨウラクツツジ属.

一瞬,赤い実がなっているのかと思いました.
赤い壷形の花なのですが,花びらの先の方は黄色みがかっています.
よく見ると,壺形とは言っても,かなりゆがんだ形です.

ベニバナノツクバネウツギ(紅花衝羽根空木)
5/26, スイカズラ科 ツクバネウツギ属.
つぼみなのでよく分かりませんが,ベニバナノツクバネウツギという札が近くにあったので,おそらくベニバナノツクバネウツギなのでしょう.

ガクは確かにツクバネウツギのような形をしています.
ちなみに,ベニバナツクバネウツギだと思っていたのですが,ベニバナノツクバネウツギが正しいようです.

ツクバネウツギの仲間(衝羽根空木)
5/26, スイカズラ科 ツクバネウツギ属.
三頭大滝の滝見橋近くに生えていました.
花の形もガクの形もツクバネウツギによく似ていますが花の色はピンク色です.

典型的なベニバナノツクバネウツギ(紅花衝羽根空木)ほどには赤くありません.

ツクバネソウ(衝羽根草)
5/26, ユリ科 ツクバネソウ属.
葉っぱが四枚輪生して,その真ん中から伸びた茎の先に花が付きます.
花と言っても,咲いているのか咲いていないのかよく分からない状態ですが...

花後に黒くて丸い実がつきますが,それがまた羽根突きの羽根に付いている重りにそっくりです.

もう少し細めの葉っぱが8枚輪生しているのはクルマバツクバネソウ(車葉衝羽根草)です.

ラショウモンカズラ(羅生門葛)
5/26, シソ科 ラショウモンカズラ属.
森林館に向かう途中の小木の下に生えていました.
カズラとついていますが,蔓性という感じはしません.

葉っぱの割にはどーんと大きめな薄紫の花が咲きます.
花の雰囲気は,コモンセージを大きくしたものに似ているかも.

名前の由来は,花を羅生門にいた鬼女の腕に見立てたという話ですが,今ひとつよく分かりません.

トチノキ(栃の木, 栃, 橡)
5/26, トチノキ科 トチノキ属.
ムクロジ科に分類されていることもあるようです.
湿り気のある林に生えていることが多いようです.街路樹として植えてある場合もありますが,背が高くなりすぎるかもしれません.
また,秋にトチノキの下に車を停めると,落ちてきたトチの実で車がへこむ場合があるそうです.
トチの実は栗の実をもっと丸っこくした感じで,一応食べることが出来ます.

ユキザサ(雪笹)
5/26, ユリ科 ユキザサ属.別名:アズキナ(小豆菜).
背丈があまりに小さかったので,一瞬何の花なのか分かりませんでしたが,よく見るとユキザサでした.

白い花びらは6枚でちょうど雪の結晶のようです.葉っぱはやや広めな深緑です.
名前の由来は花が雪のようで,葉っぱが笹に似ているとの事ですが,葉っぱはあまり笹に似ているようには感じませんでした.
花の後は赤い実がなります.

クワガタソウ(鍬形草)
5/26, ゴマノハグサ科 クワガタソウ属.(オオバコ科へ移動?)
ムシカリ峠から三頭大滝に向かう沢沿いの湿ったところにたくさん咲いていました.もしかするとヤマクワガタかもしれません.
花は白いのですが,紅紫色の筋が入っていますのでうすピンクに見えることもあります.よく見ると,オオイヌノフグリの花と形が似ているかも.

てっきり,おしべが二手に分かれる様子が鍬形に似ているから,クワガタソウという名前になったのかと思っていたのですが,鍬形なのは実の形だそうです.

フモトスミレ(麓菫)
5/26, スミレ科 スミレ属.
白地に紫の筋がついたスミレです.
タチツボスミレなどと比較すると明らかに小さい花だなぁという印象です.
葉っぱの色も濃くて何となく頑丈そうです.

ミヤマキケマン(深山黄華鬘)
5/26, ケマンソウ科 キケマン属.
黄色い独特な形の花が付きます.薄暗い場所でも意外に目立ちます.
都民の森の売店にあった本には,三頭山にはミヤマキケマンが生えているようなことが書いてあったのですが,この株は花の数も少ないですし,ちょっと違うような気もしています.

三頭山,ゼンマイ(薇)

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ゼンマイ(薇)
5/26, ゼンマイ科 ゼンマイ属.
林の中でよく見かけるシダです.
葉っぱが巻いている若い芽は,綿毛を取り除いて,茹でてあく抜きをして食べます.食べるのは巻いた葉の部分が平たい方です.

ヤマシャクヤク(山芍薬)
5/26, ボタン科 ボタン属.
ヤマシャクヤクのつぼみです.シャクヤクとしては小さめな,白い花が咲きますが,花はすぐに散ってしまいます.

花後,豆の鞘を並べたような実がなります.それが割れると中から赤か黒い種?が出てきます.

三頭山ハイキング(東京都) の記録はこちらにあります.

マテバシイ(馬刀葉椎)
5/19, ブナ科 マテバシイ属.
普通に街路樹としても植えられています.
雌雄同株です.雄花は穂にたくさんつき,開花すると毛糸をもさもさにしたような感じです.雌花はこぶみたいな形です.

秋にはいわゆるドングリができます.マテバシイのドングリは一応食べられます.

クサイチゴ(草苺)?
5/19, バラ科 キイチゴ属 .
ちょっと自信がありませんが,クサイチゴの実ではないかと思います.
少なくとも,キイチゴ属なのは間違いないと思うのですが,典型的なクサイチゴでは小さな粒々がたくさん集まった印象の実がなります.

ノアザミ(野薊)
5/19, キク科 アザミ属.
この時期咲いているアザミの多くはノアザミでしょう.よく似ているノハラアザミは8月以降によくみられます.
ノアザミは花びらの下のぽこっと膨らんだ部分にある総苞片が反り返らず,触ってみるとベタベタと粘ります.

アメリカフウロ(亜米利加風露)
5/19, フウロソウ科 フウロソウ属.
初夏なのに,何となく秋の雰囲気を漂わせている,アメリカフウロの実です.
ピンク色の花が咲いた後,槍状のサヤができます.熟したものは黒くなります.

アメリカフウロ(亜米利加風露)の花の写真はこちらにあります.

ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)
5/19, マメ科 ソラマメ属.別名 カラスノエンドウ(烏野豌豆).
赤紫色の,いかにも豆の仲間といった小さめな花が咲いた後,サヤが出来ます.
このサヤは熟すと黒くなり,種をとばします.このサヤの黒さがカラスノエンドウの名前の由来だとも言われています.
ねじれているのは種をとばした後のサヤです.

シラン(紫蘭)
5/19, ラン科 シラン属.
すっと伸びた花茎に赤紫色の花が咲きます.
たまに白花タイプや,青紫色の花が咲くタイプもあるようです.
きっちり開いていないと遠目にはランの仲間には見えないかもしれません.
これはおそらく植栽されたものでしょう.

ドクダミ(毒矯)
5/19, ドクダミ科 ドクダミ属.別名:十薬.
やや日当たりの悪い場所によく生えています.四枚の白い花びら(本当は花びらではない)がある花が咲きます.薄暗いところに咲く白い花は結構目立ちます.

葉っぱには独特の臭いがあります.乾燥する等してお茶や薬として使います.

地下茎でどんどん広がるので,庭にはびこるとやっかいですが,斑入りの園芸種はシェードガーデンにあえて植える場合もあるようです.

クスノキ(楠)
5/19, クスノキ科 ニッケイ属.
学校の校庭などによく植えてあるように思います.木に芳香があります.
少し黄色みのある白っぽい小さな花が集まって咲きます.
後で黒っぽい実がなります.

シロザ(白藜)
5/19, アカザ科 アカザ属.
茎の先端部分の葉っぱは白っぽくなっています.
食べたことはありませんが,食べられるそうです.
先端部分の葉っぱが赤紫色っぽいものはアカザです.
白っぽい小さな花がたくさんつく花穂はほうれん草と似ています(属が違いますが).

ニワゼキショウ(庭石菖)
5/19, アヤメ科 ニワゼキショウ属.
芝生の中に紛れ込んでいることもあります.葉っぱがセキショウに似ているとか.
写真のような紫色の花の他に,薄い水色の花が咲くニワゼキショウ(庭石菖) もあります.

花後にできる実はまん丸でふくらんだ紙風船のような形です.

カキネガラシ(垣根芥子)
5/19, アブラナ科 キバナハタザオ属.
四枚の花びらがちょっとひしゃげたような形に並んでいるので,花はハタザオの仲間といった雰囲気ですが,花の色は黄色です.
何となくひょろ長い印象の植物です.
花の後に出来るサヤは茎に沿うような付き方をしていました.

ケキツネノボタン(毛狐牡丹)
5/19, キンポウゲ科 キンポウゲ属.
有毒.田んぼのあぜ道などの湿ったところでよく見かける植物です.
キラキラとした黄色い五枚の花びらがついているように見えます.花の後は複数の実があつまって出来た緑色の金平糖のような実が付きます.
キツネノボタンというのは葉っぱが牡丹に似ていることにちなんでつけられた名前だそうです.

似た植物に,トゲミノキツネノボタン,キツネノボタンなどがありますが,これらは実の形で見分けられます.
ケキツネノボタンは実の先端が曲がっておらず,茎に毛があります.
キツネノボタンは実の先端が曲がっていて,茎に毛がありません.
トゲミノキツネノボタンは名前の通り,個々の実の側面にも突起があります.

花の感じはウマノアシガタ(キンポウゲ)も似ているかも.

イモカタバミ(芋酢漿草)
5/19, カタバミ科 カタバミ属.オキザリス.
濃いピンク色の花です.普通のカタバミよりもずいぶん大きいのですが,葉っぱも花もカタバミの仲間といった形です.
ほじってみるとイモというか塊茎がついているので,イモカタバミという名前になったようです.
ムラサキカタバミと似ていますが,イモカタバミの花のほうが濃色です.
また花の真ん中あたりをよく見ると,イモカタバミはおしべが黄色いのですが,ムラサキカタバミはおしべが白色です.

ムラサキカタバミ(紫酢漿草)
5/19, カタバミ科 カタバミ属.オキザリス.
ムラサキカタバミという名前ですが,花の色はピンク色です.
葉っぱはカタバミらしい三つ葉で,花の形もカタバミと似ていますが,花茎などはかなり長く伸びます.
ほじってみると鱗茎があります.この鱗茎を散らかしてしまうと,そこから大増殖しますので要注意です.

ゼニアオイ(銭葵)
5/19, アオイ科 アオイ属.
ウスベニアオイ(薄紅葵)とよく似ていますが,ウスベニアオイは葉っぱの切れ込みがもっと大きいです.ゼニアオイは写真のように葉っぱの切れ込みがあまり深くありません.
道ばたに生えていました.

ヒルガオ(昼顔)
5/19, ヒルガオ科 ヒルガオ属.
朝顔に良く似た形のピンク色の花が咲きます.朝顔とは違って日中もしぼみません.
最近はあちこちに広がっています.道路脇の植え込みに紛れて生えていました.

トクサ(木賊)
5/19, トクサ科 トクサ属.
縦に筋目が入っていて,全体的に硬くてザラザラした手触りです.茎?の先端に胞子嚢穂がついているとツクシを緑にして硬くした感じに似ているかも.
水気の多いところでよく見かけますが,これはアスファルトの隙間に生えていました.

茎がザラザラなので昔は荒く研磨するのに使ったそうです.また歯磨きに使ったという話もあります.薬草として利用される場合もありますが,毒草とされる場合もあります.

クサフジ(草藤)
5/19, マメ科 ソラマメ属.
葉っぱはスズメノエンドウとかカラスノエンドウに似ているかも.
紫色でいかにもマメ科といった雰囲気の花がたくさん集まって穂のように咲きます.
もっとも,フジという名前ではありますが花穂は藤のようには垂れ下がらず,上に向かいます.
道路脇に生えていました.

ヘラオオバコの葉(箆車前草)
5/19, オオバコ科 オオバコ属.
先ほどの写真では葉っぱが写っていなかったので,今度は葉っぱを撮しました.
ちょっと毛が生えています.

ヘラオオバコ(箆車前草)
5/15, オオバコ科 オオバコ属.
道路脇などによく生えている雑草です.
すっと30cmぐらい伸びた花茎の先に穂状に花が付きます.
花をよく見るとオオバコに似ているような気がします.

ハリエンジュ(針延珠)
5/15, マメ科 ハリエンジュ属.別名ニセアカシア.
遠目には白い藤の花のような,垂れ下がる房状の花がさきます.
ほぼ花は終わっていました.

花の後にいかにもマメの仲間といった雰囲気のサヤができます.

マメ科の植物なので根粒菌と共生できるので,痩せ地でもよく育ちます.
甘い香りがして,蜜源植物としても有用ですが,増えすぎるとか土壌の栄養バランスを崩すという理由で伐採されることもあります.

スイカズラ(吸葛,忍冬)
5/15, スイカズラ科 スイカズラ属.別名:キンギンカ(金銀花),ニンドウ(忍冬).
蔓性です.葉っぱが対生し,その付け根付近に白または黄色い花が咲きます.
もう少し正確に書くと,開花当初は白いのですが,時間が経つにつれて花の色が黄色っぽくなります(写真の下の方に写っているもの).

白色と黄色の花が混じって咲くということでキンギンカ(金銀花)と呼ばれることもあります.花の蜜を吸うと甘いという話です.花の後,黒っぽい実がなります.


少し似た植物にキンギンボク(金銀木)があり,こちらは透明感のある赤い実が二つずつくっついた状態でなりますが,毒があるそうです.また,実が二つくっついた形がヒョウタンに似ているのでヒョウタンボクと呼ばれます.

ムラサキツメクサ(紫詰草)
5/15, マメ科 シャジクソウ属.別名アカツメクサ(赤詰草),アカクローバー.
紫というよりはピンク色の花です.何となくアカツメクサが正式名称だと思っていたのですが,ムラサキツメクサが正しいようです.

シロツメクサ(白詰草)よりはかなり草丈が高くなり,毛深い感じがします.
たまに白い花が咲くこともあります.

カラグワ(唐桑)
5/15, クワ科 クワ属.別名マグワ.
蚕の餌として有名な桑です.
雌雄別株.果実が黒っぽく熟すと美味しく食べられます.

似た植物にヤマグワ(山桑)がありますが,ヤマグワはもっと果実がイガイガというか毛深い感じです.

ヤブヘビイチゴ(藪蛇苺)
5/15, バラ科 ヘビイチゴ属.
ヘビイチゴよりは大きめな実で食べ甲斐がありそうですが,やはり美味しくないそうです.
ヘビイチゴよりは艶がある実です.

実のつや以外の見分け方のポイントですが,ヘビイチゴよりもヤブヘビイチゴの方が,三角形のガクの下に平らに開いている少し大きめなガク(副萼片)が大きいのが特徴です.
また,全体的に葉っぱの色が濃いようです.

クサイチゴ(草苺)
5/15, バラ科 キイチゴ属.
ノバラに似た白い花が咲きます(真ん中がちょっと違いますが).花びらの白さが清楚な感じです.草丈はあまり高くなりません.
ホームセンター等で『矮性ラズベリー』として売られている植物の一部はこのクサイチゴのようです.

この後,赤い粒々が集まった実がなります.食べられます.

ナワシロイチゴ(苗代苺)
5/15, バラ科 キイチゴ属.別名サツキイチゴ.

苗代を作る時期に咲くからナワシロイチゴという名前になったようです.
川の土手や林の入口などでも見かけます.
少し紫がかった濃いめのピンク色の花という印象です.
写真の花はどう見てもつぼみにしか見えませんが,これ以上は開きません.

この後,赤い粒々が集まった実がなります.一応食べられますが,そんなには美味しくないようです.

セージの花
5/9, シソ科 アキギリ属.
コモンセージという表記がありました.やや銀白色がかった緑色の葉っぱで,独特な香りがあるハーブです.
紫色がかった青い花が咲きました.乾燥させた葉っぱをソーセージに入れたりします.

挿し木で簡単に増えます(数年ごとに挿し木で更新しないと木全体が枯れてしまうようです).

アオキの雌花(青木)
5/1, ミズキ科 アオキ属.
小さくて紫がかった茶色いような地味な色合いの花が咲きます.雌雄異株です.
これは雌花と思われます.雄花とは違って黄色い葯が付いていません.

ちなみに,この付近の雄株の花は3月末に咲いていたのですが...
雄花の写真はこちら

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