2007年2月アーカイブ

カタバミ(片喰,酢漿草)
2/28, カタバミ科 カタバミ属. 別名 ミガキグサ,ゼニミガキ.

葉っぱはハートを三枚集めたような三つ葉で,黄色い花が咲きます.庭などに植えてある(そして,時に爆発的増殖をして困る)オキザリスと同属です.

花の後,実がはじけて種をとばしますので,油断しているとあちこちから生えてきます.

葉っぱにはシュウ酸が含まれていて,食べると酸っぱいとか.それはともかく,この葉っぱで10円玉を磨くとぴかぴかになります.というわけで別名がゼニミガキなどとなったようです.

葉っぱが赤くて,花の中にも赤っぽい輪が描かれているのはアカカタバミです.

ヤエムグラ(八重葎)のアップ
2/26, アカネ科 ヤエムグラ属.別名 クンショウグサ.

小さな白い花がついています.

ヤエムグラ(八重葎)
2/27, アカネ科 ヤエムグラ属.別名 クンショウグサ.
よく見ると1,2ミリぐらいの小さな白い花が付いています.茎は四角形で細長い葉っぱが6~8枚ぐらい輪生しています.

全体がザラザラした手触りです.服にくっつけて遊びました.

カラスノエンドウ(烏野豌豆)
2/26, マメ科 ソラマメ属.別名 カラスノエンドウ(烏野豌豆).
少しずつですが開花しています.

オオイヌノフグリの群落(大犬のふぐり)
2/26, ゴマノハグサ科 クワガタソウ属.別名 ホシノヒトミ,ルリクワガタ,ルリカラクサ.
天気の良い日は一斉に開花します.

ハルジオン(ハルジョオン)
2/26, キク科 ムカシヨモギ属.別名 ビンボウグサ(貧乏草).

空き地でよく見かけます.ハルジョオンだと思っていたのですが,ハルジオンが正しいようです.蕾は下を向いているのですが,花が開くときには上を向いています.

ビンボウグサ(貧乏草)は方言かも知れません.屋根に生えると貧乏になるとか言われていました.
手入れをしていない屋根には生えることがあるかも知れません.

ハルジオンは多年草ですがヒメジョオン(ヒメジョオン属)が1~2年草です(こっちはヒメジオンじゃないらしい).

ヒメジョオンよりもハルジオンの花の方が少し大きくて,ピンクが濃くて早く咲きます.茎の中に空洞があります.

ヘビイチゴ(蛇苺)?
2/26, バラ科 ヘビイチゴ属.
キジムシロ属の植物かちょっと自信がないのですが,この辺りは毎年ヘビイチゴの赤い実がなっていたような気がするので...

ヘビイチゴの実は毒だと言われたりしますが,特に毒はないそうです.美味しくないようですが.

関東の平野部,ナズナ

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ナズナ
2/26, アブラナ科 ナズナ属.別名:ぺんぺん草.
春の七草の一つです.名前の由来は,実の形が三味線のばちに似ているからペンペン草と呼ばれるという話があります.
実を茎の下の方に向かって引っ張ってぶら下げ,茎をクルクル回すとペンペンと音がするという話もあります.
地元ではガラガラと呼んでいたような気も.

ちょっと似ているシロイヌナズナは実が長細い形になります.

セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)
2/26, キク科 タンポポ属.
やはりガク片が反り返っていますのでセイヨウタンポポの可能性が高そうです.といっても,交雑種の場合もあるのでガク片が反り返っているからセイヨウタンポポとは言い切れないのですが.
暖冬とはいえ,まだ寒い時期なのですが,既に綿毛が出来ていました.

ギシギシの仲間?
2/22, タデ科 ギシギシ属.
ギシギシの仲間であることは間違いないと思うのですが,詳細な種類は分かりません.

ちなみに,葉っぱの基部が丸いのがギシギシ,基部が矢じり型なのがスイバ(酸葉)ということです.葉柄をかじってみたのですが,特に酸味はありませんでした.

ギシギシの種類は花被の形で見分けられます.ちょっとだけギザギザがあるのがギシギシ,全然ないのがナガバギシギシ,なんだかトゲみたいになっているのがエゾノギシギシだそうです.アレチギシギシはどうなのでしょうか.

カラスノエンドウ(烏野豌豆)
2/22, マメ科 ソラマメ属.別名 カラスノエンドウ(烏野豌豆).
別名カラスノエンドウと書きましたが,カラスノエンドウという名前の方が一般的に知られているように思います.春頃,いかにもマメの仲間といった形の赤紫色の花をつけます.

花の後に小さなサヤエンドウに似た実がなります.その後,サヤは黒くなってはじけてマメをばらまきます(サヤが真っ黒だからカラスノエンドウとなったという説もあるようです).

たまに白い花が咲いているのを見かけますが,シロバナヤハズエンドウという名前だそうです.
全体的に小さくて華奢な感じで白っぽい花が付くのはスズメノエンドウです.

ホトケノザ(仏の座)
2/22, シソ科 オドリコソウ属.別名サンガイグサ(三階草).

1月の個体とはまったく別の場所に生えていました.暖冬だと1月から咲き始めるようです(ほぼ通年咲く?).

オオイヌノフグリ(大犬のふぐり)
2/22, ゴマノハグサ科 クワガタソウ属(オオバコ科へ移動?).
別名 ホシノヒトミ,ルリクワガタ,ルリカラクサ.

田んぼの畦から道ばたまで幅広く生えている雑草という印象です.

イヌノフグリよりも大きいのでオオイヌノフグリで,ふぐりというのは○○との事です.名前はちょっとなんですが,天気の良い日に満開になるとなかなかきれいです.

クワガタソウの仲間だと思って花をよく見るとなんとなく納得,と思っていたのですが,クワガタソウの鍬形は実の形の方のことだそうです.

ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)
2/22, タデ科 イヌタデ属.別名 ハナツルソバ,カンイタドリ.
春から秋にかけて小さなピンク色の花が玉のように集まって咲きます.金平糖のような印象かも.
というわけで,ぱっと見た感じは全然ソバに似ている気がしないのですが...

群生しているとピンクの絨毯のようです.

ヒメオドリコソウ(姫踊子草)?
2/21, シソ科 オドリコソウ属.
ヒメオドリコソウは茎の上の方の葉っぱがシソのような色のはずだと思うのですが,これは先端部の葉っぱまで全体が緑色です.

少し似た植物にモミジバヒメオドリコソウ(キレハヒメオドリコソウ)というものもありますが,こちらは葉っぱに切れ込みがあります.比較的最近帰化した植物だとか.

ヒメオドリコソウ(姫踊子草)
2/21, シソ科 オドリコソウ属.
茎の上の方の葉っぱが紫ジソのように着色しています.
花の感じはホトケノザと似ています.ちなみに1月中から咲いていました.

セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)
2/20, キク科 タンポポ属.
おなじみのタンポポです.総苞片が反り返っているのでセイヨウタンポポかと思ったのですが,もしかするとカントウタンポポと交雑しているかもしれません.

寒い時期は,茎を伸ばさずに地面近くで咲きます.

オニノゲシ(鬼野芥子)
2/19, キク科 ノゲシ属.
まだロゼットです.これから茎が伸びて黄色い花が咲きます.

ロゼットでも葉っぱは十分トゲトゲで,触ると相当痛いです.ハルノノゲシの比ではありません.

キンカンの実(金柑の実)
2/4, ミカン科 キンカン属.
黄色く色づきました.甘露煮などにして利用します.品種はぷちまるです.
キンカンは種が多いものがほとんどですが,このぷちまるには種子がほとんど入りません.

キンカン自体は,柑橘類の中では耐寒性もあり,丈夫で育てやすい方だと思います.

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