2009年2月アーカイブ

ナツメの樹皮(棗)
2/28, クロウメモドキ科 ナツメ属.
ナツメの樹皮です.比較的荒く,コケなどが生えていることもあります.
この時期,ナツメは落葉しています.

ザクロの樹皮(石榴)
2/28, ザクロ科 ザクロ属(ミソハギ科に移動?).
この時期,ザクロは落葉しています.
樹皮は不定形に薄く剥がれます.

ウォータークローバー・ムチカの新芽
2/27, デンジソウ科 デンジソウ属.
水滴がついてしまったので少々分かりにくくなっていますが,ウォータークローバー・ムチカの先端部分はこんな風になっています.
どうやら横方向に茎が伸び,そこから根と葉っぱが伸びるという具合に広がるようです.

シダの仲間なので花は咲きません.

ウォータークローバー・ムチカの新葉
2/27, デンジソウ科 デンジソウ属.
新しく伸びている最中の葉っぱはこんな風になっています.
このくるっと丸まった部分を見ると,確かにシダの仲間なのかなという気もしてきます.
シダの仲間なので花は咲きません.

ウォータークローバー・ムチカの閉じた葉
2/27, デンジソウ科 デンジソウ属.
どういう訳か葉っぱが閉じている事もあるようです.この辺りもシロツメクサと似ているような気がします.ただ,葉っぱの閉じ方はシロツメクサとは違っているようです.
シダの仲間なので花は咲きません.

ウォータークローバー・ムチカの葉裏
2/27, デンジソウ科 デンジソウ属.
葉っぱの裏側を見ると,シロツメクサとは違って中央に出っ張った葉脈がないことがわかります.全体としては換気扇の羽のような雰囲気です.
デンジソウは田字草で,小さな葉っぱが4枚あるように見える様子が田の字に似ているということでつけられた名前です.

シダの仲間なので花は咲きません.

ウォータークローバー・ムチカの葉
2/27, デンジソウ科 デンジソウ属.
ウォータークローバー・ムチカの名称で市販されていました.オーストラリア原産のデンジソウの一種です.
どこから見ても四つ葉のクローバーにしか見えません.逆に,四つ葉のクローバーと称して売っているものの一部は,このムチカです.

シダの仲間なので花は咲きません.

ヒンジモ(品字藻)
2/26, ウキクサ科 アオウキクサ属.
サトイモ科とされることもあるようです.
ウキクサの仲間ですが,水の表面に浮かぶのではなく水面下で育ちます.
蝶番のヒンジ(hinge)かと思っていたのですが,品という漢字と似た形であることに由来する名前だそうです.しかし,あまり品という字にはみえないのですが...むしろ,部分部分は『千と千尋の神隠し』でハクを追いかけてきた紙の鳥みたいな形に見えます.

野外では数が減っているようです.

タチモの沈水形化(立藻)
2/26, アリノトウグサ科 フサモ属.
先日の陸生形の部分を水中に挿しておいたところ,先端部分の葉っぱが細かくて繊細な感じの沈水形になってきました.
下の方では根っこも出ています.

クヌギの芽(椚)
2/25, ブナ科 コナラ属.
去年の秋に拾ったクヌギの実を,屋内の植木鉢に浅く埋めておいたところ,芽が出てきました.

ネコヤナギ(猫柳)
2/25, ヤナギ科 ヤナギ属.
屋内に置いたネコヤナギのほぼ全体が開花しました.
とにかくすごい花粉です.

カツラの樹皮(桂)
2/25, カツラ科 カツラ属.
この時期,カツラは落葉しています.
樹皮は縦方向に薄く剥がれかかった感じでささくれ立っています.

アイスプラントの種子
2/24, ハマミズナ科 メセンブリアンテマ属.別名:バラフ,クリスタルリーフ,プッチーナ(いずれも登録商標とのこと).
最近注目を集めているようです.耐塩性があり,塩味がする野菜としてサラダなどに利用されます.
種子は写真のようにとても小さく,細かな砂粒のようにしか見えません.
ツルナ科とされる場合もあるようです.

ツルナの種子(蔓菜)
2/24,ハマミズナ科 ツルナ属.別名:ハマヂシャ(浜萵苣)
ツルナ科とされる場合もあるようです.野菜として利用されます.
トゲのある独特な形の種子はほぐしてから蒔かないと大変なことになるかもしれませんが,指でほぐすのはかなり大変です.

耐塩性が高いアイスプラントもハマミズナ科の植物です.

トサミズキの花(土佐水木)
2/23, マンサク科 トサミズキ属.
屋内に置いたため,黄色というか黄緑色の花が咲き始めました.
屋外のものはまだ咲いていません.

ネコヤナギ(猫柳)
ネコヤナギ(猫柳)
2/23, ヤナギ科 ヤナギ属.
ネコヤナギが上の方の穂の下側から開花を始めたようです.
開花を始めるとかわいらしさが半減し,もはや触ろうという気にならないでしょう.そもそも,うっかり触ると黄色い花粉だらけになります.

ギンヨウアカシア(銀葉アカシア)
2/22, ネムノキ科 アカシア属.別名:ミモザ.
マメ科に出戻りしたかもしれません.また,ミモザという名前の方が一般的かもしれません.
木全体が真っ黄色に見えるほどにたくさんの黄色い花をつけます.
葉っぱは名前の通り,銀白色がかっています.

トサミズキ(土佐水木)
2/22, マンサク科 トサミズキ属.
少しずつトサミズキの花穂が展開しはじめました.
しかしこの時点ではまだ緑色にしか見えません.

スダジイの樹皮(椎)
2/21, ブナ科 シイ属.別名:シイ,シイノキ,ナガジイ,イタジイ.
神社などで周りが真っ暗になるぐらいに茂った大きなシイの木を見かけるかもしれません.
関東の平野部に生えているシイは基本的にスダジイと考えてよいでしょう.
薄い黄色の花が咲いた後,秋に黒みのあるいわゆるドングリがなります.シイの実は食べられます.

クヌギの樹皮(椚)
2/21, ブナ科 コナラ属.
葉っぱが出る頃に薄黄色に見える花が咲きます.
樹皮はコルク状と表現されます.表面は荒く,縦方向には特に大きな割れ目が入ります.
クヌギのドングリはまん丸で,イガ状の帽子をかぶっています.そうとう渋くて食べにくいもののようです.

エビモ(海老藻)
2/20, ヒルムシロ科 ヒルムシロ属(ポタモゲトン属).
波打った形の透明感のある葉っぱです.川や沼で意外によく見かけるかも知れません.
アクアリウムなどで利用する水草の中に,ポタモゲトン(Potamogeton)とついているものがありますが,
それらは同じヒルムシロ属の仲間です.

タチモ(立藻)
2/19, アリノトウグサ科 フサモ属.
タチモは水中と陸上では全く違って見える葉っぱになります.写真のものは水の外へ伸びた葉っぱです(陸生形).
水中の葉っぱ(沈水形)だと,葉っぱがもっと細かくて繊細な感じになります.
雌雄異株.白っぽいような,ピンク色にも見えるような花が咲きます.
タチモも野外では個体数が減っているようです.

ヒグロリーザ・アリスタータの裏側
2/18, イネ科 ハイグロリザ属.別名:ハイグロリザ・アリスタータ,ハイグロリザ・アリスタタ.
ヒグロリーザ・アリスタータの名称で市販されている浮き草をひっくり返してみました.
むっちりと膨らんだ浮き袋がついています.
Hygroryza aristata.

ヒグロリーザ・アリスタータ
2/18, イネ科 ハイグロリザ属.別名:ハイグロリザ・アリスタータ,ハイグロリザ・アリスタタ.
ヒグロリーザ・アリスタータの名称で市販されている浮き草です.
イネ科だと言われれば何となく納得できる雰囲気の葉っぱです.
葉っぱには赤紫色の筋が入っています.
節のあたりから根っこを出します.Hygroryza aristata.

ドワーフフロッグピットの浮袋
2/17, トチカガミ科 リムノビウム属.別名:リムノビウム.
ドワーフフロッグピットの名称で市販されている水草の浮き袋部分を拡大してみました.
小さな部屋がいくつも集まっているようです.Limnobium Sp.

ドワーフフロッグピットの裏面
2/17, トチカガミ科 リムノビウム属.別名:リムノビウム.
ドワーフフロッグピットの名称で市販されている水草の裏側です.
葉っぱの表面は平らなのに,
葉っぱの後ろ側は半球状にぷっくりと膨らんでいて,浮き袋の働きをします.

ドワーフフロッグピット
2/17, トチカガミ科 リムノビウム属.別名:リムノビウム.
ドワーフフロッグピットの名称で市販されている水草で,アマゾンフロッグピットと同じリムノビウム属とされているようですが,
詳細は不明です.Limnobium Sp.
葉っぱは丸く,表面に少し模様が入っています.
アマゾンフロッグピットよりは小型で,葉っぱと葉っぱが離れてつく傾向があります.
増えすぎたからといって,野外に放流するのは絶対に止めましょう.

アオウキクサ(青浮草)
2/16, ウキクサ科 アオウキクサ属.
田んぼなどでごく普通に見かける浮き草です.

ひょっとするとウキクサかもしれませんが,この時点では,艶のある楕円形の葉っぱの下に根っこが一本だけ出ていました.ウキクサだと根っこがもっとたくさんあります.

ほとんど目立ちませんが一応花が咲きます.

フィランサス・フルイタンスの裏面
2/15, トウダイグサ科 コミカンソウ属?.別名:フィラントス・フルイタンス,フィランタス・フルイタンス.
フィランサス・フルイタンスの名前で市販されていた浮き草を裏返してみました.
赤い根っこが生えているのが分かるかと思います.
おそらくコミカンソウ属と思われるのですが詳細は不明です.Phyllanthus fluitans.

フィランサス・フルイタンス
2/15, トウダイグサ科 コミカンソウ属?.別名:フィラントス・フルイタンス,フィランタス・フルイタンス.
フィランサス・フルイタンスという名前で市販されている浮き草です.
やや表面がでこぼこした印象の,黄緑色のまるっこい葉っぱです.
フィランサスとついているので,おそらく Phyllanthus でコミカンソウ属と思われるのですが詳細は不明です.
Phyllanthus fluitans.

サンショウモの仲間(山椒藻)
2/14, サンショウモ科 サンショウモ属.
サンショウモ(山椒藻)の仲間を三種類まとめて写してみました.こうしてみると,大きさの違いがよく分かるかもしれません.
一番小さいのがサンショウモ(山椒藻),その次に大きいのがオオサンショウモ(大山椒藻),一番大きいのがサルビニア・オブロンギフォリアです.
いずれもシダの仲間なので花が咲くことはありません.

サルビニア・オブロンギフォリアの先端
2/13, サンショウモ科 サンショウモ属.
サルビニア・オブロンギフォリアの先端部分です.
結構毛深いことが分かるかと思います.
Salvinia oblongifolia.シダの仲間なので,お花は咲きません.

サルビニア・オブロンギフォリアの側面
2/13, サンショウモ科 サンショウモ属.
サルビニア・オブロンギフォリアを横から見ました.
葉っぱの付け根部分が膨らんでいるのが分かるかと思います.ここが浮き袋の働きをしているようです.
Salvinia oblongifolia.シダの仲間なので,お花は咲きません.

サルビニア・オブロンギフォリア
2/13, サンショウモ科 サンショウモ属.
サルビニア・オブロンギフォリアの名前で売られていましたが詳細は不明です.
葉っぱの雰囲気などはサンショウモ(山椒藻)とちょっと似ていますが,とにかく巨大です.
根っこは髭根です.Salvinia oblongifolia.
シダの仲間なので,お花は咲きません.

オオサンショウモの根(大山椒藻)
2/12, サンショウモ科 サンショウモ属.
オオサンショウモを側面から見てみました.
髭根がたくさん生えています.この根っこはメダカなどの産卵場所になります.小さなエビがしがみついていることもあります.Salvinia molesta.シダの仲間なので花は咲きません.

オオサンショウモは要注意外来生物リストに含まれています.
増えすぎたからといって,野外に放流するのは絶対に止めましょう.

オオサンショウモ(大山椒藻)
2/12, サンショウモ科 サンショウモ属.
名前の通り,大きなサンショウモといったところです.Salvinia molesta.
ちょっと意外ですが,シダの仲間ですので花は咲きません.

オオサンショウモは要注意外来生物リストに含まれています.
増えすぎたからといって,野外に放流するのは絶対に止めましょう.

サンショウモ(山椒藻)
2/11, サンショウモ科 サンショウモ属.
サンショウの葉っぱと似た形の浮き草です.
野外では数が減っているようです.
白緑の玉状のものは胞子嚢です.

意外にもシダの仲間なので,お花は咲きません.

ヒイラギ(柊)
2/10, モクセイ科 モクセイ属.
生け垣や庭木として利用されます.秋には白い花が咲き,けっこう良い香りがします.
葉っぱには鋭いトゲがあります.節分の時には,このヒイラギの枝にニオイが強い鰯の頭を刺したものを,鬼よけとして入り口に飾ります.

ウメ(梅)
2/9, バラ科 アンズ属.
品種名は不明ですが,紅梅が満開になっていました.
この梅の木には実がなっているのを見たことがありません.

トサミズキ(土佐水木)
2/8, マンサク科 トサミズキ属.
名前の通りに土佐(高知県)に自生するのですが,名前とは違ってミズキ科ではありません.
春に黄色い花が穂のように垂れ下がって咲きます.
似た植物にヒュウガミズキやコウヤミズキがありますが,それらは花穂につく花の数がもっと少ないです.

ネコヤナギ(猫柳)
2/7, ヤナギ科 ヤナギ属.
川の側などで見かけることが多いように思いますが,春に葉っぱよりも先に出る,柔らかい銀白色の毛に包まれた花穂がかわいらしいので,庭木や切り花にも利用されます.雌雄異株です.

写真のものは花穂がピンク色がかっていて,ピンクネコヤナギという名札がついていました.

ブドウの双葉(葡萄)
2/6, ブドウ科 ブドウ属.
ブドウ(巨峰かロザリオビアンコ)を食べた時に中に入っていた種子を植木鉢の片隅に蒔いたところ,双葉が出てきました.葉の先端が尖っています.
ブドウの場合は種子から育てたとしても,親と同じように美味しい果実がなるとは限りません.柑橘類ならば,同じものになる種類が多いようです(親と同じにならないものもあります).

ケヤキの双葉(欅)
2/5, ニレ科 ケヤキ属.
ケヤキの実を植木鉢の片隅にばらまいたところ,双葉が出てきました.ただし,これは屋内なので,野外での発芽はもっと遅いと思われます.

双葉の先端はちょっとへこんだ形になっています.

コバホウライシダ(小葉蓬莱羊歯)
2/4, ホウライシダ科 ホウライシダ属.別名:アジアンタム,カラクサホウライシダ.
ワラビ科とされていることもあります.アジアンタム フラグランスの名称で市販されていました.

とにかく空気の乾燥に弱いシダで,簡単にチリチリになってしまいます.もっともその場合でも本体は生きていてまた新しい葉が出てくることが多いようです.

シダの仲間なのでお花は咲きません.

オオカナダモの発根(大加奈陀藻)
2/3, トチカガミ科 オオカナダモ属.別名:アナカリス.
観賞魚店などではアナカリスの名称でごく普通に市販されている水草で,いわゆる金魚藻と呼ばれるものの一つです.Egeria densa.

水草を食べる生物がいない水槽の中ではどんどん伸びて処置に困るかもしれません.おまけに,写真のように茎の途中から根っこをのばし,変なところに食い込んでくれます.

ブラッドオレンジの花
2/2, ミカン科 ミカン属.別名:チミカン(血蜜柑).
品種はタロッコ.屋内に取り込んだ鉢なのですが,1/16のつぼみが開花していました.
たまたまなのかはわかりませんが,花びらの外側は白でした.

ミリオフィラム・エラチノイデスの上部
2/1, アリノトウグサ科 フサモ属.別名:ミリオフィルム・エラティノイデス.
水草ミリオフィラム・エラチノイデスを水槽の上側から写してみました.

カボンバ(フユジュンサイ,ハゴロモモ)よりも繊細な感じの葉っぱで,マツモ等と比較するとかなり柔らかな手触りです.

ミリオフィラム・エラチノイデス
2/1, アリノトウグサ科 フサモ属.別名:ミリオフィルム・エラティノイデス.
観賞魚店でミリオフィラム・エラチノイデスという名称で市販されていた水草です.Myriophyllum elatinoides Gaudich. のようです.
ミリオフィラムというからにはフサモ属なのでしょうが,詳細は不明です.

写真だと分かりにくいのですが,全体的に茶色くくすんだ色合いになっていました.本来はもっときれいな緑色になるようです.

同じフサモ属のフサモ,ホザキノフサモなどは日本にも自生しています.なお,オオフサモ(大房藻)は特定外来生物に指定されたので,一般には栽培等ができません.

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