2008年1月アーカイブ

プリムラ・マラコイデス
1/27, サクラソウ科 サクラソウ属.別名:プリムラ・メラコイデス,ケショウザクラ,オトメザクラ.

1/3はつぼみだったのですが,この時点では開花していました.サクラソウと良く似たピンク色の花です.

ソシンロウバイ(素心蝋梅)
1/27, ロウバイ科 ロウバイ属.
蝋梅と書きますが,梅の仲間(バラ科)ではありません.

葉っぱが出る前,まだ寒い頃に良い香りのする黄色っぽい花をつけます.花はちょうど薄い蝋細工のように半透明です.花びらの形はいろいろで,梅の花のように丸っこいものや,細長いものもあります.

花の内側の花びらが茶色というか濃い紫色なのがロウバイ(蝋梅)で,黄色っぽいのがソシンロウバイ(素心蝋梅)です.

アリドオシ(蟻通し)
1/27, アカネ科 アリドオシ属.

ありどうしと表記されることもあります.通常はつやのある緑色の葉っぱが対生していて,その間から葉っぱの大きさと比較して妙に長いトゲが突き出ています.
名前は,この蟻を突き刺してしまうような細長いトゲに由来するようです.ちなみにアリドオシにぶつかってトゲが刺さるとかなり痛いです(しかも意外にトゲが折れやすいので,皮膚に刺さったままになってしまうことも).

春頃に白い花が下向きに咲きます.写真のものは斑入りの園芸種です.

蔓性のものはツルアリドオシですが,ツルアリドオシ(蔓蟻通し)にはトゲがありません.

千両,万両と一緒にお正月の寄せ植えに使われることがあります.なんでも,『千両,万両,あり通し』ということで縁起がよいとか.このアリドオシを一両とすることもあります.

ヤブコウジ(藪柑子)
1/27, ヤブコウジ科 ヤブコウジ属.別名:十両.
お正月の寄せ植えなどによく使われるヤブコウジです.十両といった方がわかりやすいかもしれません.

写真のものにはオオヤブコウジという名札が付いていました.確かに野生のものよりは草丈も葉っぱも赤い実も大きめでした.ただし,オオヤブコウジという名称が正しいのか詳細は不明です.

ちなみに,両のつく縁起物シリーズのうち,一両はツルコウジもしくはアリドオシ,十両はヤブコウジ,百両はカラタチバナ,千両はセンリョウ,万両はマンリョウです.アリドオシとセンリョウ以外はヤブコウジ科ヤブコウジ属です.アリドオシはアカネ科,千両はセンリョウ科です.

ヤブコウジ(藪柑子)斑入り
ヤブコウジ科 ヤブコウジ属.別名:ジュウリョウ(十両)

林の中に生える,10センチ程度の小さな常緑樹です.藪の中に生える,ミカンの仲間に似た葉っぱの植物というのが名前の由来のようですが,柑橘類の葉っぱにはあまり似ていないような気が...


数本以上が地下茎で繋がっていることが多いようです.

夏頃に下向きの小さな白っぽい花を数輪つけます.秋から冬には葉っぱの下に垂れ下がる感じの6mm程度の赤い丸い実がなり,お正月の寄せ植えなどに使われます.栽培されるもののなかには斑入りのものもあり,写真のものは斑入りの園芸種です.

やや似たものにツルコウジ(蔓柑子)がありますが,ツルコウジは茎に毛があります.カラタチバナ(唐橘,百両),マンリョウ(万両)と同属.

マンリョウ(万両)
ヤブコウジ科 ヤブコウジ属.
十両,百両,千両と並ぶ,常緑で冬に赤い実が付く縁起物シリーズの一つ.
光沢のある深緑色の長めな葉っぱで,縁は波打っているように見えるものが多いようです.夏に白っぽい花が咲きます.

マンリョウの実は下向きに付き,赤いものが多いのですが白い実をつけるものもあります.カラタチバナ(唐橘,百両)よりは実がたくさんつく印象です.

千両はセンリョウ科の植物で,万両とは科が違います.センリョウの実は上向きにつき葉っぱの縁はギザギザな感じです.

シロミノマンリョウ(白実万両)
1/27, ヤブコウジ科 ヤブコウジ属.

マンリョウの実は赤いものが多いのですが,白い実をつけるものもあります.
写真のものは園芸種で,通常の万両よりも大きめな白っぽい実が付いています.

シロミノマンリョウの葉(白実万両の葉)
1/15, ヤブコウジ科 ヤブコウジ属.
シロミノマンリョウの葉っぱです.艶のある深緑色の厚手の葉っぱです.
マンリョウ等は上から見るとこのように実がなっているのが見えないかもしれません.

スナックパインの冠芽
1/14, パイナップル科 アナナス属.
葉っぱは全体的に白っぽく粉を吹いた感じで,縁に細かなギザギザがついています.
この部分を土に挿しておけば,後で発根します.

スナックパインの実
1/14, パイナップル科 アナナス属.
撮影場所は関東の平野部ですが,沖縄からお取り寄せしたスナックパインです.スナックパインは包丁で切らなくても,指でちぎって食べられます.また,芯も食べられます.

シャカトウの種子(釈迦頭)
1/14, バンレイシ科 バンレイシ属.別名:バンレイシ.
釈迦頭の実の中から出てきた種子です.
黒くてつやつやで,ゆでた大豆ほどの大きさです.
意外に発芽率が良いとのことですので,蒔いてみたいと思います.

シャカトウの実の断面(釈迦頭)
1/14, バンレイシ科 バンレイシ属.別名:バンレイシ.
シャカトウの実を割ってみました.
味は甘くてねっとりしています.子ども向けのガムのような香りもします.
種子が意外に多いです.

シャカトウの実(釈迦頭)
1/14, バンレイシ科 バンレイシ属.別名:バンレイシ(蛮茘枝).
お釈迦様の頭に似ているということでシャカトウ(釈迦頭)と呼ばれるようです.
でこぼこの間から割れやすく,食べ頃の果実は写真のように傷んでいるようにしか見えないことから,お店にはあまり出回らないようです.また,寒いところに置いてしまうと追熟が困難になります.

写真は沖縄から取り寄せたものです.熱帯果樹ですので関東地方では一般的にいって,このような実をならせるのは難しいかもしれません.
釈迦頭とチェリモヤを掛け合わせたものがアテモヤです.

ヤマユリの鱗片(山百合の鱗片)
1/13, ユリ科 ユリ属.
改良ヤマユリという名称で売られていたヤマユリの鱗片です.
剥がれ落ちていた鱗片に子株がついていました.

ちなみに普通のヤマユリならば球根はユリ根として食べることができます.

カラタチバナ(唐橘)
ヤブコウジ科 ヤブコウジ属.別名:ヒャクリョウ(百両).

別名の百両と言った方が通りがよいかもしれません.縁起が良いとしてお正月に鉢植えを飾ったりします.ヤブコウジ(藪柑子,十両),マンリョウ(万両)と同属.

林の中に生える,40cm程度の常緑樹.細長い深緑色の光沢のある葉っぱで,初夏に白っぽい花をつけます.秋から冬には葉っぱの下に垂れ下がる感じの6mm程度の赤い丸い実がなりますが,写真手前のように白い実がなるものもあります.

万両よりは背が低めで,実の数が少ないことが多いようです.葉っぱの縁は万両よりはなめらかな印象です.

キミノセンリョウ(黄実千両)
1/3, センリョウ科 センリョウ属.

野生のものの実は赤いのが普通ですが,市販の鉢植えなどでは黄色やオレンジ色の実がつくものもあり,黄色い実がなるものはキミノセンリョウ(黄実千両)と呼ばれることもあります.

冬に赤い実が残っている,林の中に生える常緑樹にはイチリョウ(一両),ジュウリョウ(十両),ヒャクリョウ(百両),センリョウ(千両),マンリョウ(万両)と呼ばれるものがあります.

一両はツルコウジ,十両はヤブコウジ,百両はカラタチバナ,万両はマンリョウで,それらはすべてヤブコウジ科ヤブコウジ属です.センリョウ(千両)だけがセンリョウ科で種類が違います.

(注:一両をツルコウジではなく,アリドオシとする事もあるようです.その場合,アリドオシはアカネ科なので一両も別の科の植物ということになります.)

センリョウ(千両)
1/3, センリョウ科 センリョウ属.

やや長めで,縁にギザギザのついた光沢のある葉っぱです.花はほとんど目立ちません.アオキの花よりも目立たないかも.
林の中に生えている植物ですが,冬に赤い実をたくさんつけるので栽培されることも多い植物です.
お正月飾りにつかわれます.

十両,百両,万両はヤブコウジ科なので,科が違います.

オモト(万年青)
1/3, ユリ科 オモト属.
斑入りだったので,栽培されていたものが脱走したものと思われます.林の中などに生えている,大きな葉っぱの背の低い植物です.地面からいきなり長い葉っぱがつきだしている感じです.

若いトウモロコシをボツボツにしたような白っぽい花が咲きます.冬に赤くてやや大きめな実が集まってなります(この写真では一つしか実がついていません).

ナンテン(南天)
1/3, メギ科 ナンテン属.

初夏に白い花をたくさんつけます.冬に赤い実がなりますが鳥に食べられれてしまうことがよくあります.そのためか意外なところから生えてきます.この株もそうして生えてきたものです.

難を転ずる(難を天に帰す?)とかで縁起がよい植物とされ,お正月飾りに使われます.葉っぱには防腐作用があると言われているようです.

アシタバの花後(明日葉の花後)
1/3, セリ科 シシウド属.

この写真では花が終わっていますが,白い小さな花がたくさん集まって咲きます.

株は地植えにするとかなり大きくなります.多年草.

アシタバ(明日葉)
1/3, セリ科 シシウド属.

アシタバの葉っぱです.今日つみ取っても,明日には葉が生えている(ほど良く育つ)ということでアシタバという名前になったと言われています.

茎や葉を折ると黄色い汁が出てきます.ぱっとみた感じはハマウド(浜独活)等と似ているかも.

健康野菜として人気があります.若葉を天ぷらなどに利用します.

ハボタン(葉牡丹)
1/3, アブラナ科 アブラナ属.
冬場の花壇に良く植えてある植物です.見た目の通りキャベツの仲間です.

葉っぱの色は写真のように,白と紫と緑のものや紫と緑,白と緑などのものが多いようですが,最近は葉っぱの先が細かく裂けるものや,茎が長いものなど色々あります.

園芸種.暖かくなるとトウ立ちして黄色っぽい花を咲かせます.

プリムラ・マラコイデス
1/3, サクラソウ科 サクラソウ属.別名:プリムラ・メラコイデス,ケショウザクラ,オトメザクラ.

写真のものは園芸種.縁に細かな切れ込みが入った葉っぱです.サクラソウと良く似たピンク色の花が咲きます.

耐寒性が強いタイプと弱いタイプがあるようですが,こちらは耐寒性があるタイプらしく,冬の屋外でもつぼみが付いています.

プリムラ・ポリアンサ
1/3, サクラソウ科 サクラソウ属.

園芸種.写真の花は黄色ですが,白,ピンクや赤,紫,縁取りなど色々です.長楕円形で明るい黄緑色の葉っぱです.寒い時期にも花が咲きますが,夏の高温多湿には弱いようです.

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