2006年10月アーカイブ

 マツムシソウの花(松虫草)
10/28, マツムシソウ科 マツムシソウ属.
雷岩から大菩薩峠に向かう途中(神部岩よりもずっと雷岩側)の日当たりの良い場所に,取り残されたかのように咲いていました.

なんと草丈10cm以下でしたので,先に咲いた花のこぼれ種か何かが時季はずれの開花をしてしまったのかもしれません.

マムシグサ(蝮草)の実
10/28, サトイモ科 テンナンショウ属.
有毒です.車道脇に生えていました.詳細な種名は不明ですがテンナンショウの仲間には違いないでしょう.雌雄異株なのですが,5,6月頃に花が咲いた後,雌株にはこのように赤い実がなります.

花(仏炎苞)の写真は『清里の川俣川・東沢渓谷, マムシグサ(蝮草)』と『葛城山, マムシグサ(蝮草)』にあります.

ニガナの仲間?
キク科 ニガナ属?.
大菩薩峠から富士見平方面へ下る途中の道ばたに咲いていました.ニガナの仲間であることは多分間違いないと思うのですが,詳細な種類は分かりません.

エゾオヤマリンドウ
10/28, リンドウ科 リンドウ属.
雷岩から大菩薩峠に向かう途中(神部岩と避難小屋の間)の枯れ草の隙間に咲いていました.

リンドウの仲間には違いないと思うのですが,実のところ正確な種類は不明です.とりあえず花が平らに開いていて,花は茎の先端部分だけについていたようですのでエゾオヤマリンドウ(蝦夷御山竜胆)かとも思ったのですが,リンドウのような気もします.

大菩薩嶺と大菩薩峠ハイキング(山梨県)の記録はこちらにあります.

ツルレイシの実(苦瓜の実)
10/19, ウリ科 ツルレイシ属.別名:ゴーヤ,ニガウリ(苦瓜).
ニガウリという名前の通り,実には苦みがあります.
もう少し熟した頃に食べますが,さすがに時期的にはゴーヤの生育には向かない気温になってきたのでなかなか熟しません.

さらに熟すとオレンジ色に変わります.ちなみに,中の種子は赤いぬるぬるした果肉で被われているので,完熟したニガウリが破裂したのをみると,びっくりするかも知れません.

ヤマノイモのムカゴ(山の芋の零余子)
10/14, ヤマノイモ科 ヤマノイモ属.別名:ジネンジョ(自然薯),ヤマイモ(山芋).
葉っぱの付け根にムカゴが出来ていました.
このムカゴを収穫して,ムカゴご飯などにして食べることもできます.
あまりムカゴをたくさんつけすぎると,地下の芋があまり太ってくれないと言われています.

ワレモコウ(吾亦紅)
10/08, バラ科 ワレモコウ属.

少し分かりにくいですが,赤い丸いものがワレモコウの花(がついていた部分)です.ビジターセンターとは道を挟んだ反対側,蓼仙の滝に行く方の入口付近に生えていました.咲いているというよりは花後という方が正確でしょうか.

蓼科御泉水自然園ハイキング(長野県)の記録はこちらにあります.

トリカブト(鳥兜)
10/08, キンポウゲ科 トリカブト属.
御泉水自然園の園内にはほとんど花が残っていませんでした.唯一目に付いたのがトリカブトです.言うまでもなく毒草として有名です.
詳細な種類は不明です.

ゴゼンタチバナ(御前橘)
10/8,ミズキ科 ゴゼンタチバナ属.
蓼科山荘の少しふもと側に生えていました.登山道の両脇をよく見ればもっと生えていたのかもしれませんが,蓼科山では意外にあまり見かけないなぁという印象でした.

蓼科山ハイキング(長野県)の記録はこちらにあります.

ガンコウランの実(岩高蘭)
10/8, ガンコウラン科 ガンコウラン属.
こういった岩場には付きものといってもよいガンコウランです.どうやら蓼科山にもこの果実をたくさん食べる動物がいるようです.

ヤマハハコ(山母子)
10/8, キク科 ヤマハハコ属.
ハイキングに行ったら必ずといって良いほどよく見かけるヤマハハコですが,さすがにお花は完全に終わっているようです.

シラタマノキ(白玉の木)
10/8, ツツジ科 シラタマノキ属.
サロメチール臭がすることで有名なシラタマノキです.
双子山と同様に,蓼科山でも実の数があまり多くありませんでした.

カニコウモリ(蟹蝙蝠)
キク科 コウモリソウ属.
10/8, 日光白根山でも見かけましたが,将軍平の少し麓がわ等にも生えていました.少し湿ったような林の下草という感じで生えているようです.

ノコンギク(野紺菊)
10/07, キク科 シオン属.
駐車場のそばに生えていました.
うす紫色のいかにも菊の仲間という感じのお花がたくさん付いています.葉っぱは短い毛があるせいか何だかザラザラしています.

ヨメナとよく似ていますが,ヨメナだと茎の先端に花が一つ付くはずです.

ちなみに,双子山ハイキングの記録は 双子山と双子池,亀甲池ハイキング(長野県) にあります.

シラタマノキの実(白玉の木)
10/7, ツツジ科 シラタマノキ属.
時期が遅かったのかもしれませんが,この付近ではあまりたくさん実がなっていませんでしたし,なっていても,一本に一粒ぐらいでした.

ゴゼンタチバナの実(御前橘)
ミズキ科 ゴゼンタチバナ属.
葉っぱは相当傷んでいますが,朱色の実は大きくてきれいです.夏頃に白い花が咲くように見えますが,花びらのようなものは花弁ではありません.

マイヅルソウの実(舞鶴草)
10/7, ユリ科(スズラン科) マイヅルソウ属.
双子山から双子池へ下る登山道の脇に生えていました.黄葉していますが,かろうじてハート型の葉っぱが残っています.この辺りでは葉っぱが落ちてしまい,透明感のある赤い実だけが残っていることが多いです.

ガンコウランの実(岩高蘭)
10/7, ガンコウラン科 ガンコウラン属.
大河原峠から双子山に登っている途中の斜面でかなりたくさん見ることが出来ると思います.

花は見たことがありません.どうやら果実は美味しいらしく,動物が大量に食べているようです(フンがたくさん落ちている).

 マツムシソウの花(松虫草)
10/7, マツムシソウ科 マツムシソウ属.
数は少ないですが,このように咲いているマツムシソウもあります.大河原峠にある山小屋の裏あたりにも数輪残っていました.

 マツムシソウの蕾(松虫草)
10/7, マツムシソウ科 マツムシソウ属.
おそらくマツムシソウの残骸でしょう.最初,白い花が咲いていると思ったのですが,近寄ってみると花が散った後のようでした.

 マツムシソウの蕾(松虫草)
10/7, マツムシソウ科 マツムシソウ属.
この時期,ほとんどのお花は枯れているし,マツムシソウ自体もあまりたくさん咲いている訳ではないのですが,風が当たらない場所にはこれから咲きそうなものもありました.

下の方の赤くなった葉っぱは多分ハクサンフウロかなにかのものでしょう.

クロマメノキの紅葉(黒豆の木)
10/01, ツツジ科 スノキ属.
背の高い木がほとんどなくなった辺りの斜面に生えていました.ガンコウランやコケモモと混生しています.クロマメノキが生えている部分だけが赤く紅葉しています.

実はクロウスゴなのかクロマメノキなのかちょっと確信がもてませんが,多分クロマメノキでしょう.

ハクサンフウロの残骸(白山風露)
10/01, フウロソウ科 フウロソウ属.
山頂から弥陀ヶ池方面に下る途中の斜面に生えていました.
斜面のものは基本的に枯れているか,紅葉しているかという状態でした.弥陀ヶ池ではいくらか緑の葉が残り一輪だけピンク色の花が咲いていました.

マルバダケブキの残骸(丸葉岳蕗)
10/01, キク科 メタカラコウ属.
山頂から弥陀ヶ池方面に下る途中の斜面に生えていました.山頂駅近くにも植えてあります.
枯れていて正体不明ですが,多分マルバダケブキでしょう.タネが残っているようです.

日光白根山のハイキング記録は 日光白根山のハイキング(群馬県) にあります.

コケモモ(苔桃)
10/01, ツツジ科 スノキ属.
背の高い木がほとんどなくなった辺りの斜面に生えていました.赤い実がなっていましたが,霜に当たって色がわるくなったような感じです.

イワカガミの葉(岩鏡)
10/01, イワウメ科 イワカガミ属.
廃道付近の斜面に生えていました.
花が付いていないとイワカガミなのかイワウチワ(岩団扇)なのかよく分かりませんが,イワウチワの葉っぱは長さよりも横幅の方が大きいようです.
花茎にも花が複数付いていた痕跡があったのでイワカガミで良いかな?

キオン(黄苑)
10/01, キク科 キオン属.別名ヒゴオミナエシ.
大日如来の少し山頂駅側に生えていました.後ろに写っている黄色い葉っぱはハンゴンソウでしょう.

ハンゴンソウ(反魂草)
10/01, キク科 キオン属.
ロープウェイ山頂駅から登山道に入る辺りに生えていました.
どういう訳か葉っぱがほとんど付いていなかったのでキオンなのかハンゴンソウなのか迷ったのですが,後ろの方にわずかに残った葉っぱをよく見るとどうやらハンゴンソウらしいと分かりました.

キジムシロ(雉筵)?
バラ科 キジムシロ属.
葉っぱが(三つ葉ではなく)奇数羽状複葉になっているので,キジムシロで良いのかな?
株が丸っこく広がる様子を,キジが座るムシロに見立ててつけられた名前です.ツルキジムシロというのもあって,そちらはライナーが出るようです.
ヘビイチゴと似たような花ですが,キジムシロの仲間だといわゆるイチゴは出来ないようです.

ゴゼンタチバナ(御前橘)
ミズキ科 ゴゼンタチバナ属.日光白根山では葉っぱが4枚で小さいものが多く,実が付いている株をほとんど見かけませんでした.

カニコウモリ全体
キク科 コウモリソウ属.写真のような花の残骸をみると,キク科の植物というのも納得できます.

カニコウモリの葉
キク科 コウモリソウ属.葉っぱが翼を広げたコウモリに似ているコウモリソウの仲間で,葉っぱの形が蟹の甲羅に似ているということでつけられた名前のようです.

日光白根山では,登山道脇の斜面に大群落を作っていました.

紅葉したチングルマ
10/1, バラ科 ダイコンソウ属(チングルマ属).
ダイコンソウ属とされたりチングルマ属とされたりしているようです.夏に白い花が咲きます.花の後は,軸に毛のようなものが生えた状態になるのですが,これが子どもの遊ぶかざぐるまに似ているということでチゴグルマと呼ばれ,さらにチングルマになったようです.

写真のチングルマは風車の部分も枯れて縮んでいます.

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