2009年3月アーカイブ

イチジク(無花果)
3/31, クワ科 イチジク属 .
新芽が伸び,葉っぱが開き始めました.
品種名はカドタで,小さな実がなります.

サルナシ(猿梨)
3/31, マタタビ科 マタタビ属.別名:コクワ,シラクチヅル.
サルナシも葉っぱが開き始めました.
赤い実がなるハーディレッドという品種です.

ブルーベリー
3/30, ツツジ科 スノキ属.
ブルーベリーに少しピンク色がかったつぼみがついてきました.開花する頃には白色になります.
サザンハイブッシュ系のパシフィックブルーという品種です.

モミジイチゴ(紅葉苺)
3/29, バラ科 キイチゴ属.
名前の通り,モミジのような葉っぱのキイチゴです.茎にかなりのトゲがあるので,手入れをしようと手を突っ込むとひっかき傷だらけになります.
白い五枚の花びらがある花が下向きに咲きます.この花びらは意外に散りやすいようです.花後になる黄色い実は食べることが出来ます.

カジイチゴ(梶苺)
3/29, バラ科 キイチゴ属.
長崎市内のカジイチゴは二週間前に開花していましたが,関東地方の平野部のカジイチゴはまだつぼみのままで,しばらく咲きそうにありませんでした.

ヤナギモ(柳藻)
3/28, ヒルムシロ科 ヒルムシロ属.
名前のとおりに,シダレヤナギのような細長い葉っぱです.水の流れがある小川などで見かけるような気がします.

クロモ(黒藻)
3/27, トチカガミ科 クロモ属.
オオカナダモと似ているのですが,比較すると全体的に硬い感じがします.
ついでに葉っぱの縁にギザギザがあります.
白っぽい花が咲きます.野生のものは個体数が減っているようです.

アマゾントチカガミ(アマゾン鼈鏡)
3/26, トチカガミ科 リムノビウム属.別名:アマゾンフロッグピット,リムノビウム・レイヴィガタム.
アマゾンフロッグピットの名称で市販されている水草です.Limnobium laevigatum.
トチカガミというのは丸くて艶のある葉っぱを鏡に見立ててつけられた名前のようです.
似たものにやや小型のドワーフフロッグピットがありますが,浮くための仕組みはそっくりで,葉っぱの裏に半球状の浮子のようなものがあります.

アマゾンフロッグピットが増えすぎたからといって,野外に放流するのは絶対に止めましょう.

キンギョモ(金魚藻)
3/25, アリノトウグサ科 フサモ属.別名:ホザキノフサモ.
ホザキノフサモという名称で市販されていました.本体は基本的に水中にあることが多いようですが,ピンク色っぽい花は水面から上に顔を出します.

同属のオオフサモは特定外来生物に指定され,栽培や移動ができなくなりました.

シダレガジュマル(枝垂れ榕樹)
3/24, クワ科 イチジク属.別名:ベンジャミンゴムノキ,ベンジャミン.
ベンジャミンという名称で市販されている観葉植物です.意外にもイチジクの仲間だそうです.枝を折ったりすると白い樹液が出てきます.
やや艶のある緑色の葉っぱのものが一般的ですが,写真のように斑入りのものもあります.

チャメドレア・エレガンス
3/23, ヤシ科 チャメドレア属(カマエドレア属,テーブルヤシ属).別名:パーラーヤシ.
チャメドレア・エレガンスと書いてありましたので Chamaedorea elegans なのでしょう.
テーブルの上に飾れると例えられるほど,あまり大きくならないヤシの木で,観葉植物として市販されていました.
メキシコ原産で強い直射日光は好まないようです.黄色い粒状の花が咲きます.

プテリス・エバージェミエンシス
3/22, イノモトソウ科 イノモトソウ属(プテリス属).
プテリスとついているのでイノモトソウの仲間なのでしょう.
濃い目の緑に白い斑が入った葉っぱです.意外に丈夫で大きくなります.
園芸店などで観葉植物として普通に市販されています.シダの仲間なのでお花は咲きません.

ナツメヤシの芽(棗椰子)
3/21, ヤシ科 ナツメヤシ属(フェニックス属).
ドライデーツ(干しナツメヤシ)の中に入っていた種を蒔いたら芽が出てきました.
今の段階では真っ直ぐに伸びているだけですが,これからヤシの木らしい葉っぱが開くものと思われます.

クワイ(慈姑)
3/20, オモダカ科 オモダカ属.
オモダカの品種改良されたものという位置づけでしょうか.葉っぱもオモダカと良く似ています.
芽が出て縁起がよいということで,お正月のおせち料理に利用されます.
白い三枚の花びらがあるように見える花をつけます.

カシュウイモ(何首烏薯)の零余子
3/19, ヤマノイモ科 ヤマノイモ属.別名:エアーポテト,エアポテト.
東南アジア原産の山芋の仲間で,宇宙いも(エアーポテト)の名前で市販されていました.
写真だと大きさが分かりにくいのですが,自然薯のムカゴと比較して5倍以上の大きさがあります.

ワタスゲの花後(綿菅)
3/18, カヤツリグサ科 ワタスゲ属.別名:スズメノケヤリ(雀の毛槍).
枯れ葉の中に,灰色の筆のような物から黄色い雄しべが出てきて,かなり花粉をまき散らしました.この後,実がなると白い綿毛状態になります.

トキワマンサク(常葉満作)?
3/17, マンサク科 トキワマンサク属.
白くて細長い花びらの花です.
野生のものは数が減っているようです.

長崎市内, サクラ(桜)

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サクラ(桜)
3/16, バラ科
長崎市内では桜が開花していました.
ソメイヨシノ(染井吉野)と思われます.

ヒトツバ(一つ葉)
3/16, ウラボシ科 ヒトツバ属.
木の幹でノキシノブと混生しているようです.
この巻いた状態の新芽を見るとシダの仲間というのにも納得です.

ヒトツバの群生(一つ葉)
3/16, ウラボシ科 ヒトツバ属.
ヒトツバが木の幹に大量に生えていました.
ヒトツバは喘息や咳,下痢などの薬になるようです.
シダの仲間なのでお花は咲きません.

パラナマツ(パラナ松)
3/16, ナンヨウスギ科 ナンヨウスギ属.別名:ブラジルマツ(伯剌西爾松).
平和公園に植えてあったもので,ブラジルから寄贈されたようです.

カナリーヤシ(カナリー椰子)?
3/16, ヤシ科 ナツメヤシ属(フェニックス属).別名:フェニックス.
平和公園に植えてあったものです.自信がないのですがカナリーヤシかなにかではないかと思います.
ナツメヤシ属のカナリーヤシやシンノウヤシはフェニックスと呼ばれることがあります.

ヒイラギモチ(柊糯)
3/16, モチノキ科 モチノキ属.
黄緑がかった白っぽい花が咲いていました.
クリスマスの飾りに使われる赤い実がなるヒイラギのような植物は,このヒイラギモチであることも多いようです.
木が大きくなると葉っぱのトゲは無くなってくる傾向にあるようです.

ソテツ(蘇鉄)
3/16, ソテツ科 ソテツ属.
艶のある濃い緑色の細い葉っぱが集まって羽根のような形になっています.
ヤシの木の仲間に見えますが,ソテツはソテツ科,ヤシ類はヤシ科です.
雌雄異株.

スギナ(杉菜)
3/16, トクサ科 トクサ属.別名:ツクシ.
いわゆるツクシの方は,胞子が入っている部分と黒っぽい袴を取って,ゆでて食べることができます.
一時期,ツクシエキスが花粉症に効くとかいう話が出ていましたが,どうなったのでしょうか?

セコイアの葉
3/16, スギ科 セコイア属.別名:イチイモドキ(一位擬き),セカイヤメスギ,セコイアスギ,レッドウッド,セコイアメスギ,センペルセコイア.
メタセコイアの葉っぱやイチイの葉っぱと似ているでしょうか.
メタセコイアとは違ってセコイアは常緑です.

セコイアの樹皮
3/16, スギ科 セコイア属.別名:イチイモドキ(一位擬き),セカイヤメスギ,セコイアスギ,レッドウッド,セコイアメスギ,センペルセコイア.
アメリカ原産で,世界一高い木の仲間です.Sequoia sempervirens.
縦に長く剥がれそうな赤っぽい樹皮です.

ヒイラギモクセイ(柊木犀)
3/16, モクセイ科 モクセイ属.
名前の通りで,キンモクセイなどの葉っぱの縁にヒイラギのトゲトゲがついたような感じです.
ギンモクセイとヒイラギの雑種のようです.白い花が咲きます.

カジイチゴ(梶苺)
3/16, バラ科 キイチゴ属.
長崎は暖かいのでしょうか,もうカジイチゴの白い花が咲いていました.花の後には黄色っぽい実がなり食べられます.
地植えにするとあちこちに広がって収拾がつかなくなる植物の一つです.

ハマミズナ科の植物?
3/16, ハマミズナ科
花はマツバギクによく似ていることと多肉な葉っぱからハマミズナ科の植物だとは思うのですが,詳細は不明です.
マツバギクよりは大輪でかなり大きく太い葉っぱです.

ツルニチニチソウ(蔓日々草)
3/16, キョウチクトウ科 ツルニチニチソウ属.
明るい紫色の花が咲きます.
蔓性でかなりはびこります.

ニオイスミレ(匂菫)
3/16, スミレ科 スミレ属.スイートバイオレット,バイオレット.
甘い香りがするスミレのはずなのですが,必ずしも良い香りがするわけではないようです.
砂糖漬けにしたりサラダの飾りに使ったりするエディブルフラワーでもあります.

トウキ(当帰)
3/16, セリ科 シシウド属.
いかにもセリの仲間といった雰囲気の白い花が咲きます.
鎮痛,強壮などの目的で利用され,漢方薬の当帰芍薬散などに入っているもののようです.
日本山人参とも呼ばれる日向トウキは同属ですが別の植物のようです.

ケシ(芥子)?
3/16, ケシ科 ケシ属.
柵の中に植えてあって名札はついていませんでしたが,ケシの仲間のように見えます.だとすると花の色は白,紫,赤辺りでしょう.

ジギタリス
3/16, ゴマノハグサ科 ジギタリス属.別名:キツネノテブクロ(狐の手袋).
オオバコ科へ移動したかもしれません.
ピンク色の筒状の花が花茎の上の方に集まって咲きます.
薬草とされる事もありますが一般的には毒草と考えるべきでしょう.

マンネンロウ(迷迭香)
3/16, シソ科 マンネンロウ属.別名:ローズマリー,ロスマリン.
ローズマリーという名前の方が一般的かも知れません.肉料理やお茶,石けんの材料などに利用されるハーブです.
日当たりが良くないとなかなか開花しないようです.
また,移植すると枯れやすいので注意が必要です.

タイマツバナ(松明花)
3/16, シソ科 ヤグルマハッカ属.別名:モナルダ,ベルガモット.
真っ赤な花の形を見るとタイマツバナという名前に納得がいくでしょう.
ベルガモットとも呼ばれますが,アールグレイの香り付けに使われる柑橘類のベルガモットと香りが似ていることに由来するようです.ただ,うちにあった株はそのような香りはしませんでした.

モルダナの方は学名の Monarda didyma L. をそのまま読んだものでしょう.

ダンギク(段菊)
3/16, クマツヅラ科 カリガネソウ属.
名前にキクとついていますが,クマツヅラの仲間です.
紫色の花が段々につきます.

シナマオウ(草麻黄)
3/16, マオウ科 マオウ属.別名:マオウ(麻黄).
遠くからぱっと見た時はトクサやスギナの仲間かと思いましたが,実は低木とのことです.

シナマオウのつぼみ(草麻黄)?
3/16, マオウ科 マオウ属.別名:マオウ(麻黄).
エフェドリンを含み,喘息薬として利用されるようです.中国原産.

テンダイウヤク(天台烏薬)
3/16, クスノキ科 クロモジ属.
根が胃薬になるそうです.秦の始皇帝が探し求めた不老不死の薬というのがこのテンダイウヤクと関係があるという説があります.
雌雄異株.中国原産です.

キリの樹皮(桐)
3/16, ゴマノハグサ科 キリ属.
キリ科として独立したかもしれません.また,ノウゼンカズラ科とされる場合もあるようです.
まだ若いせいか樹皮が赤っぽいようです.
明るい紫色で先が5つに分かれた筒型の花が咲きます.

アネモネ・コロナリア
3/16, キンポウゲ科 イチリンソウ属.
アネモネというと大抵はこの花を指します.赤の他に,ピンクや青い花が咲くものもあります.
ギリシア神話に出てくる美少年アドニスがイノシシに襲われて流した血から生えたとか,アドニスの死を悲しんだアフロディーテが流した涙から生えたとかいう伝説があります.

テイカカズラ(定家蔓)
3/16, キョウチクトウ科 テイカカズラ属.
テイカカズラという名札がついていましたが,ハツユキカズラ(初雪蔓)かもしれません.
まあどちらも Trachelospermum asiaticum なのですが.

ミツマタ(三叉)
3/16, ジンチョウゲ科 ミツマタ属.
和紙の材料になるミツマタです.名前の通り,枝が三つ叉に分かれて広がります.花が咲き終わった頃に葉っぱが出てきます.
ミツマタの花は黄色いのですが,花が赤いものはベニバナミツマタまたはアカバナミツマタと呼ばれます.

ジンチョウゲ(沈丁花)
3/16, ジンチョウゲ科 ジンチョウゲ属.
春先に良い香りを漂わせるジンチョウゲの花です.雌雄異株で雌株はあまり見かけません.
移植をすると枯れやすいようです.葉っぱに覆輪があるものなど,いくつかの種類があります.花の外側も真っ白なのはシロバナジンチョウゲと呼ばれます.

ツルドクダミ(蔓毒矯)
3/16, タデ科 ツルドクダミ属.別名:カシュウ(何首烏).
名前にドクダミとついていますが,ドクダミの仲間ではありません.葉っぱがドクダミに似ているとのtことですが,それほど似ていない気も...
塊根を胃腸薬などに利用します.
白い花が咲きます.

ヘントウ(扁桃)
3/16, バラ科 モモ属.別名:アーモンド,カラモモ(唐桃).
アーモンドという呼び名の方が一般的でしょう.
ピンク色の花が咲いていました.花後になる実の中にある種の殻を割ると,おなじみのアーモンドが入っています.

サルトリイバラ(猿捕茨)
3/16, サルトリイバラ科 シオデ属.別名:サンキライ(山帰来).
ユリ科に分類されることもあるようです.
サルトリイバラの葉っぱは大福餅を包むのに使います.
黄緑色の花が咲いた後,赤くて丸い実がなります.

アガベ・パシフィカ
3/16, リュウゼツラン科 アガベ属(リュウゼツラン属).
ユリ科から移動したようです.
細長い葉っぱの縁にトゲトゲがある竜舌蘭の仲間です.
Agave pacifica と書いてありましたので,Agave angustifolia 'Pacifica'(アガベ・アングスティーフォリア)と関係があるようですが詳細は不明です.

クリスマスローズ
3/16, キンポウゲ科 クリスマスローズ属.
開花時期や色,大きさからしてレンテンローズ(Helleborus orientalis Lam.)かと思ったのですが,Helleborus niger L. ブラックヘリボーと書いてありましたのでクリスマスローズなのでしょう.
キンポウゲの仲間にありがちなパターンですが,花びらに見えるものは萼です.
強心,催吐などに利用されるようですが,一般の利用にはむきません.

トクサ(木賊)
3/16, トクサ科 トクサ属.
湿り気のある場所では比較的よく見かけるトクサです.

ビャクブ(百部)
3/16, ビャクブ科 ナベワリ属.
少し変わった形の緑色の花が咲きます.
駆虫や咳止めに使われるようです.

カニクサ(蟹草)
3/16, フサシダ科 カニクサ属.別名:ツルシノブ(蔓忍).
別名の通り,蔓性です.シダの仲間なのでお花は咲きません.
利尿作用があるようです.

チョウセンゴミシ(朝鮮五味子)
3/16, マツブサ科 マツブサ属.
白い花が咲いた後,赤い実がなります.
咳止めなどに利用されるようです.

ウコギ(五加)
3/16, ウコギ科 ウコギ属.
黄色い小さな花が咲きます.
ウコギは直江兼続や上杉鷹山と関係が深いようで,生け垣にしつつ,食用としても利用されたとか.
ウコギにはトゲがありますが,トゲがないのはトゲなしウコギと呼ばれるようです.

ホザキノイカリソウ(穂咲の錨草)
3/16, メギ科 イカリソウ属.
葉っぱの形は確かにイカリソウの仲間といった感じです.
写真の画面下の方のような,小さな目立たない花が咲きます.
中国原産.

キンギンナスビ(金銀茄子)
3/16, ナス科 ナス属.別名:ニシキハリナスビ.
ジャガイモの花と似た白っぽい花が咲きます.
避妊薬などの原料になるようです.
意外にも果実を食べることもあるようです.

ゴマノハグサ(胡麻の葉草)
3/16, ゴマノハグサ科 ゴマノハグサ属.
消炎や血圧降下の目的で使われるようです.
黄緑色っぽい花が咲きます.
ゴマクサとは別の植物です.

アミガサユリ(編笠百合)
3/16, ユリ科 バイモ属.別名:バイモ(貝母).
クリーム色の花が下向きに咲いていました.
毒だと思っていたのですが,用途は呼吸中枢麻痺,鎮咳と書いてありました.

オキナグサ(翁草)
3/16, キンポウゲ科 オキナグサ属.別名:シラガグサ(白髪草).
全体が白っぽい毛に覆われた感じです.赤黒い花が咲きます.
消炎や止血,下痢止めに利用されるそうです.野生の物は数が減っています.

クマツヅラ(熊葛)
3/16, クマツヅラ科 クマツヅラ属.
切れ込みの入った葉っぱは少しキクの仲間の葉っぱに似ているかもしれません.
茎は四角形です.薄ピンクや薄紫の小さめな花が咲きます.5枚の花びらがあるように見えますが下でつながっています.
Verbena officinalis L.

イソヤマアオキ(磯山青木)
3/16, ツヅラフジ科 アオツヅラフジ属.別名:コウシュウウヤク(衡州烏薬).
艶のある葉っぱには三本,目立つ葉脈があります.
黄色っぽい小さな花が咲きます.
Cocculus laurifolius DC.

ノアザミ(野薊)
3/16, キク科 アザミ属.
春に咲いているアザミはノアザミの可能性がかなり高いでしょう.
山菜として利用されることがあります.

ノコギリソウ(鋸草)
3/16, キク科 ノコギリソウ属.
ノコギリソウの葉っぱです.縁のギザギザが確かに鋸っぽい印象です.
セイヨウノコギリソウ(西洋鋸草)と同じく,止血や鎮痛に用いられるようです.
ちなみにAchillea というのはギリシャ神話の英雄アキレスが傷の手当てに使ったという伝説に基づくようです.

ムラサキツユクサ(紫露草)
3/16, ツユクサ科 ムラサキツユクサ属.
明るい紫色の三枚の花びらがある花が咲きます.

ジャノヒゲ(蛇の髭)
3/16, ユリ科 ジャノヒゲ属.別名:リュウノヒゲ(竜の髭).
細長い深緑色の葉っぱです.背が高くならないので花壇の縁取りなどに利用されることもあります.
白い花が下向きに咲いた後,青くて丸い実がなります.

ムサシアブミの花(武蔵鐙)
3/16, サトイモ科 テンナンショウ属.
ムサシアブミの花です.この花の形が鐙に似ていることが名前の由来です.
花後に赤いトウモロコシ状の実がなりますが,これもマムシグサの実とよく似ています.

ムサシアブミの葉(武蔵鐙)
3/16, サトイモ科 テンナンショウ属.
ムサシアブミの葉っぱです.かなり大きくなります.
上から見ると,花がついていないエンレイソウの葉っぱと少し似ているかもしれません.しかし,茎の様子などはマムシグサとよく似ています.

ヒトツバ(一つ葉)
3/16, ウラボシ科 ヒトツバ属.
一般的なシダだと葉っぱが細かく分かれていますが,ヒトツバは名前の通り,葉っぱが一枚ひらっと出ているように見えます.
シダの仲間なのでお花は咲きません.

サジオモダカ(匙面高)
3/16, オモダカ科 サジオモダカ属.
名前の通り,オモダカの仲間なのですが葉っぱが匙のような形です.
利尿作用があるようです.

カンアオイ(寒葵)
3/16, ウマノスズクサ科 カンアオイ属.別名:カントウカンアオイ.
シクラメンの葉っぱに似ている気がします.
真ん中に口が開いたようなちょっと変わった形の花を地面近くにつけます.
写真にも少しだけ花が写っています.
日本固有種.

イワヒバ(岩檜葉)
3/16, イワヒバ科 イワヒバ属.別名:イワマツ.
園芸店でも市販されていることがありますが,岩場に自生します.場所によっては絶滅危惧種に指定されています.

ハスノハカズラ(蓮葉蔓)
3/16, ツヅラフジ科 ハスノハカズラ属.
蔓性の多年草です.黄色っぽい花の後,赤くて丸い実がなります.
葉柄が葉っぱの真ん中よりについていて,その点では確かに蓮の葉っぱっぽい蔓といえるように思います.
Stephania japonica (Thunb.) Miers

シロバナムシヨケギク(白花虫除菊)
3/16, キク科 ヨモギギク属.別名:ジョチュウギク(除虫菊).
白い花びらのマーガレットのような形の花が咲きます.
ピレスロイド系の成分を含んでいて,昔は蚊取り線香の原料として使われたようです.
除虫菊の成分は恒温動物にはあまり影響を与えないようです.

ムベ(宜)
3/16, アケビ科 ムベ属.別名:冬アケビ,トキワアケビ.
果皮や果肉は回虫などの駆虫に利用されるようです.
もうつぼみがついていました.白い花が咲いた後,紫色の実がなりますが,アケビとは違って熟しても割れません.

シャクヤク(芍薬)の芽
3/16, ボタン科 ボタン属.
赤っぽい芽が出ていました.花の色は白やピンク,紅色などです.
月経不順や冷え症の薬として利用されるようです.

ボタン(牡丹)のつぼみ
3/16, ボタン科 ボタン属.
牡丹につぼみがついていました.
花の色は白,ピンク,紅色などです.

キササゲ(木大角豆)の樹皮
3/16, ノウゼンカズラ科 キササゲ属.
果実が利尿剤になるようです.

キササゲ(木大角豆)
3/16, ノウゼンカズラ科 キササゲ属.
ササゲのサヤが木にぶら下がっているように見えます.
ノウゼンカズラの仲間というのはかなり意外でした.
薄い黄色の花が咲きます.

ハマゴウの実(浜栲)
3/16, クマツヅラ科 ハマゴウ属.
去年の実が残っていました.
果実はマンケイシと呼ばれ,消炎や入浴剤として利用されるようです.

ハマゴウの芽(浜栲)
3/16, クマツヅラ科 ハマゴウ属.
海岸近くに生える植物で,薄い紫色の花が咲きます.

カリン(花梨)
3/16, バラ科 ボケ属.別名:キボケ(木木瓜),カラナシ(唐梨).
カリンのつぼみです.カリンの果実を木瓜(モッカ)と呼び,蜂蜜やお酒に漬け込んだものは咳止めなどに利用されます.
カリンの実自体は生で食べるのには全く不向きな味ですが,ボケの仲間と知って何となく納得しました.

カレンボク(旱蓮木)
3/16, ヌマミズキ科(ミズキ科),別名:キジュ(喜樹).
カレンボクの枝と葉っぱの様子です.落葉樹といっても少しは葉っぱが残るようです.
中国雲南省原産の落葉高木で根が制がん薬として利用される旨の説明書きがありましたが,詳しいことは分かりません.
白っぽいクリーム色の花が咲くようです.Camptotheca acuminata.

カレンボクの樹皮(旱蓮木)
3/16, ヌマミズキ科(ミズキ科),別名:キジュ(喜樹).
中国雲南省原産の落葉高木で根が制がん薬として利用される旨の説明書きがありましたが,詳しいことは分かりません.
白っぽいクリーム色の花が咲くようです.
Camptotheca acuminata.

ロウバイ(蝋梅)
3/16, ロウバイ科 ロウバイ属.
ロウバイという名札がついていました.
ロウバイというと内側の花びらが茶色っぽく,外側の花びらが黄色いのかと思っていたのですが,
写真のようにピンク色のものもあるようです.

ロウバイの花のつき方(蝋梅)
3/16, ロウバイ科 ロウバイ属.
ロウバイの花はこのようにつきます.

レンギョウ(連翹)
3/16, モクセイ科 レンギョウ属.
春に黄色い花を枝いっぱいにつけます.中国原産.
利尿作用があるようです.

ヒュウガミズキ(日向水木)
3/16, マンサク科 トサミズキ属.別名:イヨミズキ(伊予水木)?
トサミズキと比較して花穂が短く,花の個数が少ないことで見分けられます.
Corylopsis pauciflora

トサミズキ(土佐水木)
3/16, マンサク科 トサミズキ属.
花はほとんど終わっていました.
ヒュウガミズキよりは花穂が長く,花の個数も多い傾向があります.

ブラシノキ(ブラシの木)
3/16, フトモモ科 ブラシノキ属.
オーストラリア産の植物ですが,意外にあちこちに植えてあるように思います.
名前の通り,瓶などを洗うブラシに似た形の赤い花が咲きます.
変な虫こぶみたいなものが枝にたくさんついていますが,
どうやらこれがブラシノキの実で,中に入っている種子は枝が枯れたりするまではそのままくっついているようです.
Callistemon speciosus (Sims) DC.

ノウゼンカズラ(凌霄花)
3/16, ノウゼンカズラ科 ノウゼンカズラ属.
ノウゼンカズラの樹皮と新芽です.
長崎でも冬場は落葉し,これから葉っぱが開くようです.
有毒だと思っていたのですが,月経異常や利尿等に利用されるそうです.

ウマノスズクサ(馬の鈴草)
3/16, ウマノスズクサ科 ウマノスズクサ属.
長崎大学のシーボルト記念植物園に植えてありました.蔓性の多年草で蔓を伸ばし始めたところです.ウツボカズラの壺を細くしたような変わった形の花をつけます.
ウマノスズクサというのは実を馬につけた鈴に見立ててつけられた名前のようです.
毒草だと思っていたのですが虫さされ時などに利用されることもあるようです.

ヒオウギ(檜扇)
3/16, アヤメ科 ヒオウギ属.
根茎はが射干(ヤカン)と呼ばれて消炎,鎮咳などに用いられるようです.
六枚の花びらがあるように見える,オレンジ色の花が咲きます.花後は黒い実がなります.
アヤメ科ですが,ヒオウギアヤメとは全く別の植物です.

ホトトギス(不如帰)
3/16, ユリ科 ホトトギス属.
白地に赤紫色の斑点がある花をつけます.この,花についている斑点をホトトギスの胸の模様に見立ててつけられた名前です.

オケラの残骸(朮)
3/16, キク科 オケラ属.
前年に枯れたオケラが残っていました.
新芽は山菜として利用されます.

オケラ(朮)?
3/16, キク科 オケラ属.
オケラという名札の前に二種類の植物が生えていたので,どちらなのか迷いましたが,ロゼット状ではないこちらがオケラではないかと思います.
白または薄ピンク色の花が咲きます.根茎が白朮という生薬になるそうです.

コパールノキの樹皮(コパールの木)
3/15, ナンヨウスギ科 ナギモドキ属.別名:デジマノキ(出島の木),ダマール,ダンマルジュ,アガチス・ダマラ.
Agathis dammara L. C. Rich.
デジマノキの樹皮です.

コパールノキ(コパールの木)
3/15, ナンヨウスギ科 ナギモドキ属.別名:デジマノキ(出島の木),ダマール,ダンマルジュ,アガチス・ダマラ.
Agathis dammara L. C. Rich.
出島の中にデジマノキという説明板の側に植えてありましたが,ナンヨウスギの仲間の葉っぱはもっと細いと思っていたのでちょっと意外でした.

クリスマスローズの白花
3/15, キンポウゲ科 クリスマスローズ属.
こちらは白色のクリスマスローズですが,もしかするとレンテンローズ(Helleborus orientalis Lam.)かもしれません.
白い花びら状のものは本当は花びらではありません.

クリスマスローズ
3/15, キンポウゲ科 クリスマスローズ属.
クリスマスローズはもう少し早い時期に咲くような気もしますので,もしかするとレンテンローズ(Helleborus orientalis Lam.)かもしれません.
薬草とされることもありますが,一般的には毒草と考えるべきです.

タマシダ(玉羊歯)
3/15, ツルシダ科 タマシダ属.
観葉植物やシェードガーデンにも利用される羊歯です.関東地方でも屋外越冬します.
根元をほじると茶色くて丸い玉がついていますので,タマシダという名前になったようです.
シダの仲間なのでお花は咲きません.

長崎バイオパーク, 謎

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3/15,
岩の表面などにへばりつくようにして広がっていました.

ダシリリオン
3/15, リュウゼツラン科 ダシリリオン属(ユリススキノキ属)?
Dasylirion としか書いてありませんでしたので種名は不明です.
花茎はとても長く伸び,黄色っぽい花が咲くのですが,開花自体はかなり珍しい事のようです.
葉っぱはロープ作りや籠作りなどに利用されます.

謎のシダ2
3/15,
このシダも比較的よく見かけるのですが名前が分かりません.

シマオオタニワタリ(島大谷渡り)
3/15, チャセンシダ科 チャセンシダ属.
胞子嚢が葉っぱの幅の半分ぐらいまでしかないので,オオタニワタリではなくてシマオオタニワタリではないかと思います.
新芽は山菜として利用されるようです.
シダの仲間なのでお花は咲きません.

ゴレンシの実(五歛子)
3/15, カタバミ科 ゴレンシ属.別名:スターフルーツ.
フラワードームの上の方を見るとスターフルーツがたくさんなっていました.
断面は正に星形で,皮はむかなくても食べられますが,結構酸味があります.

アカバナブラシマメ(赤花ブラシ豆)
3/15, ネムノキ科 ベニゴウカン属(カリアンドラ属).別名:パウダーパフ,オオベニゴウカン(大紅合歓).
赤いもさもさの花が咲いていました(正確に言うと雄蕊).
確かにパウダーパフっぽい形かも.
マメ科に出戻りしたかもしれません.

パイナップル
3/15, パイナップル科 アナナス属.
フラワードームの中でパイナップルの実がなっていました.
硬い葉っぱの真ん中から花茎が伸び,その先に実がつきます.

シネラリア
3/15, キク科 ペリカリス属.別名:サイネリア,フウキギク.
鉢植えの物が比較的安価に市販されています.
花の色は白,青,紫,ピンクなどさまざまです.
花を見ればキクの仲間であるとこはすぐに分かると思います.

サガリバナ(下垂花)
3/15, サガリバナ科 サガリバナ属.
白くておしべが目立つ花が咲きます.ちょっとネムノキの花と似ているかもしれません.
果実は食べられるようです.
Barringtonia racemosa.

タコノキ(蛸の木)
3/15, タコノキ科 タコノキ属.
スクリューパンダナスと書いてありました.
タコノキの根元部分です.この分岐の様子が蛸の足に似ているということでタコノキという名前になったそうです.

ギンヨウアカシア(銀葉アカシア)
3/15, ネムノキ科 アカシア属.別名:ミモザ.
銀白緑色の羽のような葉っぱがほとんど隠れるほどに,黄色い花がたくさん咲いていました.

ギンヨウアカシアはマメ科に出戻りしたかもしれません.また,ミモザという名前の方が一般的かもしれません.

メラレウカ・レウカデンドラ
3/15, フトモモ科 メラレウカ属.
ブラシ状の白い花が咲くようです.
枝についている虫の卵のような物は実です.
ハーブとして利用されるようです.

センダンの樹皮(栴檀)
3/15, センダン科 センダン属.別名:アウチ.
栴檀の樹皮です.コケがついていました.まだ新芽は出ていませんでした.
白い花が咲いた後,黄緑色の実がなります.
栴檀の実などはあまり良い匂いとは思えないなあと思っていたのですが,「栴檀は双葉より芳し」の栴檀は白檀のことです.

ラッパスイセン(喇叭水仙)
3/15, ヒガンバナ科 スイセン属.別名:ラッパズイセン.
いわゆるラッパズイセンですが,内側のラッパ型の花弁も白色です.
ユリ科に分類されることも多いようです.

スイセン(水仙)
3/15, ヒガンバナ科 スイセン属.別名:ニホンズイセン.
ユリ科に分類されることも多いようです.
いわゆる日本水仙タイプで,花茎の先に数輪のやや小さめな花がついているのですが,内側の花弁も白色でした.

スギ(杉)
3/15, スギ科 スギ属.別名:オモテスギ.
スギの雌球花です.
ちなみに長崎付近では杉花粉飛散のピークは過ぎて,むしろ檜花粉の時期に入っていたようです.

ネズミモチ(鼠黐)
3/15, モクセイ科 イボタノキ属.別名:タマツバキ,ネズミノフン.
ネズミモチのようなのですが,実がついていました.
場所によっては既に黒紫になっていました.

アカバナキンブセン(赤花金武扇)
3/15, サボテン科 ウチワサボテン属(オプンティア属,オプンチア属).
金武扇の花は黄色いのですが,これは赤い花が咲くようです.
トゲは黄色っぽく,長いトゲの根元に短いトゲがたくさん生えています.
アメリカ南部から西インド諸島原産.

シマケンザン(縞剣山)?
3/15, パイナップル科 ディッキア属.
縁にとげとげがある長い葉っぱです.
パイナップルの仲間だと言われれば,何となく納得のいく葉っぱの様子です.
黄色い花が咲くようです.

イスノキ(蚊母樹)
3/15, マンサク科 イスノキ属.別名:ヒョンノキ(ひょんの木),ユスノキ.
艶のある葉っぱには虫こぶがやたらと出来やすく,大きな物は笛になるのでひょんの実と呼ばれます.
赤い花が咲きます.

イスノキの樹皮(蚊母樹)
3/15, マンサク科 イスノキ属.別名:ヒョンノキ(ひょんの木),ユスノキ.
樹皮は灰白色で,表面には大きな亀裂や剥がれ等はありません.
材は家具等に利用されます.

ウラジロの先端(裏白)
3/15, ウラジロ科 ウラジロ属.
ウラジロの先端部分です.この部分が展開すると,また二股に分かれて葉っぱが広がります.
シダの仲間なのでお花は咲きません.

ウラジロ(裏白)
3/15, ウラジロ科 ウラジロ属.
お正月飾りに使われるウラジロです.カピバラコーナーの先の坂道脇に生えていました.
暖かい場所には意外にたくさん生えているような気がします.
シダの仲間なのでお花は咲きません.

ノキシノブ(軒忍)
3/15, ウラボシ科 ノキシノブ属.
ウラボシが木にくっついていました.
意外に乾燥する場所や日が当たる場所にも生えているようです.
シダの仲間なのでお花は咲きません.

ノキシノブの裏面(軒忍)
3/15, ウラボシ科 ノキシノブ属.
ノキシノブの葉っぱの裏側です.
写真のように茶色くて丸い胞子嚢が二つ並んでついていることがよくあります.
シダの仲間なのでお花は咲きません.

イヌマキ(犬槇)
3/15, マキ科 マキ属.別名:クサマキ.
頭が白っぽく胴体が赤から黒っぽいこけしのような実がなります.その胴体部分は食べることが出来ます.
雌雄異株で,雄株の花は黄色っぽく見えます.

ヤタイヤシ?
3/15, ヤシ科 ブラジルヤシ属?
カナリーヤシかなにか別の種類のヤシかもしれませんが,葉柄が下の方にもついていました.

ハマヒサカキ(浜姫榊,浜非榊)
3/15, ツバキ科 ヒサカキ属.
道路脇の植え込みなどにもよく使われています.
白っぽい小さな花が咲いた後,黒っぽい丸い実がなります.

謎のシダ
3/15,
比較的よく見かけるような気がしますが,名前が分かりません.
シダの仲間なのでお花は咲きません.

コシダ(小羊歯)?
3/15, ウラジロ科 コシダ属.
ちょっと自信がないのですが,コシダではないかと思います.
二又にに分かれた後,また二又に分かれる感じに葉っぱがつくようです.この辺りはウラジロと似ているような気がします.
シダの仲間なのでお花は咲きません.

オウゴンカズラ(黄金蔓)
3/15, サトイモ科 ハブカズラ属.別名:ポトス.
ポトスという名前で観葉植物として市販されています.
条件が良いと相当大きな葉っぱになり,さらに大きくなると葉っぱに切れ込みが入ります.
緑色っぽい花が咲くようです.

タビビトノキ(旅人の木)?
3/15, ゴクラクチョウカ科 タビビトノキ属.別名:オウギバショウ(扇芭蕉).
バショウ科からゴクラクチョウカ科に移動したようです.
独特な形をしたタビビトノキは大きな温室のある植物園ではよく植えられているように思います.
ゴクラクチョウカ(ストレリチア)に似た形の白い花が咲くようです.

名前の由来は,葉っぱの付け根の所に溜まった水を旅人が飲むとか,扇のようについた葉っぱの向きで方角が分かるとかいうことだと言われていますが,本当にそのように利用されるかについては疑問があるようです.

ビカクシダ(麋角羊歯)
3/15, ウラボシ科 ビカクシダ属.別名:コウモリラン(蝙蝠蘭).
緑色の葉っぱが突き出ている元の辺りは水をためる機能があるようです.
シダの仲間なのでお花は咲きません.

サルオガセモドキ(猿尾枷擬き)
3/15, パイナップル科 チランジア属.別名:ウスネオイデス,スパニッシュ・モス.
名前の通り,サルオガセに似ているのですが,意外にもパイナップルの仲間です.
霧吹きを頻繁にしないと枯れてしまう等,意外に育てるのが大変なエアプランツです.

バニラ
3/15, ラン科 バニラ属.
花は緑色なので咲いていても目立ちません.
アイスクリームなどの香りづけに使われるバニラビーンズはこのバニラの実を発酵させたものです.

オンシジウム
3/15, ラン科 オンキディウム属.別名:オンシジューム,オンキディウム.
園芸店などでも普通に売られている黄色に赤い斑の入ったランで,スカートをはいたダンサーが踊っているような形の花がたくさん咲きます.

デンドロビウム・キンギアナム?
3/15, ラン科 セッコク属(デンドロビウム属).別名:キンギアヌム.
フラワードームに植えてありました.
ちょっと自信がないのですが,キンギアナムではないかと思います.

ジャノメエリカ(蛇の目エリカ)
3/15, ツツジ科 エリカ属.別名:クロシベエリカ(黒蕊エリカ).
エリカの仲間ではかなり普通に見かける種類です.
花の外側はピンク色で,真ん中が黒っぽいという配色に見えます.
この黒っぽい部分は葯です.

シダレヤナギの花(枝垂柳)
3/14, ヤナギ科 ヤナギ属.別名:イトヤナギ(糸柳).
しだれ柳の花はほとんど散っていました.
この花の形を見るとなるほどネコヤナギも同じ仲間なのだと納得です.

シダレヤナギの樹皮(枝垂柳)
3/14, ヤナギ科 ヤナギ属.別名:イトヤナギ(糸柳).
しだれ柳の樹皮です.
ヤナギの樹皮にはサリシンというアスピリンに似た物質が含まれています.

シダレヤナギ(枝垂柳)
3/14, ヤナギ科 ヤナギ属.別名:イトヤナギ(糸柳).
川縁に植えてあることが多いしだれ柳の全体像です.写真の物は出島の近くの川沿いに植えてありました.
名前の通り,細い枝が垂れ下がる柳です.幽霊とセット?で和風のイメージがありますが,中国原産のようです.

コバノランタナ(小葉のランタナ)
3/14, クマツヅラ科 シチヘンゲ属.別名:ヒメランタナ.
長崎は温かいのかコバノランタナらしき花が咲いていました.
シチヘンゲ(七変化,ランタナ)とは違って単色のようです.
結構びよ~んと茎が伸びて横に広がるようです.

ニワウメ(庭梅)
3/14, バラ科 サクラ属.
春になると枝いっぱいにピンク色の一重の花をつけます.花後になる赤い実は食べられます.
名前に梅とついていますが,アンズ属ではなくサクラ属です.
ユスラウメ,ニワザクラ,ニワウメを混同していたのですが,どうやらこれはニワウメのようです.

オトメツバキ(乙女椿)
3/14, ツバキ科 ツバキ属.
かわいらしいピンク色のツバキの花ですが,普通のツバキの花とは違って完全に八重咲きで,雄しべは全く見えません.散るときは花弁が少しぱらぱらと崩れることがあります.

マルバマンネングサ(丸葉万年草)
3/14, ベンケイソウ科 マンネングサ属.
名前の通り,丸っこい葉っぱのマンネングサです.
ベンケイソウの仲間によく見られるような,黄色い星のような花が咲きます.

ムスカリ
3/13, ユリ科 ムスカリ属.別名:ブドウヒアシンス,ブドウムスカリ.
ヒアシンス科(ヒヤシンス科)に分類されることもあるようです.
春先に,茎の先端に紫色の丸っこい花が集まって咲きます.群生しているとかなりきれいです.紫色のものが一般的ですが,白い花が咲くものもあります.

ムスカリと言った場合,ムスカリ属のいくつかの種が含まれていることが多いようです.

ヤブツバキ(藪椿)
3/12, ツバキ科 ツバキ属.別名:ヤマツバキ,ツバキ,ホウサンツバキ,タイワンヤマツバキ.
サザンカの花はかなり平たく開いてぱらぱらと散りますが,ツバキの花は開き切らない種類も多く,開いても何となく厚みがある感じです.

サザンカ(山茶花)
3/12, ツバキ科 ツバキ属.
冬の初め頃から咲き始めたサザンカの花の時期はそろそろ終わりなのですが,ツバキの花はまだこれからたくさん咲きそうです.

イボタノキ(疣取木)
3/11, モクセイ科 イボタノキ属.
12月に紫色になった葉っぱが残っていたイボタノキですが,結局その後すべて落葉しました.
今はちょうど新芽が開き始めたところです.

ナツメヤシの芽(棗椰子)
3/10, ヤシ科 ナツメヤシ属(フェニックス属).
種ありデーツの中に入っていた種子を蒔いたところ,発芽しました.最初に根が伸び,その後,根っこに見える部分の途中から芽が出てくるようです.

なお,屋内でも冬の間はせいぜい根が伸びる程度で,葉っぱは出てきませんでした.品種はマジョール種です(マジュール種とも表記される?).

雌雄異株で黄色っぽい花が咲きます.当然,果実は食べられます.もちろん,ナツメヤシを種子から栽培したのでは収穫できるまでに相当な時間がかかると思われますが,観葉植物にはなるでしょう.

棕櫚の主日でいう棕櫚はナツメヤシを指すようです.

ナツメヤシの種子と実(棗椰子)
3/10, ヤシ科 ナツメヤシ属(フェニックス属).
ナツメヤシ(Date Palm,Phoenix dactylifera L.)は中東地域で多く栽培されています.
右上がナツメヤシの種子で,左側がデーツ(干したナツメヤシの実)です.品種はマジョール種.一個の実に一つ種子が入っています.

デーツは日本ではあまり一般的では無いかもしれませんが,干し柿のような,あんこのような甘さがあり,紅茶,お茶や牛乳と意外に合います.また,ちょっと意外だったのですがおたふくソースの中に入っています.

なお,今まで食べた範囲では,種子を抜いてあり,油がコーティングしてあり,実が黄色みがかっているデーツは美味しくなかったです.

トクサ(木賊)
3/9, トクサ科 トクサ属.
湿り気の多いところに生えていることが多い植物です.
右のすみに少し写っているのがヒメドクサ(姫木賊)です.
かなり大きさが違うのが分かるかと思います.

ヒメドクサ(姫木賊)
3/9, トクサ科 トクサ属.別名:ヒメトクサ.
ヒメトクサの名称で市販されていましたが,ひょっとするとチシマヒメドクサ等の別種かもしれません.
太さは2mmぐらいでしょうか.トクサをそのまま細く小さくしたような感じです.スギナっぽいのですが,枝分かれはしません.

野生のヒメトクサは数が減っているようです.

ワタスゲ(綿菅)
3/8, カヤツリグサ科 ワタスゲ属.別名:スズメノケヤリ(雀の毛槍).
細長い枯れ葉の中に,灰色の筆先のような物がありますが,これがどうやらワタスゲの花芽のようです.

スギの雄花(杉)
3/7, スギ科 スギ属.
写真のものはまだ開いていないのですが,杉花粉症の原因になる花粉を出します.
この年は2月の末頃から花粉が飛び始めていました.

ヨモギの種子(蓬)
3/6, キク科 ヨモギ属.
ゴミなのか種子なのかよく分からない状態ですが一応ヨモギの種子です.ヨモギの匂いがしています.
ヨモギはどこでも普通に見かける雑草です.葉っぱの毛をモグサの原料にしたり,春の新芽をゆでてつぶして草餅に入れたりしますが,
花粉は花粉症の原因にもなります.
人の背丈よりも高くなるものはオオヨモギ(ヤマヨモギ,エゾヨモギ)で,山で見かけることが多いように思います.

ハトムギの種子(鳩麦)
3/5, イネ科 ジュズダマ属.
ジュズダマの変種というか作物化されたものという位置づけでしょうか.ジュズダマと同様に,田んぼや川の近くなど湿り気が多い場所を好むようです.
うるち(粳)ともち(糯)に分ければ,もちタイプです.
お茶などにして利用されます.

オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)
3/3, ゴマノハグサ科 クワガタソウ属(オオバコ科へ移動?).別名 ホシノヒトミ,ルリクワガタ,ルリカラクサ.
天気がよい日は一斉に開花するので,遠目には水色に見えるかもしれません.
花は取れやすく,触るとぽろっと落ちてしまうことがあります.

ヒイラギモチ(柊糯)
3/3, モチノキ科 モチノキ属.
いかにもクリスマスの飾りに使われそうな緑の葉っぱと赤い実がきれいです.
なんとなくセイヨウヒイラギ(西洋柊)だと思っていたのですが,葉っぱが四角い感じなのでどうやらヒイラギモチのようです.
名前にヒイラギとついていますが,ヒイラギがモクセイ科であるのに対して,ヒイラギモチはモチノキ科です.

アワ(粟)とキビ(黍)
3/2, イネ科 エノコログサ属とキビ属.
アワとキビの粒を比較するために並べてみました.
左側の小さい粒がアワ,右側の大きくて黄色っぽい粒がキビです.
同じような穀物だと思っていたのですが,属もちがいます.

アワ(粟)
3/2, イネ科 エノコログサ属.
もち粟とうるち粟がありますが,写真のものはモチアワ(糯粟)として売られていました.雑穀として利用される他,小鳥の餌などにも入っています.

キビ(黍)
3/2, イネ科 キビ属.
昔は吉備団子の原料でした.
もち黍とうるち黍がありますが,写真のものはモチキビ(糯黍)として売られていました.雑穀として食用にされるほか,小鳥の餌などにも入っています.
モロコシ(トウモロコシではなくコーリャンの方)をキビと呼ぶこともありますが,別の植物です.

メローゴールド
3/1, ミカン科 ミカン属.
左側がメローゴールドで右側がデコポンですが,かなり大きな黄色いグレープフルーツといった雰囲気です.
ポメロ(ザボン,ブンタン)とグレープフルーツを交配してできたものだそうです.

ブラッドオレンジの断面
3/1, ミカン科 ミカン属.
品種名はモロ.果肉は普通のオレンジとは違って濃い赤紫色です.アントシアニンが含まれているそうです.
種子は一つも入っていませんでした.

ブラッドオレンジ
3/1, ミカン科 ミカン属.別名:チミカン(血蜜柑).
品種名はモロ.普通のオレンジと比較して,果皮も赤く色づいています.大きさは普通のオレンジとほとんど変わりがありません.

デコポン(不知火)
3/1, ミカン科 ミカン属.
清見とポンカンを交配してできた不知火という品種のうち,一定の基準を満たしたものがデコポンの名称で売られています.デコポンは登録商標とのことです.
3月1日はデコポンが初出荷されたそうで,デコポンの日だとか.

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