2008年12月アーカイブ

トケイソウ(時計草)パッシフローラ アラタの花
12/30, トケイソウ科 トケイソウ属.別名:パッションフルーツ.
一つ前の写真から3時間後にはこのように完全に開花していました.
赤っぽい花びらのうち,上側左よりの短い花びらのようなものに注目してください.裏面が緑色なのが分かるかと思います.この花びらに見えるものは実際には萼なのです(28日の写真で花を包んでいた緑色のものがこれ).

雌しべの先は三つに分かれていて,その外側に5つの雄しべが並んでいます.

トケイソウ(時計草)パッシフローラ アラタの開きかけ
12/30, トケイソウ科 トケイソウ属.別名:パッションフルーツ.
先日のパッシフローラ・アラタのつぼみがこのぐらいまで開き始めていました.
紫と白の縞々模様の副花弁も見え始めています.

サラノキ(沙羅の木)
12/29, フタバガキ科 サラノキ属.別名:サラソウジュ(沙羅双樹),シャラノキ.
白っぽい星のような形の花が咲きます.お釈迦様の涅槃入りはサラノキの下だったとのことで仏教の三大聖樹とされます
(ちなみに残りは誕生時のムユウジュと悟りを開いたインドボダイジュ).木材は建材として利用されるようです.

サラソウジュ(沙羅双樹)といった場合に,ナツツバキを指していることも多いようですが全くべつの植物です.

オオタニワタリ(大谷渡り)
12/29, チャセンシダ科 チャセンシダ属.
切れ込みがない大きな葉っぱです.野生のものは個体数が減少しているようです.
シダの仲間なのでお花は咲きません.

ヘリコニア・フミリス
12/29, バショウ科 ヘリコニア属.
赤い花が互い違いに付いているように見えますが,これは苞です.Heliconia humilis Jacq.

エキノドルス・ブラヘラエ
12/29, オモダカ科
名札はエキノドロス ブレーラエになっていましたが,Echinodorus bleherae とも書いてあるようなので,エキノドルス・ブレエラエかエキノドルス・ブラヘラエでしょうか.
パラグアイ原産のオモダカ科の植物です.多分白い花が咲くのではないかと思いますが,詳細は不明です.

オヒルギの幹(雄蛭木)
12/29, ヒルギ科 オヒルギ属.別名:アカバナヒルギ(赤花蛭木).
ヒルギ科やクマツヅラ科の植物が集まって熱帯の河口付近などにできる林がマングローブで,マングローブという名前の木はないです.

オヒルギの葉と花(雄蛭木)
12/29, ヒルギ科 オヒルギ属.別名:アカバナヒルギ(赤花蛭木).
熱帯の汽水域に広がるマングローブの主役の一つです.
アカバナヒルギとも呼ばれますが,花に見えるのは萼かなにかで,本当の花びらはくすんだ白~薄い黄緑っぽいようです.

オオオニバス(大鬼蓮)
12/29, スイレン科 オオオニバス属.
小さな子どもなら乗れる,大きな葉っぱで,立ち上がった部分は赤っぽい色です.
ハスと付いていますが,スイレンの仲間です.花の色は白からピンク色に変わります.

熱帯スイレン
12/29, スイレン科 スイレン属.
スイレンには温帯産で耐寒性があるものと,熱帯産で耐寒性が弱いものがあります.このスイレンは熱帯性のスイレンのようです.詳細な名称は不明です.

ウシノシタ(牛の舌)
12/29, イワタバコ科 ウシノシタ属.別名:ストレプトカーパス・ウェンランディ.
名札はストレプトカーパス・ウェンランディとなっていました.Streptocarpus wendlandii Spreng.
とても大きな葉っぱが一枚地面の上に置いてあるようにしか見えないのですが,これで一個体だそうです.薄い紫色の花が咲くようです.

ヘゴ?
12/29, ヘゴ科 ヘゴ属.
ヘゴの仲間が植えてある付近にあったのですが,詳細は不明です.
シダの仲間なのでお花は咲きません.

ビカクシダ(麋角羊歯)
12/29, ウラボシ科 ビカクシダ属.別名:コウモリラン(蝙蝠蘭).
詳細な名称は不明です.木の幹などにくっついて生育します.
葉っぱがトナカイの角のようだということでビカクシダという名前になったようです.
また,葉っぱをコウモリの羽に例えてコウモリランとも呼ぶようですが,ランの仲間ではありません.
シダの仲間なのでお花は咲きません.

タイワンハマオモト(台湾浜万年青)
12/29, ヒガンバナ科(ユリ科) ハマオモト属.別名:オオハマオモト(大浜万年青).
ハマユウの仲間といった感じですが細い花びらの白い花が咲きます.花に対して葉っぱが大きいような気がします.

ヒメウラムラサキ(姫裏紫)
12/29, キツネノマゴ科 ルイラソウ属?.別名:ルエリア,リュエリア,ルエリア・デウォシアナ?
中央の葉脈に沿って白っぽい斑がはいっていて,薄い紫色のラッパ状の花が咲きます.
名札はヒメウラムラサキ(Ruellia devosiana Morr)となっていましたが,これが標準的な名前なのかは不明です.

サンケジア・スペキオサ
12/29, キツネノマゴ科 サンケジア属.
葉脈にそって白または黄色っぽい筋がくっきりと入っています.
名札はサンチェシア・スペシオサ(Sanchezia speciosa)となっていました.キューバ原産だそうです.筒のような形の黄色からオレンジ色の花が咲きますが,苞がかなり赤いと,赤い花が咲いているように見えるかもしれません.

ペリストロフェ・ヒッソピフォリア
12/29, キツネノマゴ科 ペリストロフェ属(ハグロソウ属?).
名札はペリストロフェ Peristrophe hyssopifolia となっていました.小さめな紅色というか赤紫色の,花びらが上下に2枚あるように見える花が咲きます.
斑入りのものが園芸店で市販されているのを見かけるかもしれません.

シャウエリア・カリコトリカ
12/29, キツネノマゴ科 シャウエリア属?
黄色い毛に紛れて,黄色っぽい花が咲いていました.ブラジル原産.Schaueria calycotricha.

メディニラ・マグニフィカの葉
12/29, ノボタン科 メディニラ属.別名:オオバヤドリノボタン.
名前の通り,とても大きな葉っぱです.Medinilla magnifica.
ピンク色の花がぶら下がるように咲きます.

メディニラ・マグニフィカの花
12/29, ノボタン科 メディニラ属.別名:オオバヤドリノボタン.
ピンク色の苞の下に,ピンク色の花がぶら下がります.Medinilla magnifica.

ビヨウタコノキ(美容蛸の木)
12/29, タコノキ科 タコノキ属.
きれいな姿のタコノキということでしょうか.実がなっていました.
気根がちょうどたこの足のようだということでタコノキという名前になったようです.

タコノキ(蛸の木)
12/29, タコノキ科 タコノキ属.
気根がちょうどたこの足のようだということでタコノキという名前になったようです.
小笠原固有種で,雌雄異株です.
雌の木にはシャカトウというかパイナップルをもっとでこぼこにしたような実がなります.

サルオガセモドキ(猿尾枷擬き)
12/29, パイナップル科 チランジア属.別名:スパニッシュ・モス.
ウスネオイデスの名称で市販されているチランジアです.いわゆるエアープランツの仲間です.
着色されたものが緩衝材として利用されている場合があります.
黄緑色の全然目立たない花が咲きます.

ウコンサンゴ(鬱金珊瑚)
12/29, キツネノマゴ科 パキスタキス属.別名:パキスタス,パキスタキス・ルテア.
黄色い花のように見える部分は花ではなくて苞です.
本当の花は黄色い苞から突き出ている白い部分です.南米原産.

コエビソウ(小海老草)
12/29, キツネノマゴ科 キツネノマゴ属.別名:ベロペロネ.
くすんだ赤から黄緑に色づいている花のような部分は苞です.
この苞の部分がエビに似ているということで,コエビソウという名前になったようです.
本当の花は黄緑色の部分から突き出している白い筒状のものです.

キツネノマゴ科の植物
12/29, キツネノマゴ科
下草として生えていました.
詳細は謎です.これから調べます.

ジュズサンゴ(数珠珊瑚)
12/29, ヤマゴボウ科 リヴィナ属.
白い四枚の花びらがある花がブドウの房のように咲いた後,丸くて赤い実がなります.
近づいてみるとヨウシュヤマゴボウの花や実の付き方と似ていることが分かります.

フイリグラプトフィルム(斑入りグラプトフィルム)?
12/29, キツネノマゴ科 グラプトフィルム属?.別名:クロトンモドキ(クロトン擬き),キンシボク?
名札はフイリグラプトフィルムとなっていました.
Graptophyllum Spとも.

ブッソウゲ(仏桑華)
12/29, アオイ科 フヨウ属.別名:ハイビスカス.
ハイビスカスという名称の方が一般的でしょう.いかにも南国といったイメージの花です.
花の色は赤,黄色,ピンク,白などさまざまです.

ルリマツリ(瑠璃茉莉)
イソマツ科 ルリマツリ属.別名:アオマツリ.
伊豆半島の熱川温泉があるので暖かいせいか,温室外でも咲いていました.
薄青い,花びらが五枚あるように見える花が集まって咲きます.

意外にもピンク色の花が咲くアルメリアが同じイソマツ科です.

ノキシノブ(軒忍)
12/29, ウラボシ科 ノキシノブ属.
葉っぱの先が尖っているのでノキシノブでしょう.暖かいせいか,色つやがよいです.
葉っぱの裏には茶色くて丸いブツブツ(胞子嚢群,ソーラス)が付いています.シダの仲間なのでお花は咲きません.

シコンノボタン(紫紺野牡丹)?
12/29, ノボタン科 ティボウキナ属?
ノボタンという名札がついていましたが詳細は不明です.おそらティボウキナ属のシコンノボタンあたりが品種改良されたものではないでしょうか?薄い紫からピンク色の花で,葉っぱの表面には毛があります.縦の葉脈はかなり目立ちます.

園芸店などでもくっきりとした紫色の「ノボタン」が売られていますが,そちらは確実にティボウキナ属のシコンノボタン(紫紺野牡丹)で,ノボタン属のノボタンとは属が違います.

コスタス・コモーサス・ベーカリー
12/29, ショウガ科 コスツス属?
赤い花が咲いているように見えますが,本当の花はこの赤い部分に点々と咲き,黄色いようです.
Costus Comosus.

ブラジルコショウボク(伯剌西爾胡椒木)
12/29, ウルシ科 サンショウモドキ属.
サンショウを巨大化したような葉っぱです.
ピンクペッパーはコショウボクの実です.
白っぽい小さな花が咲きますが,コショウとは全然違った形の花です.

オクナセルラ
12/29, オクナ科 オクナ属.別名:ミッキーマウスノキ(ミッキーマウスの木).
アフリカ原産の植物です.別名は,黒っぽい実がついた様子が,浦安方面で見られる某キャラクターに似ているとのことでつけられたようです.クサギの実に似ています.

ギボウシスイセン(擬宝珠水仙)
12/29, ヒガンバナ科 ユーチャリス属?.別名:アマゾンリリー,ユーチャリス,エウカリス.
名札はアマゾンリリーとなっていました.
白い花で,ラッパ部分が短いスイセンのような形の花です.

インドジャボク(印度蛇木)
12/29, キョウチクトウ科 ラウォルフィア属?.別名:ラウオルフィア.
白い花が咲いた後,黒っぽく熟す実がなります.
根っこは薬草として利用されます.名前の由来は,根っこが蛇のようにくねっているとか,蛇に咬まれたときに使うとかいわれています.

トランキライザーの幹
12/29, キョウチクトウ科 ラウォルフィア属?.別名:ラウオルフィア.
白い花が咲いていました.
Rauwolfia spとも書いてありました.インドジャボクの仲間でしょうか?

トランキライザー
12/29, キョウチクトウ科 ラウォルフィア属?.別名:ラウオルフィア.
白い花が咲いていました.

シクンシ(使君子)
12/29, シクンシ科 シクンシ属.
名札はインドシクンシ(印度使君子) Quisqualis indica L. となっていました.
咲き始めは白いのですが,ピンク色,赤へと色が変わっていきますので,一本の木に複数の色の花が咲くように見えます.
薬にも毒にもなるようです.

ピメント
12/29, フトモモ科 ピメンタ属?.別名:オールスパイス?
名札はオールスパイス Pimenta dioica Merrill になっていました.
ピメントの実はナツメグ,クローブ,シナモンをあわせたような香りだということで,オールスパイスと呼ばれます.

タペイノキルス・アナナッサエ
12/29, ショウガ科 タペイノキルス属?.別名:マツカサジンジャー(松毬ジンジャー),スパイラルジンジャー.
地面から赤い花が突き出ているように見えますが,これは苞で,本当の花は黄色です.苞の部分が松ぼっくりに似ているということで,マツカサジンジャーと呼ばれるようです.

ホホバ
12/29, シモンジア科(ホホバ科) シモンジア属.
トウダイグサ科もしくはツゲ科から独立したようです.
種子から採れるホホバオイルは肌に優しいとのことで,アロマテラピーや石けん作りで利用されます.
雌雄異株で花びらはありません.

コスタス・メガロブラクテア
12/29, ショウガ科 コスタス属?
地面から変なものが突き出た状態です.Costus megalobractea.

パチョリ
12/29, シソ科 ヒゲオシベ属.別名:パチョリー,パチュリ,パチュリー
名札はパチョリー Pogostemon cablin となっていました.
ハーブの一つで,精油はアロマテラピーに使われます.白い花が咲きます.

マテチャ(マテ茶)
12/29, モチノキ科 モチノキ属.
マテ茶の原料になります.白い小さな花が集まって咲きます.
マテチャは葉っぱの縁に大まかなギザギザがあるようなのですが,写真のものには鋸歯があるようには見えません.

名前に茶とついていますが,いわゆるお茶の木の仲間ではありません.

コショウ(胡椒)
12/29, コショウ科 コショウ属.
コショウの実が採れるコショウです.

インドナガコショウ(印度長胡椒)
12/29, コショウ科 コショウ属.別名:ナガコショウ,ヒハツ.
雌雄異株.どうやら小さな白っぽい花が集まって咲くようです.

キンマ(蒟醤)
12/29, コショウ科 コショウ属.
雌雄異株ですこし山芋っぽい葉っぱです.
熟した実はコショウの代わりに使われることもあるようです.

ミラクルフルーツの実
12/29, アカテツ科 フルクリコ属?
長細い実がなっています.これからもっと赤くなります.

ミラクルフルーツ
12/29, アカテツ科 フルクリコ属?
Synsepalum dulcificum とも.白い花が咲いた後,やや縦長の赤い実がなります.
この果実を食べた後,酸っぱいものや苦いものを食べても甘く感じてしまうようです.

ソシンロウバイ(素心蝋梅)
12/29, ロウバイ科 ロウバイ属.
ロウバイは温室外で開花していました.冬に咲く,薄黄色の花からは良い香りが漂ってきます.
蝋梅と書きますが,梅の仲間(バラ科)ではありません.

パパイアの実
12/29, パパイア科 パパイア属.別名:パパイヤ,パパヤ,チチウリ(乳瓜).
パパイアの実がたくさんなっていました.地植えにするとこのように大きくなるものが多いようです.
雌雄異株ですが,同じ個体でも雌花と雄花の両方がつくものもあります.

イカダカズラ(筏蔓)白
12/29, オシロイバナ科 イカダカズラ属.別名:ブーゲンビレア,ペーパーフラワー.
こちらは花のように見える苞の部分が白いタイプです.
他に赤紫色などのものもあります.

イカダカズラ(筏蔓)
12/29, オシロイバナ科 イカダカズラ属.別名:ブーゲンビレア,ペーパーフラワー.
ブーゲンビレアという名称の方が一般的でしょう.
ピンク色の三枚の花びらがあるお花に見える部分は苞で,その間に白っぽい極小サイズのオシロイバナのような形の花が咲きます.

カカオノキ(カカオの木)
12/29, アオギリ科 カカオノキ属.
カカオの実は幹にぶら下がります.
チョコレートの包装紙に,カカオの実の絵が描かれているのを見ますが,想像していたよりはかなり大きな実でした.

ジャボチカバ
12/29, フトモモ科 ミルキアリア属(ジャボチカバ属?).別名:キブドウ(木葡萄).
ブラジル原産の果樹で,名前の通り,木の幹にいきなり巨峰の実がくっついたような格好になります.意外に耐寒性はあるようで,関東地方でも室内に取り込めば実が採れることもあるようです.

Myrciaria cauliflora Berg

アセロラ
12/29, キントラノオ科 ヒイラギトラノオ属.別名:アセローラ.
名札はアセローラでした.
ビタミンCが豊富なことで有名で,酸っぱい赤い実がなります.

セイロングーズベリー
12/29, イイギリ科
短い毛の生えた実がなっていました.
イイギリ科 Dovyalis hebecarpa と書いてありましたが,詳細は不明です.

アラビアコーヒーノキ
12/29, アカネ科 コーヒーノキ属.
艶のある濃い緑色の葉っぱで,赤い実がなっています.
この赤い実の中に二つずつコーヒー豆が入っています.

シロサポテ(白サポテ)
12/29, ミカン科 シロサポテ属.別名:ホワイトサポテ.
Casimiroa edulisとも.花は緑色っぽいようです.
熱帯果樹ですが,成木はやや耐寒性が増すようで,関東地方でも果実の収穫ができたという話を聞きました.

マンゴー・アイブン種
12/29, ウルシ科 マンゴー属.
品種名はアイブンのようです.

マンゴー
12/29, ウルシ科 マンゴー属.
果実が市販されているマンゴーの木です.品種不明.黄色っぽい小さな花が集まって咲きます.
マンゴーはウルシ科で,食べるとかぶれる人もいるようです.

スターアップル
12/29, アカテツ科 オーガストノキ属.別名:カイニット,ホシリンゴ,スイショウガキ.
Chrysophyllum cainito .やや紫色がかった白っぽい花が咲いた後,紫色っぽい実がなり,美味しいそうです.

イヌバンレイシ(犬番茘枝)
12/29, バンレイシ科 バンレイシ属.別名:ポンドアップル,イケリンゴ(池林檎).
台木として利用されるという説明文が付いていましたが,実際には少なくともアテモヤなどの台木に向かないようです.
また,果実も美味しくないそうです.左上の方に実がなっています.


12/29, バンレイシ科 バンレイシ属.別名:カスタードアップル,バンレイシ(番茘枝).
名札はバンレイシ(番茘枝)となっていました.
よく見ると左側の奥に一つ実がなっています.

グァバ
12/29, フトモモ科 バンジロウ属.別名:バンジロウ,グアバ.
雄しべが結構目立つ,白い花が咲きます.
テリハバンジロウとは違い,関東の平野部では屋外越冬は相当難しいようです.

ゴレンシの実(五歛子)
12/29, カタバミ科 ゴレンシ属.別名:スターフルーツ.
花の大きさに対しては大きめな黄色い実がなっています.この実の断面は正に星形です.
酸っぱ過ぎて食べにくい品種と,生食に向く品種があるようです.

ゴレンシの葉(五歛子)
12/29, カタバミ科 ゴレンシ属.別名:スターフルーツ.
スターフルーツという名前の方が一般的かもしれません.
先が尖った奇数羽状複葉の葉っぱを見ても今ひとつカタバミの仲間という感じがしません.
ピンク色っぽい花が咲きます.

バナナの吸芽
12/29, バショウ科 バショウ属.
食用のバナナは一般にタネがありません.
バナナは花が咲いた木(茎)は枯れてしまいますが,その前に株もとから別の茎が伸びてきます.

バナナの実と花
12/29, バショウ科 バショウ属.
花はどうやらバナナの先端についている黄色っぽい部分のようで,
赤紫色の部分はバナナの実になる部分を包んでいるもののようです.

バナナの若い実
12/29, バショウ科 バショウ属.
バナナの実は写真のように大量に付きます.重さに耐えきれず,柄が途中で折れることも.

バナナ
12/29, バショウ科 バショウ属.
温室内に仙人蕉(台湾バナナ)などの並木がありました.
写真のものはまだ小さいのですが,実をつけている株は3m以上の高さでした.

バナナは一般に関東の平野部では屋外越冬は困難で,露地で越冬しているバナナの木があるといった場合,大抵はバショウ(芭蕉)で,あまり実がなりません.

一般家庭でバナナを育てるのであれば,矮性種を冬季は室内に取り込むというのが現実的でしょう.

コバノナンヨウスギの葉(小葉の南洋杉)
12/29, ナンヨウスギ科 ナンヨウスギ属.別名:シマナンヨウスギ,ノーフォークマツ.
近くに寄ってみると,太い葉っぱの葉に見えたものは,枝に短い葉っぱが密に生えたものでした.

コバノナンヨウスギの樹皮(小葉の南洋杉)
12/29, ナンヨウスギ科 ナンヨウスギ属.別名:シマナンヨウスギ,ノーフォークマツ.
樹皮はこのような感じです.

 コバノナンヨウスギ(小葉の南洋杉)
12/29, ナンヨウスギ科 ナンヨウスギ属.別名:シマナンヨウスギ,ノーフォークマツ.
遠くから見るとこのような感じです.太い葉っぱが上向きに付いているように見えて,松の仲間といわれても納得するかもしれません.

コバホウライシダ(小葉蓬莱羊歯)
12/29, ホウライシダ科 ホウライシダ属.別名:アジアンタム,カラクサホウライシダ.
ワラビ科とされていることもあります.
園芸品種が脱走したものかもしれません.
園芸店でなどではアジアンタムの名前で市販されているシダで,黒光りする茎に繊細な感じの葉っぱがついています.
空気が乾燥するととたんに葉っぱがチリチリになるので意外に育てるのが難しいかもしれません.
シダの仲間なのでお花は咲きません.

オオベニウチワ(大紅団扇)のピンク花
12/29, サトイモ科 ベニウチワ属.別名:アンスリウム.
苞が赤のものが一般的ですが,それ以外の品種もあります.写真のものは苞がピンク色のアンスリウムです.

オオベニウチワ(大紅団扇)
12/29, サトイモ科 ベニウチワ属.別名:アンスリウム.
アンスリウムとかアンセリウムとかいう名前の方が一般的でしょう.
赤い花に見える部分は花ではなく苞です.

ウンカリーナ・グランディダイエリ
12/29, ゴマ科 ウンカリーナ属.
Uncarina grandidieri.
黄色い,何となくのっぺりした印象の,5枚の花びらがある見える花をつけます.

ウンカリーナ・グランディダイエリの幹
12/29, ゴマ科 ウンカリーナ属.
何となくムチムチした雰囲気の幹です.
Uncarina grandidieri.

アローディア・アスケンデンスの葉(太二葉金棒)
12/29, ディディエレア科(カナボウノキ科) アローディア属.
枝先の葉っぱの部分を少し拡大してみました.
マダガスカル原産だそうです.Alluaudia ascendens.

アローディア・アスケンデンス(太二葉金棒)
12/29, ディディエレア科(カナボウノキ科) アローディア属.
幹からはトゲと直接小さな葉っぱが出ているように見えます.
マダガスカル原産だそうです.Alluaudia ascendens.

アローディア・デューモーサ
12/29, ディディエレア科(カナボウノキ科) アローディア属.別名:ヅモーサ.
上から下まで,同じような単なる棒きれのような様子です.
手前に写っているオレンジ色の花は別の植物だと思います.

スベリヒユ科とされることもあります.マダガスカル原産で雌雄異株です.Alluaudia dumosa.

アローディア・デューモーサ
12/29, ディディエレア科(カナボウノキ科) アローディア属.別名:ヅモーサ.
スベリヒユ科とされることもあるようです.
むっちりした枯れ木のような変な植物です.
マダガスカル原産だそうです.雌雄異株.

ビカクシダ(麋角羊歯)
12/29, ウラボシ科 ビカクシダ属.別名:コウモリラン(蝙蝠蘭).
植物園の温室にはつきものと言っても良いぐらいよく見かけるシダです.
トナカイの角のような形の葉っぱということでビカクシダという名前になったようです.
シダの仲間なのでお花は咲きません.

クジャクサボテン(孔雀覇王樹)
12/29, サボテン科 クジャクサボテン属?
赤い花が咲いていました.
満月美人(マンゲツビジン),月下美人と姫月下美人を交配したという名札の側に生えていましたが,花が赤いのでクジャクサボテンの一種ではないかと思います.

君美麗(クンビレイ)
12/29, ベンケイソウ科 アエオニウム属.
長く伸びた茎の上の方についた葉っぱ自体が緑色のお花のような雰囲気です.Aeonium holochysum.
黄色い小さな花が集まって咲きます.
カナリヤ諸島原産.

玉扇(ギョクセン,タマオウギ)
12/29, ユリ科 ハオルチア属.
ある種の草食動物の歯を連想させる形の葉っぱです.Haworthia truncata.
地面から肉厚な葉っぱが少しだけ顔を出しているという点でリトープス(メセン)に似ていますが,科も違います.

長く伸びた花茎の先にしろっぽい花がまばらにつきます.

還城楽(カンジョウラク)
12/29, アロエ科(ユリ科,ツルボラン科) アロエ属.
小さめなアロエで,不夜城に少し似ているかもしれません.
花はオレンジ色の筒型です.南アフリカ原産だそうです.
Aloe distans(アロエ・ディスタンス).

不夜城(フヤジョウ,ツルボラン科)
12/29, アロエ科(ユリ科) アロエ属.
小型のアロエです.葉っぱの縁がやや上側に向かって反っています.
南アフリカ原産だそうです.
Aloe nobilis(アロエ・ノビリス).

鬼切丸(オニキリマル)
12/29, アロエ科(ユリ科,ツルボラン科) アロエ属.別名:音羽錦.
一般家庭では窓辺に取り込んで越冬というのはかなり厳しいと思われるサイズでした.園芸店などでも売られていますが,ここまで大きくなるとは予想もしませんでした.
南アフリカ原産だそうです.Aloe marlothii.
葉っぱの側面や裏側にトゲがあります.

リトープス,メセン
12/29, ハマミズナ科 リトープス属.
灰色っぽいものや赤っぽいものなど,いろいろなリトープスです.
園芸店でも市販されていますが,一般的に強い日差しにも過湿にも弱いようです.

ツルナ科とされることもあるようですが,ハマミズナ科とするのが正しいようです.
メセンと呼ぶ事もあるようですが,これは以前メセンブリアンテマム属とされていたことの名残のようです.

リトープス
12/29, ハマミズナ科 リトープス属.
リトープスというのはギリシャ語の石に似ているという意味合いの複合語のようです.確かに小石によく似た多肉植物です.二つの石ころのような葉っぱの間にマツバギクと似た形の黄色い花をつけます.

ツルナ科とされることもあるようですが,ハマミズナ科とするのが正しいようです.
メセンと呼ぶ事もあるようですが,これは以前メセンブリアンテマム属とされていたことの名残のようです.

ササユリニシキの花(笹百合錦)
12/29, アロエ科 アロエ属.
オレンジ色の筒型の花が咲いていました.

ササユリニシキ(笹百合錦)
12/29, アロエ科 アロエ属.
全体的には間違いなくアロエの形なのですが,葉っぱが細いです.
Aloe ciliaris

キリンカン(麒麟冠)
12/29, トウダイグサ科 トウダイグサ属(ユーホルビア属).
太くて長いトゲがたくさん生えています.
葉っぱも見あたらず,サボテンにしか見えませんが,トウダイグサの仲間だそうです.

キリンカンの花(麒麟冠)
12/29, トウダイグサ科 トウダイグサ属(ユーホルビア属).
先端部分に黄色い小さな花が咲いていました.
キリン冠 Euphorbia grandicornis という名札がついていました.東アフリカ原産だそうです.

セネキオ・メドレーウッディ
12/29, キク科 セネキオ属(セネシオ属).
セネキオ・メドレーウッディ Senecio medley-woodii という名札付きでした.南アフリカ・ナタール州に自生するようです.
葉っぱは厚手の多肉植物ですが,花を見ると分かるように菊の仲間です.
高温多湿が苦手で強い光が好きで低温も苦手とのことです.

黒太刀の花(クロタチ)
12/29, アロエ科(ユリ科) アロエ属.
黒太刀に花がついていました.
オレンジ色の筒状の花が穂のようにつきます.

黒太刀(クロタチ)
12/29, アロエ科(ユリ科) アロエ属.
Aloe cryptopoda(アロエ・クリプトポーダ).
長くて黒い葉が日本刀に似ているのが名前の由来だと書いてありました.
確かに,アロエ・ベラよりは葉っぱの色が黒っぽいかもしれません.

瑠璃塔(ルリトウ)?
12/29, トウダイグサ科 トウダイグサ属(ユーホルビア属).
名前が分からなくなってしまいましたが,伊豆シャボテン公園のアフリカ館で撮影したと思われます.
Euphorbia cooperi でしょうか?
サボテンにしか見えませんが,トウダイグサの仲間のようです.

ハナキリンの白花(花麒麟)
12/29, トウダイグサ科 トウダイグサ属(ユーホルビア属).
先ほどのハナキリンの花は赤でしたが白花もあります.

ハナキリン(花麒麟)
12/29, トウダイグサ科 トウダイグサ属(ユーホルビア属).
園芸店などでも市販されています.
とげのある茎で,二枚の花びらがあるように見える花をつけています.
樹液は有毒です.

黒鳳もどき(コクホウモドキ)
12/29, サボテン科 トリコセレウス属?トリコケレウス属?
アルゼンチン原産.黒鳳もどき Trichocereus thelegonoides という名札がついていました.
地面をうねうねと這いつつ,頭を持ち上げた感じのサボテンです.

岩石獅子(ガンセキジシ)
12/29, サボテン科 セレウス属?ケレウス属?
Cereus peruvianus v.monst.という名札がついていました.
縦方向に伸びるサボテンです.チリ原産.
岩石という名前がとても似つかわしいごつごつした感じのサボテンです.
表面がでこぼこなので相対的にトゲはあまり目立ちません.

恐怖閣(キョウフカク)
12/29, サボテン科 ユーリクニア属?エウリクニア属?
恐怖閣 Eulychnia castanea という名札がついていました.
長いトゲが目を引きます.本当にとげとげのサボテンです.
チリ原産.

金晃丸(キンコウマル)
12/29, サボテン科 エリオカクタス属?
縦長になるサボテンです.トゲが金色に見えて,なかなかきれいです.
金晃丸 Eriocactus leninghausii という名札がついていました.
伊豆シャボテン公園の南アメリカ館で撮影しました.
ブラジル南部原産.初夏から夏に黄色い花が咲くようです.

月の桂の幹(ツキノカツラ)
12/29, サボテン科 ペレスキア属?
葉っぱを見ても幹を見ても,これがサボテンの仲間とは気がつかないかもしれません.
ペルー原産.

月の桂の葉(ツキノカツラ)
12/29, サボテン科 ペレスキア属?
月の桂 Peireskia humboldtii という名札がついていましたが,Pereskia humboldtiiが正しいかもしれません.
サボテンの仲間なのに葉っぱがあります.白い花が咲くようです.ペルー原産.

オオバキリンの葉(大葉麒麟)
12/29, サボテン科 ペレスキア属?
サボテンの仲間なのに葉っぱがあります.
葉っぱは波打った感じで,茎には痛そうなトゲが点々とまとまって生えています(アレオーレという場所からまとまって出るとの解説がありました).
ブラジル原産だそうです.

大葉キリン Peireskia grandifolia という名札がついていましたが,ひょっとすると Pereskia grandifolia でサクラキリン(桜麒麟)かもしれません.サクラキリンだとするとピンク色の花が咲きます.
名札には白っぽい花の写真が写っていたのですが,写真の色は褪せていたので詳細は不明です.

オオバキリンの幹(大葉麒麟)
12/29, サボテン科 ペレスキア属?
大葉キリン Peireskia grandifolia ペイレスキア属という名札がついていましたが,
ひょっとすると Pereskia grandifolia でサクラキリン(桜麒麟)かもしれません.
ブラジル原産で花期5月~夏ごろだそうです.一番古いタイプのサボテンの仲間とも書いてありました.

英冠玉(エイカンギョク)
12/29, サボテン科 エリオカクタス属?
小さいときは丸っこいのですが,大きくなると縦長になるサボテンのようです.
英冠玉 Eriocactus magnificus という名札がついていました.
ブラジル原産で,黄色い花が咲くようです.

雪晃(セッコウ)
12/29, サボテン科 ブラジリカクタス属.
白い毛のようなトゲに覆われた丸形のあまり大きくないサボテンです.雪晃 Brasilicactus haselbergii という名札がついていました.
ブラジル原産だそうです.春頃に朱色の花が咲きます.

ペペロミア・オブツシフォーリア
12/29, コショウ科 サダソウ属.
ペペロミアの名前で市販されている肉厚で丸っこい葉っぱの観葉植物です.
冬に水を与えすぎると枯れやすいので注意が必要です.

茎の先に伸びている,棒状のものが花のようです.

ブラシノキ(ブラシの木)
12/29, フトモモ科 ブラシノキ属.別名:カリステモン,ボトルブラシ,ボトルブラッシュ.
カリステモンという名札が付いていました.
名前の通り,瓶を洗うのにふさわしいブラシのような形の,派手な赤か白っぽい花が咲きます.

オオバノイノモトソウ(大葉の井の許草)
12/28, イノモトソウ科 イノモトソウ属(プテリス属).
イノモトソウの仲間のようですが,今までに見た中では一番大柄でした.
軸に沿って葉っぱのようなもの(翼)がついていないので, オオバノイノモトソウ(大葉の井の許草)ではないかと思います.

シダの仲間なので,いわゆるお花は咲きません.

浜石岳, 謎のシダ

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謎のシダ
浜石岳の林道脇の斜面に生えていました.
赤紫色っぽく変色していました.

ミヤマシキミ(深山樒)?
12/28, ミカン科 ミヤマシキミ属.
葉っぱには毛が無く,縁はなめらかです.
花茎が赤っぽいせいかピンク色っぽいつぼみに見えますが,白い花が咲くようです.

イヌガヤの葉裏(犬榧)?
12/28, イヌガヤ科 イヌガヤ属.別名:ヒノキダマ,ヘダマ.
はっぱの裏側を写してみました.白い部分(気孔帯)の幅が明らかに広いのでイヌガヤと思われます.
カヤとの見分け方は,葉っぱをつかんだときに痛いのがカヤで痛くないのがイヌガヤ,葉っぱの裏にある白い線の幅が広いのがイヌガヤで狭いのがカヤです.

イヌガヤ(犬榧)?
12/28, イヌガヤ科 イヌガヤ属.別名:ヒノキダマ,ヘダマ.
林の中に生えていました.
カヤの木とよく似ていますが,葉っぱの先端が尖っていてチクチク痛いのがカヤで,痛くないのがイヌガヤ(犬榧)です.

写真のものは葉っぱをつかんでみましたが,痛くなかったのでイヌガヤかイチイのようです.
雌雄異株で,雄花は薄茶色です.イヌガヤの実は食べられません.

ウラジロの芽(裏白)
12/28, ウラジロ科 ウラジロ属.
葉っぱの出方がちょっと面白いシダです.
二手に分かれた羽根のような葉っぱの間から芽がでて,さらに二股に分かれます.

ちなみに,春の芽生えの様子は別のページにありますので,そちらもご覧ください.

ウラジロの葉裏(裏白)
12/28, ウラジロ科 ウラジロ属.
名前の通り,ウラジロの葉の裏面はかなり白いです.
シダの仲間なのでお花は咲きません.

ウラジロの全体像(裏白)
12/28, ウラジロ科 ウラジロ属.
お正月の飾りに使われるシダ,ウラジロの全体像です.
写真だと大きさが分かりにくいのですが,ひとかたまりが50cm以上はありました.それが何段もつながっています.

アザミの仲間(薊)
12/28, キク科 アザミ属.
アザミの仲間だと思うのですが詳細は不明です.これから調べます.

浜石岳, キヅタ(木蔦)

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キヅタ(木蔦)
12/28, ウコギ科 キヅタ属.別名:フユヅタ(冬蔦).
気根を出して木などの表面に張り付いて上に上ります.ツタとは違って冬も緑の葉っぱがあります.少し黄色みがかった白い花が咲きます.

いわゆるアイビーとかヘデラと呼ばれているのはセイヨウキヅタです.

フユイチゴ(冬苺)
12/28, バラ科 キイチゴ属.
秋に白い花が咲き,真冬に赤い実がなっています.
茎にトゲが無く,葉っぱの先が尖っているというほどではないので,ミヤマフユイチゴ(深山冬苺)ではなくフユイチゴではないかと思います.
その他の見分け方のポイントとしては,葉っぱの裏に毛があるのがフユイチゴで,ないのがミヤマフユイチゴだそうですが,
そこは確認していません.

ヒノキの樹皮(檜)
12/28, ヒノキ科 ヒノキ属.
ヒノキの樹皮の様子です.縦方向に長く剥がれそうな感じです.

ヒノキの葉裏(檜)
12/28, ヒノキ科 ヒノキ属.
ヒノキ,アスナロ,サワラは葉っぱの裏の白い模様(気孔帯)で見分けられます.
ヒノキならば写真のようにY字というか,ミュラーリヤー錯視図っぽい模様です.アスナロ(翌檜)はW模様です.サワラなら白い模様がXそのものです.

ヒノキの葉の表と実(檜)
12/28, ヒノキ科 ヒノキ属.
ヒノキの葉っぱの表側はこんな感じです.茶色くて丸っこいものは実です.
浜石岳付近の林はヒノキやスギが植えてあるようです.

トケイソウ(時計草)パッシフローラ アラタのつぼみ
12/28, トケイソウ科 トケイソウ属.別名:パッションフルーツ.
室内の窓辺に取り込んだパッシフローラ・アラタにつぼみがついていました.そろそろ開きそうです.どうやら花びらの裏側は白っぽいようです.
いわゆるパッションフルーツとは違いますが,このパッシフローラ・アラタの果実も食べられるとのことです.

カクレミノ(隠れ蓑)
12/27, ウコギ科 カクレミノ属.
常緑樹らしく,艶のある濃い緑色の葉っぱです.古くなった葉っぱは黄色くなって落ちます.
葉っぱの形は意外にまちまちで,写真のものは葉っぱが三つに分かれていますが,
全然切れ込みがない葉っぱがつくものや,割れ方が少ないヤツデのような葉っぱがつくものもあります.
黄緑色っぽい目立たない花が咲きます.

名前の由来はどうやら葉っぱが密につくことと関係があるようです.

キンモクセイの樹皮(金木犀)
12/27, モクセイ科 モクセイ属.
秋にオレンジ色の小さな花をたくさん咲かせ,辺り一面に芳香(場合によっては強烈な匂い)を漂わせることで知られるキンモクセイの樹皮です.

コブシの樹皮(辛夷)
12/26, モクレン科 モクレン属.
春にハクモクレンよりはちょっと寂しい量の白い花を咲かせるコブシの樹皮です.
大きな割れ目等はなく,意外になめらかな表面です.

サツキの花(皐)
12/26, ツツジ科 ツツジ属.
公園の植え込みにありました.
いわゆるツツジやサツキは5~6月頃に咲くのが普通ですが,このところ,11月,12月に咲いているものも見かけます.
写真のものは濃いピンク色ですが,白やオレンジ色のものもあります.

コナラの樹皮(木楢,小楢)
12/25, ブナ科 コナラ属.別名:ハハソ.
コナラの樹皮です.この木もキノコ栽培に利用されます.
ミズナラとの見分け方は,葉っぱの葉柄です.葉柄が長いのがコナラで,ほとんど無いのがミズナラです.
ドングリの帽子をイガイガ系,縞々系,鱗系に分けるなら,鱗系です.

ナンキンハゼの樹皮(南京黄櫨)
12/25, トウダイグサ科 シラキ属.
ナンキンハゼの樹皮です.かなりのでこぼこがありますが古い木の表面の印象はもっと違います.
この時期は紅葉も終わり,白い実が残っているだけになっていました.花は黄色~緑色です.

 シュロの樹皮(棕櫚)
12/24, ヤシ科 シュロ属.
この部分だけを見ると,糸状のものがあるだけで何が何だかわからないかしれませんが,シュロの樹皮です.左下の枯れ枝のようなものは葉柄が切断されて残っているものです.
繊維をひもやタワシに加工したり園芸用資材として利用したり,小鳥の巣材として売られていることもあります.

ちなみに,宗教に関連する記述でシュロとなっているのはシュロではなくてナツメヤシを指しているのが普通です.

サンゴジュの樹皮(珊瑚樹)
12/23, スイカズラ科 ガマズミ属.
真っ赤な実がなることでよく知られるサンゴジュの樹皮です.
白っぽい部分と黒っぽい部分があるのですが,黒っぽい部分は汚れたのか元々なのかよくわかりません.

クスノキの樹皮(楠)
12/23, クスノキ科 ニッケイ属.
樹皮だけをぱっと見ると何の木なのかよく分からないかもしれませんが,クスノキです.
かなり荒いデコボコのある樹皮です.

ヒマラヤシーダの樹皮
12/22, マツ科 ヒマラヤスギ属.別名:ヒマラヤスギ(ヒマラヤ杉).
ヒマラヤシーダの樹皮の樹皮を写しました.
日が当たる場所とそうでない場所とではかなり印象が違いますが,基本的に縦にも横にも亀裂が入り,でこぼこが多いようです.

ヒマラヤシーダの実
12/22, マツ科 ヒマラヤスギ属.別名:ヒマラヤスギ(ヒマラヤ杉).
一年前に咲いたヒマラヤスギの花が松ぼっくり(球果)になり,その先の方が落ちていました.
バラの花のような形です.
松ぼっくりと同じで濡れると閉じますが乾くと開きますが,松ぼっくりとは違って,ばらばらと崩れていきます.

イチョウの樹皮(銀杏)
12/21, イチョウ科 イチョウ属.
イチョウの樹皮です.かなりごつごつ,でこぼこしています.
ちなみにこの時期はさすがに黄葉は終わり,落葉しています.

スギの葉(杉)
12/20, スギ科 スギ属.
杉の葉っぱを近くで見るとこのような感じです.
花粉は杉花粉症の原因になります.

ヤブランの実(藪蘭)
12/19, ユリ科 ヤブラン属.(スズラン科?)
林の中に生えているのをよく見かけます.
薄紫色の花が咲いた後,このような黒っぽくて艶のある実がなります.

イボタノキ(疣取木)
12/18, モクセイ科 イボタノキ属.
長楕円形の葉っぱが対生します.落葉樹なので,そろそろ葉っぱがなくなりつつあります.この木にはイボタロウムシがつくことがあります.

初夏に白くて筒の先が4つに割れたような形の花が何輪かかたまって咲きます.
ちなみに,ハリーポッターにでてきたプリベット通り(Privet Drive)の privet はヨウシュイボタノキのようです.

アオギリの樹皮(梧桐)
12/17, アオギリ科 アオギリ属.
アオギリの幹を写してみました.
若い頃のアオギリの幹は緑色なのですが,成長したアオギリの幹は縦に緑色の線が残るものの,このように白っぽくなります.

アキノベニバナサルビア(秋の紅花サルビア)
12/16, シソ科 アキギリ属.別名:チェリーセージ.
チェリーセージという名称の方が一般的とおもわれます.サルビアよりは小さな赤っぽい花が咲きます.
やたらと丈夫で,藪のように茂ります.真冬と春先をのぞけば年中花が咲いているような気がします.

イヌツゲ(犬黄楊)
12/15, モチノキ科 モチノキ属.
名前にツゲとついていますが,モチノキ科です.
庭木として植えられることが多いようです.黒っぽい実がなります.
雌雄異株なので,実がならないのは雄株かもしれません.
花は白っぽくて小さく,余り目立ちません.
ツゲとイヌツゲの見分け方ですが,ツゲは葉っぱが対生するのに対し,イヌツゲの葉っぱは互生しています.

イノコヅチ(猪の子槌)
12/14, ヒユ科 イノコズチ属.
イノコヅチに実がなっていました.この実はいわゆるひっつき虫で,服や犬などにくっついて遠くに運ばれます.
ヒナタイノコヅチなのかイノコヅチなのかは未確認です.

見分け方としては,葉っぱに毛が多いのがヒナタイノコヅチで,少ないのがイノコヅチだそうです.また,ヒナタイノコヅチの方が節が膨らむようです.あとは名前のとおり,ヒナタイノコヅチの方がどちらかといえば日向に多いようです.

ところで,表記としてはイノコヅチとイノコズチのどちらが正しいのでしょう?

ヒメクグ(姫莎草)
12/13, カヤツリグサ科 カヤツリグサ属.
田んぼや水辺ではかなり普通に見られる雑草です.写真のものは田んぼの畦に生えていましたというか枯れていました.

草丈20cmほどで,花茎の先にイガイガの丸っこい玉のようなものが一つつきます.
そのすぐ下には細長い葉っぱが3枚ぐらい斜め下向きについていることが多いようです.

ヒメノキシノブ(姫軒忍)
12/12, ウラボシ科 ノキシノブ属.
かなり乾燥した状態で,太い木の幹についていました.
ぱっと見た感じだと,イヌマキの葉っぱに少し似た長細い葉っぱが木の幹から生えているように見えるかもしれません.
葉っぱの裏に,丸くて茶色っぽいツブツブ(胞子嚢群,ソーラス)がついていることが多いようです.葉っぱの先がとんがっているのがノキシノブで,葉っぱの先がなんとなく丸っこい感じで少し小さめなのがヒメノキシノブです.写真のものはおそらくヒメノキシノブと思われます.

シダの仲間なので,花は咲きません.

アフリカスミレ(阿弗利加菫)
12/11, イワタバコ科 アフリカスミレ属.別名:セントポーリア.
名前にアフリカとついているとおり,アフリカ原産の植物ですが,スミレの仲間ではありません.まあ,紫,白,ピンク,赤紫などの花が多いのですが.

写真のものは赤みのある紫色に写っていますが,実際はかなり濃い紫色です.花びらは上側に2枚,下側に3枚の計5枚あるように見えますが,つながっています.

厚めの葉っぱの表面には短い毛が密に生えており,柔らかな手触りです.葉っぱや花茎は意外に折れやすく,注意が必要です.

セントポーリアという名称で市販されていることがほとんどだと思います.寒さと直射日光と暑さに弱いので室内向け植物です.逆に弱光線にはかなり強く,蛍光灯下でも開花させることができます(もちろん,暗すぎては駄目です).

少し意外だったのですが,葉挿しで増やすことができるようです.

アロエ・ベラ
12/10, アロエ科 アロエ属.
こちらが正真正銘のアロエベラのようです.葉っぱの苦みが少ないので,皮をむいてヨーグルトに入れるなどして食されます.
別のページにあるアロエ・チネンシスと思われるアロエよりはかなり大きく,成長した葉っぱの長さは50cmほどもありました.また,あまり子株が出てこず,外側の数枚を除いて葉っぱに白斑がありません.

アロエ・ベラならば花の色は黄色だそうですが,まだ開花したことはありません.


12/10, ハス科 ハス属.別名:レンコン(蓮根).
栽培用に市販されていたものです.ハスという名前は,蜂の巣が短くなったものと言われていて,その蜂の巣状の穴の中に写真のような種子が一個ずつ入っています.

縦1.5cm程の,かなり固い種子です.家庭で発芽させるためには紙ヤスリで中の白い部分が見えてくるまで削るとか,ニッパーで端を切る等の処理をします.なお,発芽処理は汗ばむ陽気になってからが良いようです.うまく管理すれば,発芽させた翌年の夏には開花するかもしれません.一般的にはピンク色の花が咲きますが,他の色のものもあります.

ハスの種子の発芽力はなかなかのもので,古代ハスの種子が発芽した例が知られています(大賀ハス,行田ハスなど).

ハスの種子の中身は蓮の実として食べられます.また,ハスの根っこというか地下茎はレンコン(蓮根)でこちらも食べられます.

ケヤキの樹皮(欅)
12/9, ニレ科 ケヤキ属.
ケヤキの樹皮です.
左の方に亀裂が入っていますが,木の表面は古くなると不定形に剥がれ落ちます.

ケヤキの実(欅)
12/9, ニレ科 ケヤキ属.
ケヤキは街路樹としてもよく利用されます.ケヤキが落葉するとき,このように枝の先に枯れ葉が数枚ついた状態で一節がまとまって落ちてきます.
その葉っぱの付け根をよくみると小さな実がついています.カエデなどとは違って,実に羽根がついていないので,枝ごと風で飛ぶようになっているようです.
写真は葉っぱの裏側です.どうもキジバトなどが盛んに何もなさそうなアスファルトの上をついばんでいるのは,このケヤキの実を食べているようです.

セキチク(石竹)
12/8, ナデシコ科 ナデシコ属.別名:カラナデシコ(唐撫子).
葉っぱが竹のものと似ているということで付けられた名前のようです.多年草で,関東付近では普通に露地で越冬するようです.
ピンク色のものは一重咲きの矮性カーネーションと言われても分からないかも.ガクの雰囲気も煮ていますし.ちなみにカーネーションの別名はオランダセキチクです.また,何となく花の付近が毛深い感じなものはアメリカセキチクと呼ばれるようです.

クリサンセマム・パルドサム
12/8, キク科 クリサンセマム属(ノースポールギク属).別名:ノースポール,スノーポール.
園芸店ではノースポールの名称で売られている事が多いでしょうか.
草丈は20cm程度で,細葉の春菊を連想させる葉っぱに,マーガレットのような真ん中が黄色,外側の長い花びらが白色の花がたくさん咲きます.

ユリオプス・デージー
12/7, キク科 ユリオプス属.
ユリオプス・デイジーと表記されることもあります.マーガレットのような形の黄色い花が一年中咲き続けているような気がします.とくに,冬場の花が少ない時期は目立つかもしれません.枝は木質化して大株になりやすく,かなり丈夫な植物です.

葉っぱの表面には短い毛が生えていて,白っぽく見えるかもしれません.

南アフリカ原産で半耐寒性多年草という扱いのようですが,関東の平野部では防寒などを特に行わなくても普通に越冬するようです.

イモカタバミ(芋片喰)
12/7, カタバミ科 カタバミ属.別名:オキザリス.
葉っぱも花も巨大なカタバミといった感じで,最近は少し赤紫色がかったピンク色の花が年中咲いている印象があります.名前の通り,地下にいも状のものがあります.
おしべが黄色いのが特徴です.似たものにムラサキカタバミ(紫酢漿草)がありますが,そちらのおしべは白です.

サルビア・グアラニティカ
12/6, シソ科 アキギリ属.
花がサルビアの形で,色が青紫なので,勝手にブルーサルビアかムラサキサルビアだと思いこんでいたのですが,違いました.
サルビア・グラニティカと表記される場合もあるようですが,綴りからはグアラニティカと思われます.これをメドーセージと呼ぶのは間違いだそうです.

ガザニア
12/6, キク科 ガザニア属.別名:クンショウギク(勲章菊).
ガザニアという名称で売られているものには数種類ありますが,写真のものはもっとも一般的なものの一つでしょう.花が開いた様子が勲章に似ているというので,クンショウギクという別名があります.
ガザニアの花は日が当たらなくなると閉じてしまいますが,寒いせいか日中も花が閉じたままの日が続いています.

パンジー
12/5, スミレ科 スミレ属.
かつては春の花という印象があったのですが,最近は秋の終わりから春の花壇をいろどる花になったようです.
毎年のように新品種が開発されているようです.写真のものは上側の花びらが薄紫,下側の花びらが薄黄色などですが,他に,オレンジや黄色一色のもの,人の顔に見えるような模様のものなどさまざまです.

ニワナズナ(庭薺)
12/5, アブラナ科 ニワナズナ属.別名:アリッサム,スイートアリッサム,ニオイナズナ.
背はあまり高くならず,小さな花が密につきますので,花壇の縁取りや前景としてよく植えられています.花の色は白,ピンク,紫などです.
花をよく見ると,花びらが4枚あり,いかにもアブラナの仲間という感じがします.

テンジクアオイの葉(天竺葵)
12/4, フウロソウ科 テンジクアオイ属.別名:ツルテンジクアオイ,ゼラニウム.
ゼラニウムの葉っぱの写真です.模様が入っています.

テンジクアオイ(天竺葵)
12/4, フウロソウ科 テンジクアオイ属.別名:ツルテンジクアオイ,ゼラニウム.
普通はゼラニウムと呼ばれます.これは,かつてテンジクアオイがフウロソウ属(ゼラニウム属)
に分類されていたためのようです.寒さに弱いといわれていましたが,関東地方では露地で越冬できることが多いようです.
アイビーゼラニウム,ローズゼラニウムと呼ばれるものもありますが,いわゆる普通のゼラニウムとは別種です.

タチアオイ(立葵)
12/3, アオイ科 タチアオイ属.別名:ホリホック.
最近,道路脇のあちこちで見かける気がする植物の一つです.タチアオイは夏の花だと思うのですが,まだ咲いていました.人の背丈よりも高く伸びた茎に,ティッシュで作ったお花のような雰囲気の花がつきます.花の色はピンク色や白,赤っぽいものが多いようです.

ハマキムシがつきやすい気がします.

ナンテンの実(南天)
12/3, メギ科 ナンテン属.
ナンテンの赤い実がたくさんなっていました.どうやら年によって当たり外れがあるようです.
赤くてきれいな実がなるのと難を転ずるといって縁起がよいとされ,お正月飾りに利用されます.

トキワサンザシの実(常盤山査子の実)
12/2, バラ科 トキワサンザシ属.別名:ピラカンサ,ピラカンサス.
トキワサンザシという名前よりはピラカンサもしくはピラカンサスと言った方が通りがよいかもしれません.刈り込んで垣根に利用されることもあるようです.
初夏に白い花が咲いていたのですが,この時期は写真のような真っ赤な実が鈴なりです.黄色い実がなるものもあります.

ナンキンハゼの実(南京黄櫨)
12/1, トウダイグサ科 シラキ属.
ナンキンハゼは中国原産の落葉樹です.街路樹等としても利用されるようです.
葉っぱはほとんど散ってしまい,白い実だけが残っています.

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