2009年7月アーカイブ

マツバボタン(松葉牡丹)
7/18, スベリヒユ科 スベリヒユ属.
名前の通り,肉厚ですが松葉のように尖った葉っぱに,牡丹を思わせる花がつきます.
最近はハナスベリヒユに押され気味かもしれません.

花の色は,白,黄色,オレンジ,赤,濃ピンクなどがあります.また一重咲きのものも八重咲きのものもあります.

ハナスベリヒユ(花滑ひゆ)
7/18, スベリヒユ科 スベリヒユ属.別名:ポーチュラカ,ヘラバマツバボタン.
厚みのある多肉植物といった雰囲気の葉っぱに,マツバボタンとよく似た花がつきます.
地面を這うように広がります.
花の色は,白,黄色,オレンジ,赤,濃ピンクなどがあります.また一重咲きのものも八重咲きのものもあります.

駒止湿原, ハクサンシャクナゲの全体像(白山石楠花)
7/4, ツツジ科 ツツジ属.
白っぽいシャクナゲの花が咲いていました.どうやらハクサンシャクナゲのようです.

サワラの葉裏(椹)
7/4, ヒノキ科 ヒノキ属.
ヒノキ(檜),アスナロ(翌檜),サワラ(椹)は葉っぱの裏面をみれば見分けることができます.
ヒノキならばY字(ミュラーリヤー錯視図っぽい模様)です.アスナロ(翌檜)はW模様です.サワラなら白い模様がXそのものです.
葉っぱの裏面の白い模様がxのように見えるので,サワラの木と思われます.

駒止湿原, サワラ(椹)

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サワラ(椹)
7/4, ヒノキ科 ヒノキ属.
木材として利用されますが,ヒノキよりは耐久性がなく,香りもないようです.

ヤマドリゼンマイ(山鳥薇)
7/4, ゼンマイ科 ゼンマイ属.
湿原の中に入り込んでいるのをよく見かけるシダです.
一応食べられるようで,ゼンマイとして加工販売されるものの少なくとも一部はこのヤマドリゼンマイだそうです.
シダの仲間なのでお花は咲きません.

ゼンマイ(薇)
7/4, ゼンマイ科 ゼンマイ属.
ゼンマイが生えていました.
春の若い芽は山菜として利用されます.
シダの仲間なのでお花は咲きません.

駒止湿原, ウラジロヨウラクの花(裏白瓔珞)
7/4, ツツジ科 ヨウラクツツジ属.
これもウラジロヨウラクの花ですが,先ほどのものよりは色が濃かったです.

ウラジロヨウラク(裏白瓔珞)
7/4, ツツジ科 ヨウラクツツジ属.
葉っぱの裏側がきちんと写っていないのでよく分かりませんが,ウラジロヨウラクではないかと思います.ウラジロヨウラクは名前の通り葉っぱの色が白っぽいのが特徴です.

ピンク色というかくすんだ赤紫色のやや長い壺型の花が下向きに咲きます.この時期は丁度開花のピークだったらしく,木によっては全体が花の色に染まって見えました.

ミズバショウ(水芭蕉)
7/4, サトイモ科 ミズバショウ属.
白い苞でおなじみの湿原の植物です.
この時期は苞が取れてしまい,真ん中の棒状の部分だけが残っていました.肥大しているようなので実がなるのでしょう.

駒止湿原, ズミ(酸実)

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ズミ(酸実)
7/4, バラ科 リンゴ属.別名:コナシ,コリンゴ.
リンゴや梨の花とそっくりな白い花が咲きます.葉っぱが三つに分かれた変な形になっていますが,別れていないのが普通だと思います.
果実はまだ青いのですが,これから赤く熟します.

駒止湿原, ツルコケモモ(蔓苔桃)
7/4, ツツジ科 スノキ属.
湿原内をよく見ると水苔やモウセンゴケの間を縫うようにツルコケモモが広がっていることがあります.オオミツルコケモモ(大実蔓苔桃,クランベリー)とよく似た薄いピンク色の花をつけます.花が咲いた後,赤くて酸っぱい実がなります.

モウセンゴケ(毛氈苔)
7/4, モウセンゴケ科 モウセンゴケ属.
湿原等でよく見かける植物です.
群生していると毛氈という名前の通り,一面赤い絨毯のように見えます.
まだ花自体は咲いていませんでしたが,花茎が伸びて蕾がついていました.

駒止湿原, 謎

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7/4,
細い茎の先の方にイガイガ状の実がついていました.

ゼンテイカ(禅庭花)
7/4, ユリ科 ワスレグサ属.別名:ニッコウキスゲ(日光黄菅),エゾゼンテイカ(蝦夷禅庭花).
霧降高原や霧ヶ峰のニッコウキスゲは有名ですが,この駒止湿原でも見事な群落を作っていました.

ゼンテイカ(禅庭花)
7/4, ユリ科 ワスレグサ属.別名:ニッコウキスゲ(日光黄菅).
黄色い,いかにもユリ科の植物らしい花をつけます.

サワラン(沢蘭)
7/4, ラン科 サワラン属.別名:アサヒラン(朝日蘭).
トキソウと同じぐらいの草丈で,せいぜい20cm程度の蘭です.
花の色は少し紫味のある赤です.
湿原内にまばらに,場所によってはかたまって生えています.
トキソウと比べてサワランの方が花が開いたものを見かけない気がします.

トキソウの正面(朱鷺草)
7/4, ラン科 トキソウ属.
トキソウの花を正面からみたところです.上側の二枚の花びらは開き切っていないようです.

トキソウ(朱鷺草)
7/4, ラン科 トキソウ属.
草丈はせいぜい20cmの小さめなランで,茎の先端に一つ,薄いピンク色の花をつけます.
湿原内にまばらに,場所によってはかたまって生えていますが,あまり大きくはないので見落とすこともあるようです.

ワタスゲの綿毛(綿菅)
7/4, カヤツリグサ科 ワタスゲ属.
こちらがワタスゲです.サギスゲとは違って綿毛が一つの丸い玉状についているのが分かるかと思います.
雨に濡れるとみすぼらしくなってしまいますが,乾くにつれてフカフカに戻ってきました.

サギスゲの綿毛(鷺菅)
7/4, カヤツリグサ科 ワタスゲ属.
通常観賞される白い綿毛は実です.
ワタスゲと混同される事も多いようですが,サギスゲは綿毛が三つぐらいに分かれて付くのに対し,ワタスゲは一つに固まってついているので見分けられます.

ヒオウギアヤメの実(檜扇菖蒲)
7/4, アヤメ科 アヤメ属.
花は下の方から咲き,咲き終わった後には写真のようなサヤができます.この中に種子がたくさん入っています.

ヒオウギアヤメの群落(檜扇菖蒲)
7/4, アヤメ科 アヤメ属.
群生しているヒオウギアヤメの様子です.

ヒオウギアヤメの上面(檜扇菖蒲,檜扇文目)
7/4, アヤメ科 アヤメ属.
ヒオウギアヤメの花を上から写しました.

ヒオウギアヤメ(檜扇菖蒲,濃色)
7/4, アヤメ科 アヤメ属.
こちらもヒオウギアヤメと思われるのですが,色が濃いめのタイプです.
ヒオウギアヤメは普通のアヤメと比較して花弁(上向きに立っているもの.斜めの方ではない)が目立ちません.
葉っぱが檜扇に似ているのでヒオウギアヤメという名前になりました.


ヒオウギアヤメ(檜扇菖蒲,淡色)
7/4, アヤメ科 アヤメ属.
同じくヒオウギアヤメと思われるのですが,かなり色が薄いタイプです.

ヒオウギアヤメの花(檜扇菖蒲)
7/4, アヤメ科 アヤメ属.
フィッシャーのアイリス問題に出てくるセトーサ(setosa)はヒオウギアヤメです.
残りのバージニカ,バーシカラーはアメリカに自生する種のようです.
日本では北寄りに多いようです.

クリの幼果(栗)
7/3, ブナ科 クリ属.
先日の栗の実はこのぐらいまで大きくなりました.

マンネングサの仲間
7/2, ベンケイソウ科 マンネングサ属.
排水溝側で日当たりがあまりよくない場所に生えていました.
やや明るい黄緑色の絨毯のように広がっていました.
花の色は黄色です.

マルバマンネングサ(丸葉万年草)
7/2, ベンケイソウ科 マンネングサ属.
排水溝側で日当たりがあまりよくない場所に生えていました.
名前の通り,丸っこい葉っぱのマンネングサで,花の色は黄色です.

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