2007年8月アーカイブ

パイナップルの冠芽
8/31, パイナップル科 アナナス属.
切り落とした冠芽を挿し穂用に調整したものです.といっても,切り離した芽から果肉と下の方の葉っぱを取り除いただけなのですが.
この部分を土に挿しておけば発根し,条件が良ければまたパイナップルができます.

パイナップルの実
8/31, パイナップル科 アナナス属.
産地不明ですが,おそらくフィリピンあたりからの輸入品ではないかとおもわれます.

フジの実(藤の実)
8/27, マメ科 フジ属.
平たくて長細いさやが出来ます.
この鞘を見ると,藤も豆の仲間なんだと実感できるかと思います.
この中には平たくて黒っぽい円いタネが入っています.この種子は有毒ですが薬として利用されることもあるようです.

白いフジの花(藤)
8/27, マメ科 フジ属.
典型的な藤の花は薄紫色かと思いますが,白い花が咲くものもあります.
春の新芽や花は一応食べられるようですが,食べたことはありません.

フジの花(藤)
8/27, マメ科 フジ属.
藤というと春の花というイメージがありますが,ここでは8月末にも若干咲いていました.


8/27, ヤマゴボウ科 ヤマゴボウ属.別名:アメリカヤマゴボウ.
国道沿いの道ばたに生えていました.
鮮やかな赤紫色の花茎の先に黒っぽくてつやのある実がなっています.

名前にゴボウとついているので食べられると誤解されることもあるようですが有毒です.そもそも,ヤマゴボウとして土産物店で売られているのはヤマゴボウではなくアザミの仲間の根っこです.

ハスの実(蓮の実)
8/27, ハス科 ハス属.別名:レンコン(蓮根).
花が咲いた後,蜂の巣のようなものができて,その穴の中に種子が一つずつ入っています.
タネは食べることが出来ます.

新潟市内,ハス(蓮)

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ハス(蓮)
8/27, ハス科 ハス属.別名:レンコン(蓮根).
要するにレンコンの花です.

鮮やかなピンク色の花が咲きますが,開花後,時間が経つと花びらの色は白っぽくなるようです.
花の後は蜂の巣状になり,穴の中に硬い殻の実ができます.蓮の実は食べることが出来ます.
スイレンの仲間は葉っぱが水面に浮いているような感じですが,ハスの葉っぱは水面から離れた上の方にあります.

ミゾカクシ(溝隠し)
8/27, キキョウ科 ミゾカクシ属.別名:アゼムシロ(畦筵)

白山公園の池の側に生えてきました.背丈が低い植物で,いかにもあぜ道に生えそうな雰囲気です.
尾羽の長い鳥が羽を広げて飛んでいるような形の,薄いピンク色の花が咲きます.
花びらは下側に片寄った感じについていて,サワギキョウの花と同じような形です.

蓮池,シソ科の植物?

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シソ科の植物?
8/26, シソ科
蓮池のそばに咲いていました.ピンク色の小さな花の形はシソ科の植物を思わせるのですが,名前が分かりません.

ホツツジ(穂躑躅)
8/26, ツツジ科 ホツツジ属.
蓮池のそばに生えていました.少しピンク色がかった白い小さな花が咲いています.
雌しべがほぼまっすぐなのでホツツジでしょう.ミヤマホツツジは雌しべの先が急カーブします.

蓮池,スイレン(睡蓮)

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スイレン(睡蓮)
8/26, スイレン科 スイレン属.
ひょっとするとヒツジグサ(未草)かもしれません.夕方になったので花は半分閉じかかっていました.

ヒツジグサとスイレンの違いがよく分からないと思っていたのですが,日本に自生する原種のスイレンがヒツジグサで,園芸種はまとめてスイレンと呼ばれているようです.スイレンはヒツジグサよりは花が大きい感じです.

スイレンとハスの違いは,スイレンは花も葉っぱも水面に近いところにありますが,ハスは花も葉っぱも水面から50cmは伸びた茎の先につきます(水槽で育てるともっと小さくなります).
あと,スイレンの葉っぱには切れ込みがあることが多いです.ハスの葉っぱはとにかく水を良くはじきます.

蓮池,コウホネ(河骨)

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コウホネ(河骨)
8/26, スイレン科 コウホネ属.
黄色くて小さめな丸っこい印象の花が咲きます.スイレンの類と比較して,花びらの枚数はずっと少なく見えます.
名前の由来は,水中の根っこが骨のように見えるからだそうです.

オヤマリンドウ(御山竜胆)
8/26, リンドウ科 リンドウ属.
茎の先端部分につぼみがついていて,紫色に色づきつつありました.
花の付き方からはオヤマリンドウではないかと思われます.
なぜかミヤマリンドウという名札がそばにありましたが,これはミヤマリンドウではないでしょう.

クリンソウ(九輪草)
8/26, サクラソウ科 サクラソウ属.
植栽したもののようです.
複数段に数輪ずつ花が付きますが,この時期は花も終わり,実がついていました.
濃いピンク色の花が付くものが多いように思いますが,花が白いものなどもあります.
葉っぱはプリムラ・ポリアンサ等の葉っぱを大きくしたような感じです.

志賀高原をハイキングした際,硯川に車を置いて四十八池,大沼池,清水まで歩いたのですが,硯川へ戻るためのバスの乗り継ぎ停留所が蓮池で,その近くにある池の名前が蓮池です.そのハイキングの様子は四十八池・大沼池ハイキング(長野県) にあります.

アカミノイヌツゲ(赤実犬柘植)
8/26, モチノキ科 モチノキ属.
志賀高原ではよく見かけるような気がします.稚児池などでも見かけます.白い花が咲いた後,このような赤い実がなります.
名前の通り,赤い実がなるイヌツゲです.イヌツゲは黒っぽい実がなります.

キンコウカ(金光花)
8/26, ユリ科 キンコウカ属.
キンコウカも湿原などでよく見かけます.
黄色い花がたくさん付きますが,この時期だと花は終わっていました.
名前は黄色い花に由来するようです.

イワショウブの実(岩菖蒲)
8/26, ユリ科 チシマゼキショウ属.
イワショウブも湿原ではよく見かける植物の一つです.四十八池にもたくさん生えていました.
すらっと伸びた茎の先に白い花をたくさんつけます.
その後,写真のような実がなりますが,さらに熟すと赤くなります.

オヤマリンドウ(御山竜胆)
8/26, リンドウ科 リンドウ属.
四十八池湿原の所々に入り込んでいました.
茎の先端部分に紫色の花が何輪かまとまってつきます.

フトヒルムシロ(太蛭筵)?
8/26, ヒルムシロ科 ヒルムシロ属.
ちょっと自信がないのですが,ヒルムシロの仲間だと思います.スイレンなどと同じように,平べったい葉っぱが水面に浮いているように見えます.
名前の由来は蛭がのる筵ということのようです.
穂のようなものが水面にでてきて,そこに緑色の花がつきます.

ミヤマホタルイ(深山蛍藺)
8/26, カヤツリグサ科 ホタルイ属.
水に浮いている平たい葉っぱではなく,縦に突き出ている緑色の細長い棒のようなものがミヤマホタルイです.四十八池にたくさん生えていました.よく田んぼの苗に例えられる形状です.
ホタルイとの区別がつきませんが,四十八池の説明文にはミヤマホタルイとなっていました.ホタルイの高山型とのことです.

花や実は水から突き出た緑の棒きれに米粒状のものが何個かついた感じです.

カヤツリグサの仲間?
8/26, カヤツリグサ科?
四十八池のあちこちに生えていました.
茎の先に付いた実?がお星様のようです.

ミズギク(水菊)
8/26, キク科 オグルマ属.
名前の通り,湿原などの湿り気がある場所に咲く黄色い菊の花です.
外側の花びらはかなり細く見えます.

マルバダケブキ(丸葉岳蕗)
8/26, キク科 メタカラコウ属.
長く伸びた茎の上の方に,黄色い花がいくつか付くのですが,写真のものは花が終わっていました.

モミジカラマツ(紅葉唐松)
8/26, キンポウゲ科 モミジカラマツ属.
エヘン虫のようなややイガイガな実がなっていました.
名前の通り,モミジのような葉っぱのカラマツソウで,白い小さなポンポンのような花が集まって咲きます.

イチヤクソウ(一薬草)
8/26, イチヤクソウ科 イチヤクソウ属.
これもハイキングコース沿いに生えています.
花は終わっていて,実がなっていました.
もしかするとベニバナイチヤクソウ(紅花一薬草)かもしれませんが花が残っていなかったのでよくわかりません.ベニバナイチヤクソウならばピンク色っぽい花が咲きます.

タケシマランの葉(竹縞蘭)
8/26, ユリ科 タケシマラン属.
タケシマランを上から見たところです.
笹の葉に少し似た葉っぱが対生しています.

オオバタケシマランは全体にもっと大型で,葉っぱが茎をくるむような感じになっています.

タケシマランの実(竹縞蘭)
8/26, ユリ科 タケシマラン属.
ハイキングコースの所々に生えています.
上から見るとあまり目立ちませんが,横から見るとこのように,葉っぱの付け根にひとつずつ赤い実がぶら下がっています.

ランとついていますが,ランの仲間ではなくユリの仲間です.

ミヤママタタビ(深山木天蓼)
8/26, マタタビ科マタタビ属.
猫が酔っぱらったようになってしまうマタタビの仲間です.蔓性で木の上の方によじ登ります.大沼池の沼尻や清水公園付近など何カ所かで見ることができます.

初夏に葉っぱの一部が白く変化し,その頃にちょうどキウイの花と似た白い花をつけます (別名オニマタタビ,シナサルナシと呼ばれるキウイフルーツ自体がマタタビ科マタタビ属).

花の後には数センチ程度の縦長な実がなり,食べられます.

ひょっとすると普通のマタタビかもしれませんが,白っぽくなった葉っぱの一部がピンク色になっているので,ミヤママタタビかと思います.マタタビの葉っぱは白くなりますが,ピンク色にはならないようです.

ちなみに,ドクダミ科のハンゲショウ(半夏生)も葉っぱの一部が白く変化します.

マイヅルソウの実(舞鶴草の実)
8/26, ユリ科 マイヅルソウ属.(スズラン科?)
実がなっていました.赤くなっていくところなのですが,その途中で写真のようにまだら模様になります.

エゾシロネ(蝦夷白根)?
8/26, シソ科 シロネ属.
なんだかがっしりした印象です.
上の方は葉っぱも花も密についているのですが,下の方は葉っぱの間隔が離れているので,花も離れて付いているように見えます.

エゾシロネ(蝦夷白根)?
8/26, シソ科 シロネ属.
志賀高原の稚児池の周辺で見かけました.シロネの仲間かと思ったのですが,確証はありません.
葉っぱの縁はギザギザで,対生した葉っぱの付け根に白い小さな花がかたまってついています.

アカミノイヌツゲ(赤実犬柘植)
8/26, モチノキ科 モチノキ属.
イヌツゲよりはやや葉っぱが大きいような気がします.名前にツゲと付いていますが,ツゲの仲間ではなくモチノキ科です.
白い小さな花が咲いた後,写真のような赤い実がなります.

モウセンゴケ(毛氈苔)
8/26, モウセンゴケ科 モウセンゴケ属.
湿原でよく見かけるモウセンゴケです.稚児池の周辺でも比較的よくみることができます.群生していると,本当に真っ赤に見えます.
食虫植物としてもよく知られていて,トンボなどがくっついているのを見かけるかもしれません.
長く伸びた花茎の先に白い小さな花を数輪つけます.

イワオトギリ(岩弟切)
8/26, オトギリソウ科 オトギリソウ属.
オトギリソウの仲間には間違いないのですが,はっきりとしません.
ただ,葉っぱの縁以外にも黒い点々が付いていたので,イワオトギリ(岩弟切)でしょうか.

イワカガミの実(岩鏡)
8/26, イワウメ科 イワカガミ属.
イワカガミも山でよく見かける植物です.
春にピンク色の切れ込みが入った花をつけます.
花が散った後も,このように赤いガクがお花のように見えるかもしれません.

イワナシの葉(岩梨)
8/26, ツツジ科 イワナシ属.
登山道脇の土が崩れたようなところでも見かけます.
春にピンク色の短い筒型の花が咲きます.その後にできる実は食べることができるそうです.

ツツジの仲間?
8/26, ツツジ科 ツツジ属?
ミツバツツジでしょうか?正体は謎です.これから調べます.

ウメバチソウ(梅鉢草)
8/26, ユキノシタ科 ウメバチソウ属.
白い5枚の花びらがある花を,花茎の先端に一つずつつけます.
稚児池の周りにたくさん生えています.
花が咲いた後,茎の細さに対して意外に大きな実がなります.

イワショウブ(岩菖蒲)
8/26, ユリ科 チシマゼキショウ属.
稚児池周辺にたくさん生えていました.
白い花が終わって,実がなっていました.
残っている花びらがとれるともっと真っ赤にみえます.

コバイケイソウの実(小梅恵草)
8/26, ユリ科シュロソウ属.
花は終わって実がなっていました.
いくつもに枝分かれしたように見える花穂いっぱいに白い花をつけます.
当たり年だととてもきれいです.

スノキ属の植物
8/26, ツツジ科 スノキ属.
スノキ属の植物には違いないと思うのですが正体は謎です.これから調べます.

オヤマリンドウ(御山竜胆)
8/26, リンドウ科リンドウ属.
焼額山山頂湿原の中に入り込んでいました.
茎の先端に花をつけるのがオヤマリンドウ,下の方にまで何段にもわたって花をつけるのがエゾリンドウなのですが,写真のものは先端部分とそのすぐ下にまで花をつけているように見えます.

アザミのつぼみ
8/26, キク科 アザミ属.
ノハラアザミかと思ったのですが,ちょっと雰囲気が違うような気も.
正体は謎です.これから調べます.

ヤナギラン(柳蘭)
8/26, アカバナ科 ヤナギラン属.
夏から秋の高原で赤紫色の花を咲かせます.山火事の後などに真っ先に入り込んできて大群落を作ることもあるようです.写真のものは笹の中に混じって生えていました.

ウドの全体像(独活)
8/26, ウコギ科 タラノキ属.
ウドの全体像です.どうやら花は基本的に終わっているようです.
ちなみに,ウドはウコギ科ですが,シシウドはセリ科です.

ウド(独活)
8/26, ウコギ科 タラノキ属.
山菜として利用されるウドです.お店などでは穴蔵などで軟白栽培したものが売られているかもしれません.
花の後は黒くて丸い実がなります.

ブタナ(豚菜)
8/26, キク科 エゾコウゾリナ属.別名:タンポポモドキ.
志賀高原をドライブしていると,道路沿いにかなりたくさん生えています.草原やスキー場などに大群落を作っていることも.群生しているとなかなかきれいなのですが,名前がちょっと.
ひょろっと長く伸びた茎の先に,タンポポによく似た花が咲きます.

シラタマノキ(白玉の木)
8/25, ツツジ科 シラタマノキ属.
高原ではお馴染みの,白くて丸い実がなる植物です.
実がつぶれると,いわゆるサロメチール臭がします.
あまり背が高くならない木です.
葉っぱの裏側は白っぽい色です.

ゴマナ(胡麻菜)
8/25, キク科 シオン属.
いかにもキクの仲間といった感じの花が茎の上の方につきます.
シオンの仲間だとは思うのですが,ゴマナかどうかは自信がありません.
外側の白い花びらは何となく並びが悪くてガタガタした感じです.

ハンゴンソウ(反魂草)
8/25, キク科 キオン属.
黄色くて,いかにもキクの仲間といった雰囲気の花が,茎の上の方に集まって咲きます.
人の背丈以上の高さになることも珍しくありません.
葉っぱには大きな裂け目があります.

ノアザミ(野薊)
8/25, キク科 アザミ属.
紫色の,いかにもアザミの仲間といった形の花です.
春から夏に咲くアザミとされますが,秋にも咲いている気がします(気のせい?)
花の下の総苞片が反り返らずに,ねばねばします.

モウセンゴケ(毛氈苔)
8/25, モウセンゴケ科 モウセンゴケ属.
渋池やひょうたん池に生えていました.湿原ではかなりよく見かける食虫植物で,葉っぱの表面のべたべたしたものにトンボなどがくっついているのを見かけるかもしれません.
群生していると,その部分が真っ赤に見えるほどです.
細長く伸びた花茎の先に白い小さな花が数輪咲きます.

テングノコヅチの花(天狗の小槌)
8/25, リンドウ科 ツルリンドウ属.
こちらも最初はツルリンドウ(蔓竜胆)かと思ったのですが,付近のものに巻き付かずに地面を這うので,テングノコヅチかもしれないと思いました.
対生する葉っぱの付け根付近に花がつきます.

テングノコヅチ(天狗の小槌)
8/25, リンドウ科 ツルリンドウ属.
ツルリンドウ(蔓竜胆)だと思ったのですが,地面を匍匐するように広がっており,周辺の草に巻き付いて上によじ登らないので,テングノコヅチかもしれません.
薄い紫色~薄いピンク色の花が咲きます.
花後につく実は赤です.

ワレモコウ(吾亦紅)
8/25, バラ科 ワレモコウ属.
夏から秋にかけて,マッチ棒の頭のような形の部分に小さな花がたくさん咲きます.

ホタルイ(蛍藺)
8/25, カヤツリグサ科 ホタルイ属.別名:イヌホタルイ?
ホタルイの花の部分を拡大してみました.
緑の茎の途中に米粒のようなものがついた感じです.

ホタルイ(蛍藺)
8/25, カヤツリグサ科 ホタルイ属.別名:イヌホタルイ?
渋池,ひょうたん池付近で見かけました.田んぼの脇など,湿り気の多いところによく生えています.ホタルイは四十八池などでも見ることが出来ます.

緑色の茎がツンツン生えている感じで,田植えをして間もないころのイネを連想するかも.

ミズバショウ(水芭蕉)
8/25, サトイモ科 ミズバショウ属.
湿原や池の縁などに生えていることが多い植物です.
春から初夏にかけて,白っぽい花が咲きます.正確に言うと白っぽい花びらのようなものは苞で,苞に囲まれている棒状の部分に花が集まって咲きます.
葉っぱはかなり大きくなります.水辺のバショウというのが納得できるサイズです.

ノリウツギ(糊空木)
8/25, アジサイ科 アジサイ属.別名:ノリノキ,サビタ.
白くてやや小さいガクアジサイのような花です.
湿原の中などにも入り込んでいることがあります.

イワショウブ(岩菖蒲)
8/25, ユリ科 チシマゼキショウ属.
湿地に生える植物です.四十八池や稚児池などでも見かけました.
長くすらっと伸びた花茎の上の方に,6枚の白い花びらがある小さな花を幾つも付けます.
ショウブとついていますが,アヤメの仲間ではありません.

ヤマホタルブクロ(山蛍袋)
8/25, キキョウ科 ホタルブクロ属.
萼の特徴からヤマホタルブクロと思われます.
赤紫色~薄ピンク色の花が下向きに咲きます.たまに白い花が咲くものも見かけます.

コケモモ(苔桃)
8/25, ツツジ科 スノキ属.
小さめの赤くて丸い実がなっています.花は白っぽくて釣り鐘型です.

オオミノツルコケモモ(大実蔓苔桃,クランベリー)等とは同属ですが別種です.

最近,コケモモもホームセンターなどで見かけることもありますが,関東平野でも栽培できるのでしょうか?

ヒカゲノカズラ(日陰蔓)
8/25, ヒカゲノカズラ科 ヒカゲノカズラ属.
緑色のモールのような感じで,枝分かれした紐状です.
登山道脇の土が崩れたような場所でよく見かけます.

オヤマリンドウの花(御山竜胆の花)
8/25, リンドウ科リンドウ属.
もしかすると別種のリンドウかもしれません.
青紫色の,いかにもリンドウといった感じの花です.

ガンコウラン(岩高蘭)
8/25, ガンコウラン科 ガンコウラン属.
花は目立たないというか,春に咲くので見たことがありません.
黒っぽい実がたくさんなっている株と,一つもならない株があるなぁと思っていたのですが,どうやら雌雄異株のようです.

ツガザクラの実?(栂桜)
8/25, ツツジ科 ツガザクラ属.
高山の岩場などで平たくマット状に広がっているのを見かけます.
ツガザクラだとすると,少しピンク色がかった釣り鐘型の花が咲きます.

ひょっとすると,アオノツガザクラの実かもしれませんが,実が丸っこいので,ツガザクラではないかと思っています.

謎
8/25, ツツジ科 ミヤマホツツジ属.
白い花が咲いた後は,このような実がなります.大部分のめしべが落ちていますが,写真中央付近の実にくるんと反り返っためしべが残っていますので,ミヤマホツツジでしょう.

ホツツジとミヤマホツツジはこのめしべの(花柱の)形で見分けます.横方向に伸びているのが,ホツツジで,上に向かって急カーブをしているのがミヤマホツツジです.

シラタマノキ(白玉の木)
8/25, ツツジ科 シラタマノキ属.
なんだか赤っぽいですが,シラタマノキの実です.
これからもっと白くなると思われます.果実がつぶれると,いわゆるサロメチール臭がします.
真っ赤な実がなるアカモノと同属.

アカバナ(赤花)
8/25, アカバナ科 アカバナ属.
横手山から下っている途中の林の中で見つけました.
アカバナ自体,赤と言うよりはピンク色の花が咲くのですが,真っ白の花が咲いているアカバナを見つけました.

コキンレイカ(小金鈴花)
8/25, オミナエシ科 オミナエシ属.別名:ハクサンオミナエシ.
小さな黄色い花が集まって咲きます.
意外に薄暗い林の中にも生えている場合があるようです.写真の花も,横手山から下っている途中の林の中に生えていました.

タカネナナカマド(高嶺七竈)?
8/25, バラ科 ナナカマド属.
初夏に白い花が咲き,秋にはこのように赤い実がなります.
この後,葉っぱが紅葉します.
普通のナナカマドとは違って,葉っぱの表面に光沢があります.

横手山, ゼンテイカ

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ニッコウキスゲ(日光黄菅)
8/25, ユリ科 ワスレグサ属.ニッコウキスゲ(日光黄菅)
ニッコウキスゲといった方が絶対にわかりやすいように思います.
百合の仲間らしい形の,黄色みがかったオレンジ色っぽい花をつけます.
車山付近などで大群落を見ることができるかもしれません.
花がきれいなので,庭などに植えられることも多いようです.

アキノキリンソウ(秋の麒麟草)
8/25, キク科 アキノキリンソウ属.
これも夏から秋に山を訪れるとかなりよく見かけるお花です.
黄色い,いかにもキクの花といった形の花がたくさん集まって咲きます.

ヤナギランの花(柳蘭の花)
8/25, アカバナ科 ヤナギラン属.
ヤナギランの花を拡大してみました.

ヤナギラン(柳蘭)
8/25, アカバナ科 ヤナギラン属.
横手山ヒュッテの近くに生えていました.
高原の荒れ地などに大増殖して,一面赤紫~ピンク色になることもあります.
花の後は白い綿毛ができます.

スノキ属の植物の実
8/25,ツツジ科 スノキ属.
青紫色の実がなっていました.
詳細は不明ですが,果実の形はどこからどう見てもブルーベリーにそっくりです.

イワカガミの実(岩鏡の実)
8/25, イワウメ科 イワカガミ属.
赤い茎に赤い花が咲いているように見えますが,実際は花後です.
本当の花は花びらの先端が細かく裂けてふさふさした感じで,ピンク色です.

ヤマハハコ(山母子)
8/25, キク科 ヤマハハコ属.
どこに行ってもこの花だけはあるといっても良いぐらいに,ごく普通に見かけます.
もともとカサカサした花なので,枯れたているのかどうかわかりにくく,そのせいか晩秋になっても咲いているような気がします.

ウツボグサ(靫草)
8/25, シソ科 ウツボグサ属.
茎の先のずんぐりした花穂に紫色の花がまとまってつきます.
葉柄があるのでタテヤマウツボグサではなく,ウツボグサでしょう.
たまに白い花が咲くものもあります.

イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)
8/25, シソ科 イブキジャコウソウ属.
ちいさな薄ピンク色の花がたくさん咲きます.
ハーブのタイム(タチジャコウソウ)と同属で,葉っぱにふれると良い香りがします.
背が小さいので踏まないで.

ハイマツ(這松)
8/25, マツ科 マツ属.
灰松ではなくて這松.名前の通り,上に高くならずに横に這うような樹形です.

高い山で比較的よく見かけます.風が強いときなど,ハイマツが生えていると少しは風が遮られて,とてもありがたく思います.

花びらのあるいわゆるお花はつきませんが,枝の先の方に赤い実のような花がついているのを見かけるかもしれません.

ハナイカリ(花錨)
8/25, リンドウ科 ハナイカリ属.
横手山のスカイレーター乗り場近くに咲いていました.錨のような距が付いた,薄黄色の花がつきます.この辺りではかなり背が低いものが多いようです.

葉っぱとつぼみの感じはリンドウっぽいのですが距が付いているので,一瞬なんだろう?と思いました.

高原の秋の花と言えば,マツムシソウ,リンドウ,アキノキリンソウ,ヤナギランなどがメジャーです.それらと比較すれば,色も大きさもあまり目立たないのですが,一つ見つけると次々と見つかる感じです.

サフランの球根
8/19, アヤメ科 クロッカス属.
サフランの球根です.夏にこの球根を植えると,秋には紫色のクロッカスに良く似た花が咲きます.
パエリアやブイヤベースに利用するのはこのサフランのめしべです.一つの花から三本のめしべを収穫します.

イヌサフラン(コルチカム)はユリ科 イヌサフラン属です.

ツルレイシの実(ニガウリの実)
8/11, ウリ科 ツルレイシ属.別名:ゴーヤ,ニガウリ(苦瓜).
ゴーヤの実が黄色く熟してきました.
普通は全体が緑色の段階で収穫します.

ワイルドブルーベリーの実
8/5, ツツジ科 スノキ属.
春に白い花が咲いたのですが,その後,このように実がふくらんできました.

トキワハゼ(常磐櫨,常磐黄櫨)
8/1, ゴマノハグサ科 サギゴケ属.(ハエドクソウ科に移動?)
田んぼの畦に生えていました.白色と言っても良いほど薄い紫色の花に,黄色い斑点が付いています.

真夏に開花していることと,匍匐枝を出していないことから,トキワハゼ(常磐櫨,常磐黄櫨)と思われます.

ムラサキサギゴケ(紫鷺苔) と比較して,小さめで色が薄い感じです.最初は暑さで花が小さくなって退色したのかと思ったぐらいです.

ちなみに,トキワハゼとムラサキサギゴケを見分けるポイントの一つである,上側の花弁の裂け具合が写っていなかったので,もう一度写真を撮りに行ったら除草されてなくなっていました...

コニシキソウ(小錦草)
8/1, トウダイグサ科 ニシキソウ属.
畑や芝生の中,道ばたで普通に見かける背の低い雑草です.北アメリカ原産の帰化植物.

在来種のニシキソウ(錦草)よりも小型なので,コニシキソウ(小錦草)という名前になったようです.節からも根っこをだしつつ,横にどんどん広がります.

小さな楕円形の葉っぱが対生しますが,葉っぱの真ん中には赤紫色の斑点があります.茎には白っぽい毛が生えていて,茎を折ると白い乳汁が出てきます.

しかし,図鑑で調べるまではトウダイグサの仲間だとは思いつきませんでした.

ツメクサ(爪草)
8/1, ナデシコ科 ツメクサゾク属.別名:タカノツメ(鷹の爪).

庭や畑,道路脇によく生えている小さな雑草です.茎の先端に小さな白い花をつけます.

深緑色のつんつんととがった葉っぱが特徴的です.この葉っぱが,鳥の爪の形に似ているということでツメクサ(爪草)という名前になったようです.爪を切ったものに似ているからという訳ではないようです.

タカネツメクサ(高嶺爪草)はタカネツメクサ属で,ツメクサとは属が違うようです. イワツメクサ(岩爪草) はハコベ属です.いずれもナデシコ科ではありますが.

ちなみに,いわゆるクローバーは シロツメクサ(白詰草) で,詰め物(荷物の緩衝材)として使ったことが名前の由来です.

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