2008年3月アーカイブ

ヤブツバキ(藪椿)
3/28, ツバキ科 ツバキ属.別名:ヤマツバキ,ツバキ,ホウサンツバキ,タイワンヤマツバキ.
ツバキといったらこれを指すといっても良いぐらいに典型的なツバキです.厚手の光沢のある葉っぱで,赤っぽい花が咲きます.暖地ならば山などで見かけることも珍しくありません.

サザンカとは違って,散るときは花全体がぼとっと落ちるので,縁起が良くないとされることもあります.

コブシ(辛夷)
3/27, モクレン科 モクレン属.
複数集まって咲いている状態です.やはりハクモクレンと比較してなんだかスカスカな感じがします.

コブシ(辛夷)
3/27, モクレン科 モクレン属.
春に高木が真っ白になるほど花が着いていたら,コブシかハクモクレンのどちらかの可能性が高いでしょう.一輪だけ咲いてるのを撮影しました.
少し見えにくいかもしれませんが,左斜め下に向かって伸びている緑色の葉っぱに注目.このように花のすぐ下に葉っぱが付いているのがコブシで,付いていないのがハクモクレンです.
その他,花弁に見えるものの枚数や幅,花弁の開き具合,花の大きさ(コブシの方がハクモクレンより小さい)などにも違いがあるように思われます.

キンセンカ(金盞花)
3/26, キク科 キンセンカ属.別名:カレンデュラ,ポットマリーゴールド,トウキンセン.
茎が伸びてきました.

ハナハッカ(花薄荷)
3/26, シソ科 ハナハッカ属.別名:オレガノ.
これもハナハッカという名前よりはオレガノといった方がわかりやすいかもしれません.
ピンク色の花が咲きます.
グリークオレガノの方が料理向きとされますが,現時点では葉っぱを見比べても今ひとつ違いが分かりません.

タチジャコウソウ(立麝香草)
3/26, シソ科 イブキジャコウソウ属.
タイムといったほうがわかりやすいでしょうか.料理の香り付けに使われるハーブです.
少し紫がかったピンク色の花が咲きます.

ユキザサ(雪笹)
3/26, ユリ科 ユキザサ属.別名:アズキナ(小豆菜).
根元に近い方の花が開きました.

アマドコロかナルコユリ
3/26, ユリ科 ナルコユリ属.
名札にアマドコロとナルコユリの両方が書かれていて,どちらだか分からない植物です.
以前は赤紫色の芽が横向きになっていたのですが,やっと芽が上に向かって伸び始めました.

イチゴの花(苺)
3/26, バラ科 オランダイチゴ属.別名:ストロベリー.
おなじみのイチゴです.5~7枚程度の白い花びらがある花です.品種はふさのか.

関東の平野部,セージ

| コメント(0) | トラックバック(0)

セージ
3/26, シソ科 アキギリ属.
葉っぱを触ると,癖があるニオイがします.写真のものはコモンセージと呼ばれるものです.
メジャーな割には今ひとつ使い方がよく分からないハーブですが,ソーセージ等にはよく使われます.
うす紫色の花が咲きます.

マンネンロウ(迷迭香)
3/26, シソ科 マンネンロウ属.別名:ローズマリー,ロスマリン.
ローズマリーという名前の方が一般的かも知れません.漢字で書くと何なのか見当が付かないかも.
独特のツンとした香りがあり,肉料理などによく利用されるハーブです.
品種によって白,薄紫,ピンク色の花が咲きます.葉っぱを触ると触ると何となくべたつく感じがします.

聖母マリアが近くにあった白い花が咲く木に着ていた青いマントをかけたら,それ以来青い花が咲くようになったという伝説があるようです.もっとも,青いローズマリーの花は見たことがない気がしますが.

フサスグリの花(房酸塊の花)
3/26, スグリ科(ユキノシタ科) スグリ属.別名:レッドカーラント,レッドカラント,アカスグリ,アカフサスグリ.
緑色の花が咲いているように見えますが,花びらはありません.

フサスグリの葉と花(房酸塊)
3/26, スグリ科(ユキノシタ科) スグリ属.別名:レッドカーラント,レッドカラント,アカスグリ,アカフサスグリ.
葉っぱはこのような状態になりました.花も咲いています.

レモンの花(檸檬)
3/26, ミカン科 ミカン属.
サイパンレモンという名札がついていました.
この付近では屋外で越冬させると枯れないまでも花の付きが悪くなるので,冬場は室内に取り込んでいます.
この場合,3~4月頃に良い香りがする白い花が咲きます.通常は花びらは5枚ですが写真の花は花びらが4枚しかないようです.
蕾の時は薄く紫がかって見えることもあります.

なお,この写真のようにめしべが長い花は実がなる可能性が高いのですが,めしべが短い花は落花することが多いようです.中にはめしべが全くない花が咲くこともあります.

ウワバミソウのムカゴ(蟒蛇草)
3/26, イラクサ科 ウワバミソウ属.別名:ミズ,アカミズ,ミズナ.
株の近くにこぼれていたムカゴからも芽や根が出ていました.

ウワバミソウ(蟒蛇草)
3/26, イラクサ科 ウワバミソウ属.別名:ミズ,アカミズ,ミズナ.
名前の由来としては,ウワバミが出そうな湿った場所に生えている草という説と,ウワバミが腹ごなしに食べる草という説があるようです.
雌雄異株.
葉っぱの付け根付近に白っぽい花が咲きます.その後,ムカゴが出来ます.茎やムカゴは山菜として利用されます.

別名のミズとは別に,イラクサ科 ミズ属のミズという植物がありますので注意.

ワサビ(山葵)
3/26, アブラナ科 ワサビ属.
お寿司やお蕎麦にはつきものの,ツーンとした辛みが特徴的なワサビです.
山間の清流沿いにワサビ田を作って栽培されることが多いようです.

畑わさびという名称で売られているものと清流で栽培されるワサビは同じものとのことです.
最初から畑などの土に植えてあるものが畑ワサビですが,根茎が太りにくいので,葉っぱや花を利用することが多いようです.白い花びらが4枚ある花をつけます.

いずれにしても高温に弱く,この付近での栽培はなかなか難しいようです.

ハクモクレン(白木蓮)
3/25, モクレン科 モクレン属.
複数集まって咲いている様子です.コブシよりは木全体が隙間無く真っ白になったように見えます.

コブシ(辛夷)とよく似ていますが,見分け方のポイントとしては,コブシの花の下には緑色の葉っぱが一枚(場合によっては2枚)ついている点でしょう.
またコブシの花の方が花が小さくて,花びらが大きく開く気がします.花びらに見えるものがコブシは6枚,モクレンは9枚あります.もっとも三枚はがく片なのですが.

ハクモクレン(白木蓮)
3/25, モクレン科 モクレン属.
春に,背の高い木が真っ白になるほど花をつけていたら,大抵はハクモクレンかコブシでしょう.
これはハクモクレンの花のようです.散りかかった花を一輪だけ撮影したものです.
普通は花びらが9枚あるように見えます.

ユキヤナギの花(雪柳の花)
3/25, バラ科 シモツケ属.別名:コゴメバナ,コゴメヤナギ.
花を拡大しました.花びらは五枚です.こうしてみるとシモツケの仲間というのが納得できるかと思います.

ユキヤナギ(雪柳)
3/25, バラ科 シモツケ属.別名:コゴメバナ,コゴメヤナギ.
生け垣として植えてあったものです.
春には細長い枝に小さな花がびっしりと咲きます.枝が真っ白に見えるほどです.

ヨモギ(蓬)
3/25, キク科 ヨモギ属.
道ばたにも生えている雑草ですが,特に新芽の頃は良い香りがします.
もう少し若い葉っぱは綿毛が生えていて白っぽいのですが,そのころの葉っぱを摘んでよもぎ餅に入れます.
葉っぱの裏側は白いです.花は地味です.

レンギョウ(連翹)
3/25, モクセイ科 レンギョウ属.
黄色い花がびっしりとつきます.
明るい黄緑色の葉っぱは枝先などに出ていることもあります.

グリークオレガノ
3/23, シソ科 ハナハッカ属.

乾燥後も香りが強く残り,料理向きとされるグリークオレガノの葉です.特に,トマト料理などによく用いられます.
オレガノの花はピンク色ですが,グリークオレガノの花は白色とのことです.
オレガノの和名はハナハッカ(花薄荷)ですが,グリークオレガノの和名は聞いたことがありません.


3/23, ショウガ科 ウコン属.別名:キョウオウ.
こちらも黄色い染料がとれますが,秋ウコンとは成分が違うようです.
初夏のころに地面から突き出た棒にピンク色の花が咲いているように見えます.

確かに,ウコンの根茎はショウガのものと似ているように思います.

アキウコンの根茎(秋鬱金の根茎)
3/23, ショウガ科 ウコン属.
カレーなどに入れるターメリックです.
秋ウコンの根茎です.これは屋外で越冬したものを掘り出したものです.小さいのですが,もう少しきちんと育てば,ショウガっぽい外見になると思われます.根茎の断面は山吹色でした.

秋に白い花が咲くように見えますが,黄色と白色の部分が花です.

寒さには弱いといわれていますが,地中やや深めに埋めておけば,屋外でも一応越冬可能なようです.

イタリアンパセリ
3/23, セリ科 オランダゼリ属.
イタリアンパセリは平らな葉っぱのパセリです.サラダに散らしたり,刻んでドレッシングに入れたりします.
刺身に添えてあったりする,葉っぱが縮れてもこもこした感じのパセリ(カーリーパセリ)とは別種です.

春から夏にかけて,花茎が高く伸びて,白いごく小さな花をつけます.

ミツバ(三つ葉)
3/23, セリ科 ミツバ属.別名:ミツバゼリ.

お吸い物や丼物などでおなじみのミツバは,日本原産のハーブです.葉っぱは名前の通り,小葉が3つある三つ葉です.

林の中でも意外によく見かけるかもしれません.湿り気が多く,やや暗い場所に良く生えています.
初夏に白いとても小さな花をつけます.

ちなみに,オランダミツバはセロリを指します.

マジョラムの花
3/23, シソ科 ハナハッカ属.別名:スイートマジョラム.
葉っぱに触れただけで良い香りが漂うハーブ(香草)です.
寒さには意外に弱いようです.これは屋内で越冬したものです.
丸い玉状のものに白い小さな花がたくさんつきます.

オオバギボウシ(大葉擬宝珠)
3/23, ユリ科 ギボウシ属.別名:ウルイ,ホスタ.
山菜としてはウルイと呼ばれることが多いでしょうか.新芽なのに意外に大きいです.
新芽は茹でて食べることが出来ますが,コバイケイソウなどを間違えて採取し,中毒を起こす場合があるようです.

ノウゼンハレン(凌霄葉蓮)
3/23, ノウゼンハレン科 ノウゼンハレン属.別名:ナスタチウム,キンレンカ(金蓮花).

こちらは朱色の花のノウゼンハレンです.
黄色い花と一緒にサラダに散らすととても彩りがよくなります.ただ,独特の臭気を好まない人もいるかもしれません.

花の色は少し前まで赤,オレンジ,黄色ぐらいだったのですが,最近は黒っぽいものなども出てきているようです.

ノウゼンハレン(凌霄葉蓮)
3/23, ノウゼンハレン科 ノウゼンハレン属.別名:ナスタチウム,キンレンカ(金蓮花).

ノウゼンハレンの葉っぱです.やや青白っぽい感じがする緑色です.
色合いといい,丸い葉っぱの真ん中付近に葉柄がついているところといい,確かに蓮の葉っぱと似ているところがあるように思います.

ノウゼンハレン(凌霄葉蓮)
3/23, ノウゼンハレン科 ノウゼンハレン属.別名:ナスタチウム,キンレンカ(金蓮花).

ノウゼンカズラに似た花で,ハスの葉っぱに似た形の葉っぱということで,ノウゼンハレンという名前になったようです.

園芸店などではナスタチウムという名で販売しているので,最近はノウゼンハレンという和名よりもナスタチウムの方が呼び名として一般的かもしれませんが,ナスタチウムはオランダガラシ属(例えばクレソン)を指すはずなのでちょっと変かもしれません.

赤,橙,黄色などのかなり鮮やかな5枚の花びらがある花が咲きます.
花はサラダの彩りに,葉っぱはサラダにして食べることが出来ます.葉っぱなどは独特の辛そうな香りがあり,実際,ちょっとぴりっとした辛みがあります.蕾や実はケーパーの代わりに使えるとのことです.

花が咲いた後,一つの花につき,三個のタネができます.

暑さにも寒さにも弱く,特に夏の高温で弱ることが多いようです.実をならせても株が弱ります.また,ハモグリバエの被害に遭いやすく,よく葉っぱに白い線がついているかもしれません.

フサスグリの花芽(房酸塊の花芽)
3/22,ユキノシタ科(スグリ科) スグリ属.別名,レッドカラント,レッドカーラント,アカスグリ,アカフサスグリ.
小さな丸っこいものが何個もあつまった状態の花芽がついていました.
房すぐりは葉っぱが展開し始めると同時に花芽も出てくるようです.

ミズナの花(水菜の花)
3/22, アブラナ科 アブラナ属 .別名:キョウナ,キョウミズナ.
ギザギザな葉っぱに白い茎が特徴の野菜の水菜の花です.以前は鍋に入れられることが多かったように思いますが,最近はベビーリーフなどとしてサラダに使われることも多いようです.

アブラナと同様に,4枚の花びらがある,黄色い小さな花がたくさん集まって咲きます.花びらはアブラナのものよりはやや細い印象ですが,この花の感じはいかにもアブラナの仲間という気がします.

イラクサ科のウワバミソウもミズナと呼ばれることがあります.

ユキノシタ(雪の下)
3/21, ユキノシタ科 ユキノシタ属.
肉厚で表面に毛が生えた,白い筋模様がついた葉っぱです.葉っぱは天ぷらなどにして食べられます.
日陰でもライナーを出して意外に良く増えます.
春から夏にかけて,白っぽいちょっと特徴的な形(大文字草の横棒部分が短い感じ)の花をつけます.個体によってはややピンク色に見える花をつけるかもしれません.

ムベ(郁子)
3/19, アケビ科 ムベ属.別名:トキワアケビ,フユアケビ.
新芽というか新しい蔓が伸びてきました.ムベは一箇所から7枚の小葉がでるようになるまで実が付かないと言われています.
葉っぱはアケビに似ていますが厚めで常緑です.
白っぽい花が咲きますが,花はアケビのものとは似ていません.

キンセンカ(金盞花)
3/19,キク科 キンセンカ属.別名:カレンデュラ,ポットマリーゴールド,トウキンセン.
この付近では秋まき春咲きの一年草として扱われます.この株はまだ花芽は見えないようです.
明るいオレンジ色や黄色の花が咲きますが,何となく仏壇やお墓に供える春の花という印象もあります.へらのような葉っぱには毛が生えています.


ハーブとしても利用され,例えば,花びらはサラダに散らしたり,乾燥してサフランの代わりにしたり,ハーブティにしたりという使い方がされるようです.

別名のカレンデュラは学名です.

単にマリーゴールドと言った場合には,葉っぱが羽状の独特のニオイがある植物の方を指します.

ヤグルマギク(矢車菊)
3/19, キク科 ヤグルマギク属.別名:ヤグルマソウ(矢車草),セントレア,コーンフラワー.
花茎が伸び始めました.畑などに生えたヤグルマギクは1m以上の高さになることもあります.

ユキザサのつぼみ(雪笹の蕾)
3/19, ユリ科 ユキザサ属.別名:アズキナ(小豆菜).
先日のユキザサですが,10日ほどで蕾までみえてきました.花穂の先の方は既に白っぽくなっていますが,寒さか何かでやられたのかもしれません.

これはユキザサとしてはかなり小さく,20cm程度です.通常は人間の膝ぐらいの高さにはなります.

クコ(枸杞)
3/19, ナス科 クコ属.
葉っぱがかなり展開しました.
川沿いに自生しているクコもかなり葉っぱが開き始めていました.

ソメイヨシノの蕾(染井吉野のつぼみ)
3/17, バラ科 サクラ属.
お花見のサクラといえばソメイヨシノといえるほどのおなじみの桜です.もうしばらくすると開花するでしょう.

開花すると薄いピンク色か白色に見えますが,蕾の時はこのようにピンク色です.

ユキザサの芽(雪笹の芽)
3/10, ユリ科 ユキザサ属.別名:アズキナ.
ユキザサの芽が大きくなり始めました.
確かにいかにも山菜といった感じに見えます.

フサスグリ(房酸塊)
3/3,ユキノシタ科(スグリ科) スグリ属.別名,レッドカラント,レッドカーラント,アカスグリ,アカフサスグリ.
もともとはユキノシタ科に分類されていましたが,スグリ科として扱われるようです.
薄い黄緑色の花が咲いた後になる丸い実がは最初は緑色なのですが,透明感のある赤に変わります.ジャムや果実酒などに使われます.

ガンコウラン(岩高蘭)
3/3,ガンコウラン科 ガンコウラン属.
これは盆栽のように植えられていたものです.寒さのために葉っぱが赤っぽくなっていますが,暖かくなると緑色になると思われます.

通常は比較的高い山の日当たりと水はけが良さそうな場所に平らに広がっていることが多いように思います.
雌雄異株で,雌株には秋に青黒い丸い実がなります.

カテゴリ

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.031

このアーカイブについて

このページには、2008年3月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2008年2月です。

次のアーカイブは2008年4月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。