6/24, ゴマノハグサ科 サギゴケ属.(ハエドクソウ科に移動?)
すこし色が薄くて花が小さいのでトキワハゼかとも思ったのですが,匍匐して広がっているのでムラサキサギゴケでしょう.正面から見ると,確かに鳥のようにも見えますが,サギといえるかどうかは微妙です.
たまに真っ白な花を見かけますが,それはサギゴケと区別して呼ばれるようです.
ムラサキサギゴケとよく似た植物にトキワハゼ(常磐櫨,常磐黄櫨)がありますので,相違点をまとめておきます.
ムラサキサギゴケは多年草ですが,トキワハゼは一年草です.
ムラサキサギゴケの方が花が大きくて,色が濃い傾向にあるようです.また,ムラサキサギゴケは上側の花びらが深く裂けますが,トキワハゼは浅くしか裂けません.この写真の花もよく見ると,上側の花びらが深く裂けているのが分かるかと思います.二ツ岳, ムラサキサギゴケ(紫鷺苔) も分かりにくいですが,一番上の花が深く裂けています.
ムラサキサギゴケの方はランナー(出走枝)を出して横に広がっていきます(節から根っこを出す匍匐枝(ストロン)が正しいかも).トキワハゼはランナーを出しません.
また,トキワハゼの方が開花期間が長く,春から秋まで咲いています.ムラサキサギゴケは春だけに咲くことが多いようです.
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