11/1, モクセイ科 オリーブ属.
最近,庭木や寄せ植えの主役として利用されています.果実は塩漬けオリーブやオリーブオイルとして利用します.害虫としてはオリーブアナアキゾウムシ,ハマキムシ,スズメガがつきやすいようです.
写真の品種はマンザニロ(Manzanillo).スペイン原産で小さなリンゴという意味の名前です(ちなみに林檎は manzana).ミッションやネバディロ・ブランコよりは果実がやや大きめです.
収穫期が9月下旬頃からと他の品種よりもやや早く,果実は塩漬けやピクルスに向きます(オイルの含有量が少なめ).葉っぱは小さめで,古い葉の縁は裏側にちょっと曲がっています.
樹形は開帳性で小型,丈夫ですが自家結実性はほとんどなく,果実が炭疽病に弱いようです.
また,ウエスト・オーストラリア・ミッションとは同一品種との説があります.
オリーブにはいろいろな品種がありますがその多くは自家結実性が弱いので,果実を収穫したいのであれば2品種以上を育てる必要がありますが,オリーブの開花時期は品種によって少しずつずれます.
(株)花ごころのサイトでは,開花は早い順に,マンザニロ,ルッカ,ネバディロ・ブランコ,ミッションの順番のようです.そして,マンザニロとミッションの組み合わせだと開花時期がずれてしまい受粉ができない可能性もあるようです.
開花の順番や受粉の相性等の話の続きは11/3のシプレッシーノのところに移動しました(WordPressだと途中で切れてしまうため).
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